第3話『"#RT~"で読みに行って200件レビューを書いてきた』

 これはTwitterで読ませてもらって書かせてもらう作品を募集して、それにリプライをくれた約二百弱の作品の『強みを褒めるレビュー』を書いたという話だ。


 ちなみに自分は元々なろう出身者なので、カクヨムではほぼ行っていない。


 後から理由は書くけれど、だ。何の見返りも求めなかった。

 読み合いがしたいわけでも、感謝されたいわけでもなく、ただ誰かの筆が一文字でも進んだらいいなと思って始めた事。

 義理で読まれるのは何か違う気がして、自作を紹介する固定ツイートすら消した。


 本文の最後に募集要項を乗せておこうと思うから、まずはそれを読んでから本記事を読むのも一興かもしれない。

 

 そんな経験の中、募集要項の一行目に『なろう限定』と書いた。作品はリプライでとも書いた。

けれどカクヨムからも別サイトからも作品は来たし引用RTで作品を送った方もいた。ルールが読まれてないのは織り込み済みだから、僕はあまり気にしない。

そもそもがって気持ちで始めた企画なんだ、何処のサイトだろうが全部書いちまえって思い、全部書く事にした。ただ流石になろう限定でと書かないと膨大な量になって自分が駄目になりそうだから書いたまでの事だ。


 だけれどルールを読むのは大事な事。


だからという言葉を後に添えた


 僕は基本的に何でも受け入れたい。頑張る人はなろうだってカクヨムだって何処だって同じだから、この企画をやりはじめた理念的には、書くべきだ。

 ルールを読まないのが良い事ではないよねって事は、それぞれがいつか気付いてくれたらいい、それだけだ。でも他の人の迷惑になるのは心苦しいから、それだけは書いた。


 ちなみにその企画は二回目、現在もやっている最中で、今回分を始めたのが2023年5月14日で、現在2023年6月20日だ。

現在の企画としては『101/122』というキリの良い数字をやや追い越し、未だに全て終わってはいないが、今までの元と合わせて、400字詰めのレビューを書いた数が丁度200件に到達したのでこの記事の執筆に着手したというわけだ。


 勿論、これを書き終えたらレビューの続きも書いて、自作も書いて、が待っている。体調面で動けない事はあるものの。レビューを待ってくださる人や、読者の方、誰かを贔屓する事はあまりしたくない。だからやるからには全部やりたいと思って行っている。



 そうして、こんな自分自身に利のない事をしている理由は「筆を折る人が一人でも減ったらいいなぁ」という想い、それに尽きる。勿論相互評価を煽るなんてもってのほかだ。なろうではそもそも規律違反でもある。



 という注意書きも強く書いた、流石に固定ツイートにしたので分からない人はいないだろう。

 ちなみに僕は本当の意味で良い人では無いので、褒めるが悪い部分は絶対に言わない。本当に良い人っていうのは悪い所も上手く指摘出来る人の事だと思っている。


 不快にさせたくないという気持ちもあるし、いつか自分自身で気付いて欲しいという気持ちもあるからだ。ただ、褒め以外を求める人にはTwitterのDMで対応した。それはそれで、ちゃんと向き合って良くないと思った所を指摘させてもらった、僕は何者でもないのに……! 怖かった!

 内容についてどうこう言うのは野暮だと思うのでしなかった。ただひたすら、作者の持つ強み、良い部分を見つけようとした。


 結局、200作品書けたという事は、ということだ。


 でっちあげなどせず、タイトルに悩み、時には褒める部分を一生懸命探し、時にはあらすじと一話少しを読んだだけで書ききれなくなったりする。

 当たり前だが良し悪しはある。良い所を見つけるまで時間がかかる作品も、あっというまに書ききれなくなる作品もあるのだ。

だからさっき自分に利が無いと書いたのは嘘だ、良い経験だった。

ちなみになろうのレビューは400字が限界、全てのレビューで『これ以上書けません』を見るまで文章を書いてから、内容を添削して390~400字に合わせた。

カクヨムはどれだけ書けるか分からない、2000文字に届かないくらいのレビューを書いたのが自分の中では最長だったはず。



 そうして、やってきました創作論のようなもの。

 これはあくまで経験として、自分が目撃したかもしれないエピソードとして書いておこう。批判するつもりは全くないが、正直な所レビューをでっちあげをしている人もいる……かもしれない。これは自分が200作品のレビューを書いたから気づいた事だと思う。


