作者様ご自身のキャッチコピー、「マスターどこの国から滅ぼす?」「やめなさい」が秀逸です。こういうお話です。スキルチート系のお話です。舞台設定、世界観や歴史までが詳細に作りこまれているので物語に没入できます。それもすごいんですが、なんといっても面白いです。一話一話が面白く、後を引くので止まりません。それが現在74万字。延々と楽しみが続く幸福感。休みの日にまとめて読むもよし、通勤通学の楽しみにちょっとずつもよし。毎日の「あのお話の続きが読める!」が楽しみになります。
「ふーはっはァ! 胡散臭いなどと失礼な……雇い主から捨てられたところをラッキーと思いながら職の斡旋に来たというのに」「くはははーっ! では、尋問を始める!」「ふーはっはっはっはァー!! ……ぶっちゃけ必要になると思ってなかったからどこに置いたか忘れた」こんな感じです。
主人公が俺様系でありながらも理性的な性格ながらも少しぬけているタイプであるためにどこかわきの甘さがよいキャラクター性として立っている。読んでいてところどころにコミカルな展開がおきることで、文章の強弱があって読んでいて楽しい。序盤で最強の力を手には入れるが、自身の実力もしっかりと把握しているので無茶苦茶なことを言いながらも無茶苦茶な行動には出ないために極端な物語の破綻を感じないので続きを楽しみにしたい。
『コメント・レビューを書き合いたい! 読専さんも大歓迎!』企画から来ました。遺跡編を読みました。冒頭のフックが上手いと思いました。いきなりひきつけられました。遺跡に入ってからの、翻訳スキルを駆使した推理劇は楽しかったです。チート設定でありながらもスリルを残すのは、バランス的に難しいと思うのですが、ドキドキしながら読めました。