応援コメント

第99話 切り拓く意志〈4〉」への応援コメント


  • 編集済

    玖島さんが一瞬で主役の座をかっさらっていったお話。

    彼と二見君の決定的な違いは、彼はこういう言葉を仲間の前では言えないってことですね。だから、第三者がそれを伝えてくれないと誤解されたままで終わる。というより、彼は誤解されたままでいることを望んでいるので・・・不安定なお人です。

    面白いのは、彼は自分で自分をブレない男だと思っているはずで、それは間違っていないのですが、彼が持つ価値は他人に大きく依存しているということですかね。彼は「嫌われ者」にも「お可愛い人」にも「寡黙な変人」にもなり得る・・・巡り会った人たち次第でいかようにも変わるという意味で、実は他者依存性が強いです。まあ、だから清い水(=彼の自己評価を超えた価値を認めようとする集団)に棲めないんでしょうけど。

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    > 自分も彼については受け取る人によってさまざまな印象になると思っていて

    そういう風に狙って書かれてますよね。作中の人でも評価が割れる、読者から見ても評価が割れる、それは彼の価値が周囲の人間次第で流動的に変化するということです。

    作者からの返信

    さりげない一瞬で場をかっさらっていくのが玖島ですね。

    おっしゃるとおり、玖島は誤解されたままでいいというお人ですね。自分も彼については受け取る人によってさまざまな印象になると思っていて、苦手な人も共感する人もいるだろうなと思っています。
    言われてみると、確かに彼が持つ価値は他者に依存するものですね。自己評価を超えて価値を認めようとする人たちには近づきがたい…。客観的に玖島のことを観ることができてとても嬉しく思います。

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    そうですね。彼については意図してそのように描いています。
    作中でも読者からみても評価が変わる彼を最終的にどのように受け止めてもらえるか、楽しみにしているところがありますね。

    編集済
  • よし。くっしー。責任を自分で背負おうとする、さすが年長者。
    まあ、おいおい、もたれることも覚えましょう。
    前回は勝手に自分語りをして、失礼いたしました。

    作者からの返信

    いえ、こちらこそ差し出がましいことを言いまして失礼いたしました。

    玖島も彼なりに責任の負い方を考えているんですよね。たしかに仰っしゃっていただいたように、彼には誰かにもたれることを覚えていただきたいものです。