第23話 男色と春画
(これはなんだろう?)
規則正しく置かれた本たちの中に
男のみが描かれている表紙の本があった
僕は、興味本位でページをめくったが
すぐに、後悔するものが目に入ってきた
男同士の春画だ
たくましい男達の艶かしい姿は、僕には見るに堪えないものだった
男色は江戸時代以前に遡るらしく
かの有名な戦国武将も、美少年に恋をしたと言われている
真偽のほどはともかく
同性同士で恋をするなど
僕には、全くもって考えられない話だ
まぁ女性的な顔立ちで、体も女性のように華奢なら
恋くらいは出来るかもしれないが
そんな男はまずいないだろう……
その時、僕はふと大切なことを思い出した
「そうだ、レオがいるじゃないか」
僕は、心の声をおもわず呟いてしまった
漠然とした計画は
これで全ての点と点が線で繋がった
僕の一番美しくて一番残酷な愛 彩場リョウタ @iloca
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。僕の一番美しくて一番残酷な愛の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます