先生(主人公)と凪音さん(ヒロイン)の関係性にくぎ付けにされてしまいました。
人の弱さをしっかりと描いてあり、山あり谷ありで展開されていく物語に没入させられました。
紆余曲折、思い悩みながらも強い信念でヒロインに寄り添う先生の姿に心打たれるものがありました。
先生も凪音さんも、すごく入り込めるような人物設定があり、そんな両者のやり取りにも展開していくお話にも目が離せませんでした。
あと、地の文(先生のモノローグ)がすごく面白くて、幾度となく笑わされました。笑 言葉のセンスが素敵です。
笑いあり、涙あり、最後には感動と、その先の未来の物語を予感させるようなラストが待っていて、心地良い読後感で包んでくれるような作品だと思います。