第107話 アホがアホなことを叫びたいだけ 📚1

学園から戻って、ひとりで料理したよ。


夏野菜と豚しゃぶのそうめん


そうめん(乾燥) 100g きゅうり 1/4本 プチトマト 3個 茄子 1/2本 豚肉(薄切り) 50g ★ごまだれ 大さじ2 だし汁 大さじ1 ラー油 大さじ1/4


素麺とごまだれ。ブタニクっと野菜ってあわせるとおいしい。家族は喜んで食べたよ。


ぱくぱく


それから僕は2階の部屋に戻って、魔道扇風機をブォー。


今日はクソゲ〇をプレイ。


聖飢魔Ⅱ


昔の悪魔みたいなバンドのヴォーカルが主人公のゲーム。アクションゲームなんだけど、主人公が妙な退廃的な世界で悪魔になって冒険してておもしろい。


このバンド、世紀末をモチーフに1999年に解散するって言ってたバンドだったんだって。おじいちゃんの時代の話。


悪魔がモチーフなのに、けっこう楽しく歌っててポップで面白かったって。


なんというか、時代って過ぎ去るんだなって思って妙にノスタルジー。


なんとなく、作品を書く人の時代とともに切り替わっていくのかと思って、面白い、ごく、個人的な人の会話みたいな文章を見たくなった。


僕は本とタイトルを紹介、動画配信したよ。


👹「ごぶごぶ」


アホがアホなことを叫びたいだけ


「アホってオリジナルだ。なんとなくムチャなこと考えると人と違ったユニークが確かに人間には宿るんだ。愛しあったり、友情を社交したり、仕事をしたり、人間って誰も彼もが記号的な+とーと=と変わらないと思う。みんな個人を主張してるけど、ウソばかりだと思う。みんな単なる記号のーでひとくくりにされるべきがみんなすべてだと思う。ただ、アホなことを考えてる人は+、ー、=じゃない。そんな作者さんの個人的なつぶやきみたいなもの。この人の書く文章はあなた方と違って+じゃない。読んでみてください」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054917984530


ん。バズらない。惜しい! ゴブリンが視聴して★4評価をつけた。


のじゃツンなエルネが本にデレてコメントをくれた。


> アホが好きじゃーーーーー! 自分で考えて、自分のオリジナルを主張できるアホが好きじゃーーーーー!


さあ、この文章にはどんな力が備わってるだろ?


と!!!!


わお。


芸人が空で遊びはじめた。


山椒亭ゆうらく


「いやー。なに言いますかーー、人間とはかくも、記号のごとき同じような言葉を繰り返して何年生きるのでしょーー。こんばんはって何年何千年繰り返し、私らは言い続けているのでしょー。なにか、私らって所詮は単なる形のいい工場製品でしかないのではないでしょうか? だから、私は今日、友人に夜の挨拶のときに言いました。「おちゃるめぇーーーー」」


山椒亭ゆうらくはその後、GHQに銃殺されて死んだ。


ダダダダダ


日本を支配しているGHQは、ギャグが嫌いだった。


高杉がなぜか泣いた。


「・・・俺、芸人が好きでさ。なんか今、泣きたい気持ちになった・・・。俺・・・今日のこと忘れない・・・勉強がんばる・・・」


受験勉強で大変な高杉ってけっこう溜まってるものあるんだな。


「がんばれよー」


僕は高杉を応援した。


・・・ん。夏の午後。たまにはこういうのもいいよね。


芸人って命掛けで常識と戦ってるんだ。こっけいに見えても、ほとんどの芸人って、芸が受けなくなったら、路上に倒れて野垂れ死にしてる。


青い透明感のある空に山椒亭ゆうらくは消えてしまったけど、夏の風が気持ちよく吹いたんだ。


うーーん。素敵な芸人の日。サイコー。


僕は次の本を選んだ。


==========👅本の選択============

📚1

📚2

📚3

📚4 しめったエロの本

https://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659059629667

🌟 時間を戻すhttps://kakuyomu.jp/works/16817330659059378375/episodes/16817330659667036136

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