第2話『Twitterのスペースは創作論の海だったのさ』
この創作論は、あらすじや一話に書いた通りTwitterのスペース機能がきっかけで始めたのだけれど、意外と使っている人が多かったり少なかったりするから、それから話して行こうと思うんだ。
Twitterのスペースっていうのはまず『ホスト』がいる。いわばそのスペースの管理者でスペースを開いた人の事だ。悪い人をラ◯ダーキックする事も出来れば「貴方と話したい」に応じる事も出来る。勿論応じない事も出来る。
ちなみにブラウザ版だと基本的にリスナーしか出来ないので注意!
「このホストさん、話したい人はどうぞって言っているし話してみたいなー」って思う人はスマートフォン版でスペースを開いてみてください。スピーカーリクエストを押して承認してもらえばお話出来ます。されない場合は……仕方無い! 次々!
ちなみにリクエストをして許可されても最初はマイクミュートになっているはずだから、ミュートを外してお話してね!
自分は2023年4月頃に、スペース機能を使ってみて面白いと思ったのがきっかけでした。
まずはスペースを20回開いてみて、40時間くらい言葉の壁打ちを続けてみた。
1人喋りの練習という名目、僕は無意味でも意義を感じられる事が好きだ。時間の無駄かもしれないが、それを「馬鹿だなぁ」って笑ってくれる人がいたら嬉しい。
基本的に誰一人として来なかった。
来るようなタイトルにもしなかったけれど、それこそ『初心者の為の創作論』だとか書けば聞きに来てくれる人もいたかもしれない。でも僕も初心者なので言える事は多くない。雑談をし続けた、架空のリスナーに向けて。
そうして20回目の1人喋りを終えた頃、最初は4時間5時間とダラダラ雑談し続けていた事を箇条書きでまとめるという作業をしていたのだけれど、最終的には『キチっとしよう!』と思い30分で話をパパっとまとめるようになったので、使い方としては違うけれど、それに満足して一旦やめました。
それからきたる6月始め、もう一度スペースを始めてみると何となく知り合いが出来て、お話をする事には慣れていたのでお話をさせてもらって、その知り合いのスペースにもお邪魔させてもらって、なんて事をしているうちに物書きさん達と話す機会が増えた。
そこで僕は気付く。
――もっと早くリスナーとして聞いてたら良かった!
スペースでは日々物書きさん達が雑談をしていたりするという事に気付いたのだ。
勿論ホストは色んな人がいて、色んなスペースがあると思うけれど、リスナーとして聞く分には嫌な顔をする人はいない……と信じたい。
一応リプライを送る事も出来るし、簡単な絵文字を送る事も出来る。それに返答が来るかは分からないけれど……! そして無いとは思うけれど……ライ◯ーキックれたならそのスペースは自分の生息地に適していなかったと思うといいよ! こちとら怪人じゃないっての! ただのけものさんだよ! ちなみに自分はされた事無いのでそういう事は起こらないとは思いますが……。未来は未知だ。
そういった事が全体の比率に対してどのくらいあるのかは良く分からないのだけれど、少なくとも僕は半月くらいのうちに自分よりずーーっと格上の人のちゃんとした創作論をたっくさん聞けてラッキーだった。
僕はホスト側にいたり、スピーカー(ホストに会話の権限を渡された人)になっていたりしたので口頭で話せる事も多かったという事もあるけれど、単純にリスナーとして聞くだけでも得られる物があるスペースはあると思う。
スペースでは意外と大きな公募の賞を取っている人だとか、最終選考に残っているような人がお話をされている事もある。運が良ければそういう人達の思っている事を聞いて刺激を受けた! なんて経験も出来るだろうと思う。
リスナーとして入ると自分のアカウントが表示されてしまうので緊張すると思うけれど、リスナーとして飛び込む分には絶対に自分の声は乗らない。ホストかスピーカーにならない限りは、単純に聞くだけの場所なのだ。だから合わなかったらそれまでの話でいいのだ。
だって此処はネット社会!
開かれたスペースにお邪魔して何が悪いってんですか!
悪口だとかは勿論言っちゃいけないけれどね!
挨拶して良さそうな空気感を出してくれたら出入りの挨拶はしても良いと思うけれどね!
ただ、ひたすらに物書きさん達が普通の雑談をしている場所も大いにあるので、もし興味が無ければお邪魔しましたという言葉と共に自分の欲しい情報を探しにネットの海を漂うのだ。好きなホストさんに出会ったら、そこに常駐して仲良くなれたらいいよね。
僕自身は、好きな人のスペースにリスナーで入って、作業用BGMにさせてもらって執筆したりしている事も多いです。
ただ、ホストと二人っきりは照れちゃうので、何人かいる場所を狙うといいかもしれないね!
ちなみに僕もホストでスペースを開く時があるけれど、その時は来る者拒まず去る者追わず、二人きりでも構わないし、一杯いても構わない。喋りたい人は喋ってくれて構わないし、聞いていたい人は聞いていてくれて構わないっていうスタイルでやっているよ。リプライも挨拶もしてくれてもいいし、してくれなくてもいい。けれど反応は気付かないとかでなければ必ずする。そういう所は……少ないかも?
僕の場合は「スピーカーに上がりたい人がいたらどうぞ」なんて事を言います。
スピーカーに"上がる"って言うんですよね、不思議な文化だなぁって思いました。
それを聞いて、たとえば僕のスペースで僕とお話をしてみたいなって人がいればスピーカーリクエストっていうボタンを押せばいいわけです。それを僕が許可したらそれでとりあえず俺達は男も女も歳も関係無く友達だぜ兄弟。とはいえ相手に合わせて敬意を持って口調は選びますが。
勇気とホストの許可さえあれば実際に物書きさんであれ誰であれ、肉声でお話出来るっていうのは凄く便利な事だと思うんだ。人の合う合わないは勿論あるから、嫌な思いをすることもあるかもしれないけれどね。
今回は、創作論を文字で読むのも良いけれど、実際のやり取りを聞いて人の血が通って声に乗っている言葉を聞くのも悪くないし、実際にやり取りが出来そうなら、してみるのも悪くないんじゃないかなっていうお話。
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