そっかー。あたってなかったかー(゜-゜)
ですよねー。
ちなみに九藤には血の繋がった家族がいますが、彼らの姿は九藤の中から、だいぶ前に消えています。まあ、そういう例もあるということです。
仕方がないことがたくさんある世の中です。
それもあって創作するのでしょうかねえ……。
立藤さんは『美食牢』を苦さがある、と仰った。
九藤作品の多くがそうです。それは、きっと苦さのない世界などあり得ない、と九藤が培った経験から考えているからでしょう。
だからこそ、稀に零れ出る輝きを得難く、貴いものと感じるのです。
それが九藤の創作です。
作者からの返信
心を整理するには難しいことばかりでしたからね。乱れて当然だと思います。
家族の形は千差万別ですよね。
どのような形があっても否定できるものではないと思います。でも、少しでも相手を許せる心があるといいなと思っています。
ご家族とは計り知れないことがあったのだと思います。それでも九藤様は支え合うことができるお方がいらっしゃいます。一端しかうかがい知ることができませんが、とても素敵な関係で……とても羨ましいです。
編集済
大森さん、すごいな。物事を極めた人は、それを通じて人の内面まで見えるようになる。二見君からすれば、そういう姿を見せられるという信頼あってのことですし。おまけに五十嵐さんの様子をさりげなく観察しつつ、今の二見君にとって必要かどうかまで、ほぼ瞬間的に見極めている。二見君は大森さんがいなければ潰れてましたね。
人との距離感って難しいです。近すぎると煩わしく、遠すぎると何も明かせない。作中の人物はほぼ全員がこの悩みに苦労させられており、ひとつの分析軸となり得る観点だと思いますが、他人の記憶を見られる二見君が一番難しい立ち位置でしょう。(あるいは心が読める拓海君)
彼には、人との距離を一定以上に保っておこうとする心理的な内圧がつねにかかっています。他人の秘密を知ってしまえる以上、他人との距離を気の赴くままに縮めることができず、常に一人で気を張っていなければなりません。自分の能力を抑制的にコントロールしようとしたのも、彼くらいですしね。
まあだからこそ改めて・・・大森さん、すごいな。
作者からの返信
異能を持っている少年少女たちが主軸を担う物語。その中で大人たちは力は持たなくても彼らを支えてくれる存在であってほしい。そう思って書いていたのが大森さんといずみでした。(あとは義明さんも)
修司は大森さんが、朱音はいずみがいなかったら潰れていただろうなと自分も思います。
人との距離感はとても難しいですよね。自分もいつも悩み、間違いながら生きてきました。おっしゃるように和真をはじめ、みんなが悩んでいる問題であり、このお話を構成する大切な要素の一つかなと思います。こうして感想をいただけて嬉しいです。
拓海もそうですが、修司の異能は特に厄介ですよね。そういう観点からみても、ずっと異能を隠して平静を保とうとしていた彼は精神力が強いよな…改めて思います。そして、修司と朱音の様子を見極めた大森さんも頼りになる大人としてみていただけたなら、嬉しい限りです。