「あれ? 今日なんかすげー同じタイトルのレビュー見る気がする」

 そんな事を思ったのが気付いた(何に?!)きっかけだったと思う。

一日に十件書く事もあったし、どんな作品かと見に行く事も多かったのだが、その中でなんとも同じタイトルを目にした日があった(かもしれない)のだ


「面倒だ、もう言わなくても分かるよな? 兄弟」

「あぁ、ここから書くのはお前の妄想だろ?」

「話が早くて助かるよ。マスター! ブルームーンを二つ!」

「男同士なのになんて酒を頼むんだよ兄弟、此処には誰もいないぜ

?」

「良いんだよ、ブルームーンのカクテル言葉は『言えない話』だ」


 そんな茶番はおいておくとして、ある意味これこそが『創作論』の一つかもしれない。真似をする人は規約にひっかからないように、頑張ってみたら伸びるかもしれないと思う。


 これから書く事について、僕はし、

 というだけの、エピソードとして受け取って欲しい。


 タイトルはまるまんま複数個のタイトルを流用していた。

読者はレビュアーがどんなレビューを書いているのか確認する事があまり無いのだろう。事実その人が言及されていないのだから。

内容は大体作品ごとに違う事を書かなければいけないにせよ、なんとでも言えるような内容。


だ。


『いくつか考えてあるうちのテンプレタイトル』

 読みやすい! すぐ最新話に辿り着きました!

 一緒に読みませんか?! 驚くような展開!

 まさかこうなるとは! ハラハラさせられました!

 洗練された描写(どんな描写か書かないのがミソです)!

 楽しくて時間が飛ぶようでした!

 内容は~(あらすじか一話に書かれている事を書き崩す)


 

 こんな感じで、とりあえず簡単にレビューは出来上がってしまう。

 そして最後の仕上げに最大評価をひとつまみ。


 これが単純に、作品に対しての読者の愛ならば良いなと、心から思う。

 というかハッキリ言って人それぞれなので愛じゃなくてもいい。だが見ているヤツは見ているし、甘さを残すと気付かれちゃうぞ。と思いながら僕はそんな


 でも、こういうのも好きにやったらいいと思うのだ。

 作者はレビューを書かれて嬉しいし、レビュアーはどんな気持ちでやっているのかは分からないから、単純に面白いと思って書きまくっているのかもしれない。全ての作品が最高の評価の作品だと思っているのかもしれない。


 言ってしまえば、自分の作品にもお返しで星5が入ってくる、かもしれない。


 なんだ、Win-Winではないか。悲しむ人など何処にもいない。個人的に自分がやらないというだけで、色んな人が色んな方法論でやっている事の一つだ。本当にそんな事があるかは、知らないけれどな!


「喋りすぎて酔いが回っちまってるぜ?」

「あぁ、少し頭が痛いよ兄弟……」


 往々にしてある事だ。

ただ、レビューを書いている時にそういうのに出くわすとは思わなかったという話。

いや、幻覚だ。誰もやっていない。もしいたとしても善意だ。善意でやっているし、Win-Winなのだ。何の問題も無い。そうだろ。そうだろ!



 という話はおいておくとして、レビューを始めたきっかけに戻ろう。

それは約4年前、一緒に物を書き始めた友人全員が筆を折ったからだ。

それらについても否定する気はサラサラ無い、他にやりたい事が出来たならそれが一番だ。

 

 物を書くって事のは強制されてやる事ではない。自分が一番幸せに生きる為に捨てるべきものが執筆ならば、それを捨てるのも決して悪い事じゃあない。


――けれどさ、やっぱり寂しかったんだ。

 だからそんな人が減ったらいいなぁと思って、無償でレビューを募って、読ませて書かせてもらった。そんな中で起きた色々のお話。実際に筆が進んだと言ってくれる人もいて、嬉しかった。


