第14話 エピローグ
黒川易之進は、陸軍省に出仕し陸軍中将にまで上り詰める。薩長閥が幅を利かせる中において小藩出身の軍人としては異例の出世であった。西南戦争において北上する西郷軍を熊本郊外でくい止め政府軍を支えた戦功により、後に男爵に列せられ、
池原利三郎は、女子教育に情熱を注ぎ、小松実用女学校を設立する。現在の愛媛県立小松高校の前身である。
喜多川鉄太郎は、後にプロテスタントに改宗し、小松初の教会を設立する。
その他の者たちの消息は明らかではない。
明治十八年、
明治十九年、重松テイと喜多川トクのたった二人の新入生を迎えた松山女学校の創立式典が行われた。現在の
創立一周年記念の式典で、生徒代表として
完
小松勤皇党顛末記 かわごえともぞう @kwagoe
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