真白き壁をトカゲがすうと這っていく 夢でだれかをあざむきました

火のようなひかりを曳いて一生に一度だけ開く窓を見に行く

サプライズ・ケーキを覗かせるひとにさみどりの詩がふさわしいのだ

風の色を指で暈せば焼けた野の果てまで描ける気がしてました

蜻蛉は知らないだろう透明な記憶媒体として指さき

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火のようなひかり からすまぁ @inari_karasuma

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