 ちなみに100人以上の応募者がいれば、10人くらいは直接メッセージやリプライでお礼を言ってくれる。

感謝されるのは勿論嬉しいが、それを強要しているわけでも、感謝してくれと言っているわけでもないのに、お礼を言うような人もいるのが、少しだけ綺麗に思えた。

 作品を読ませてもらい、書かせてもらったこちらが『ありがとう』と言うべき側なのに、優しい人達だなと思った。


 40人くらいは、Twitter上で喜んでいるのを目にした。

あとの50人、半分くらいは触れずにいてくれた。それはそれで全く構わない。だってお礼を言うのはこちらなんだから。


 そんなレビューを書いてみたよというお話、これはそのうちなろうでエッセイとして改めてアップしようとも思う。勿論書き下ろしでね。


それじゃあ募集要項だ。


1

#RTした人の小説を読みにいく

・『"小説家になろう限定"』でレビューを書かせてください。

・RT等やいいねやフォロー、僕の作品について触れる必要は一切無し。興味がある方のみ好きにして頂ければと思います。

・僕の我儘なので先に僕から感謝を。

・キリの良い所まで読み"貴方"を褒めます。


 インプレッション31,177

 いいね164(一切無しって書いたけれどね! まぁいいけど!)

 RT118(一切無しって以下略だ! これはまぁハッシュタグにもあるしね!)


2』ちなみに以降のインプレッションは大体1000です

・『僕個人のやり方です。他の方と混同なさらないようにしてください』

・作品はリプライにて。

・自作を優先するので遅れる場合があります。

・全ての作品を読み、書きます。

・評価値は個人の基準でつけるので、平均値を気にする方はお控え下さい。

・順不同、読み始める時にいいねを押します。

・リプライでの作品紹介(テンプレ文章いらないよって事だったのだけれど、これはちょっと分かりにくかったなって反省してます)は必要ありません。

・頂いた作品数によっては、複数作を深掘りをするスペースをする場合があります。リプライにスペース○と書いて頂ければ事前告知の上、より褒めます。無かった場合は触れません。

・褒め以外の感想についてはレビュー後にDMを頂ければと思います。

・以上!


8

・以前レビューさせて頂いた作品~

 について、既に何人かの作者様からレビュー済みの作品を頂いてしまったので、そちらはレビューの改稿という形に変更させていただきます。

それと、確認出来た分は全て書くので、進捗具合は名前の後ろの数字を参照して頂ければと思います。


 あとは同じタイミングでなろうでのポイント買う問題で自分の#RT~に対して物を申す方が大量に発生してしまったので、その時に書いた内容。


悲しい話題が出回っているので、今やっている事のルールで特に大事な所を二つ。


1,RT等やいいねやフォロー、僕の作品について触れる必要は一切無し。

2,『僕個人のやり方です。他の方と混同なさらないようにしてください』


「意訳」

1,規約違反になるからやめてね。

2,他の人に迷惑はかけないでね。


評価も☆5連打では無い証明として、心苦しいけれど書くね。

作品募集時に書いた『評価値~』の話。

☆1 発表の勇気を称えてつけない。

☆2 エタらないでね。

☆3 書いていて偉い。

☆4 一般的に正しい文法。文章への拘り。より良い強みが見えた等。

☆5 ☆4条件を複数満たしている。端的に面白い等。


☆2については滅多につけません。いつかまた書いてくだされば良いなと思います。

34

☆3はレビューの内容に加えて、作品を書き続けている事への評価です。

☆4はより良い所があると思った作品への評価です。


☆5は書き手として見習いたいと思うような作品への評価です。




 そーんな感じの企画をやってたよっていうお話でした。

創作論は、途中にあったよね、多分。もしかすると幻覚かもしれないけど!


 でもさ、実際の所、こういう風にネット小説って回ってるんだよね。

ちょっと暗い話になっちゃったけれど、次の話はレビューを沢山書いて、単純に技術として思った事を書こうと思うよ! 文体とか、何を以てあらゆる作品を良しとしていったかみたいな、個人的に創作に於いて褒めたいと思った事を書くつもり!

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