第9話
その道は長くは続いていなかった。
「やっと広くなったな」
そこには、地下とは思えないような広い空間がひろがっていた。
「なんで地下にこんなところが?」
「広いねー」
ディフェはそう言って奥に行こうとした。
「待て、何か来る」
俺はディフェの手を掴んだ。
奥から、足音がする。
「静かに!」
「わかってるよ」
数秒間の沈黙が続いた。
そして、それは姿を現した。
アンデットだ。
逃げるか?
だがこの距離なら直ぐに追いつかれてしまう。
そうだ。俺は自分の能力を思い出した。
鑑定だ。
子供の時から、ずっと使ってきていなかったから忘れていた。
「鑑定」
そう言って、アンデット達を見た。
戦力値550。
他の魔物がどれくらいかは分からないが、俺よりは強いことがわかった。
俺の戦力値は確か50ぐらい。
俺の10倍もあるのだ。
しかも一匹だけではなく6匹ほどいる。
「ディフェ!急いで逃げるぞ!」
これは逃げるしか無い。
しかしディフェはもう戦う準備をしていた。
「これくらいなら余裕だ、アミは後にいろ」
「1秒で片付ける」
悪魔はかわいいのが良い! ぶんんn @bunbunbunbun
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