さみしさを知った夜の味
蒼キるり
さみしさを知った夜の味
泣いた空は全てを投げ打って私にくれた悲しみぶつけてさ
降る雨全て受け止めてもだあれも褒めてなんかくれなくて無意味
手を伸ばしても指先触れるだけで無闇矢鱈な救いは綺麗
なんてことないよと笑うばかりでは助けてなんかくれないからね
涙色ですかそれは綺麗なものは悲しさでできていますね
はっきりと言われるのが楽よ察してくれよが一番大変で
常に側にいることだけが全てじゃない危機に駆け泣けば寄り添い
正反対の色並べよう互い引き立て合うその意味は誇り
言葉にしなければわからないほど遠くはないが口にしたいこと
その髪を守りにするためにくれと囁いてきた夜もあったね
誰も知らない幼ささえ私の胸にあるよ生きていく希望
そばにいたいわけじゃないけど死ぬとき必ずあなたの隣がいい
私の上手くない歌にハモれるのあなただけなのくすぐったいね
世界は不条理単純明快じゃないあなただけが真っ直ぐでさ
明日も覚束ない世界で小指絡ませるのが相棒の証拠
世界がなにを望もうとわたしあなたの手を取る以外のことしない
ほしいものずっと我慢してきたよこの人ちょうだいわがままですか
カメラに写して閉じ込められたら良いのにねどこにもいかないでよ
怖いんですあなたがどこかに行ってしまうと宇宙に取り残される
寂しいとあなたが教えたのでしょう責任とって忘れさせてよ
さみしさを知った夜の味 蒼キるり @ruri-aoki
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