ゲーム(ドリームキャスト)

83. ドリームキャストに見た夢 (1)ビジュアルメモリと『ソウルキャリバー』【回顧録】

真野魚尾(まの・うおお)です。以前にセガサターンの思い出を長々と語らせていただいたのですが、その初回に『シャイニング・フォース』のお話をしたのは憶えておいででしょうか?


★セガサターン、シタ!(1)『シャイニング・フォース』

https://kakuyomu.jp/works/16817330658975712480/episodes/16817330660219069441


気になる『シャイニング』シリーズの続き、絶対に後継機で出ると信じていたのですよね。一も二もなく買ったのですよね、ドリームキャスト。結果は……推して知るべし!(号泣)


そんなこんなで夢は破れたものの、それとは別に沢山の夢を名機・ドリームキャストからはもらったわけです。



◆ピーッ!(禁止用語ではない)


ドリームキャストの記憶媒体といえば、小さな液晶画面と操作ボタンが付いた「ビジュアルメモリ」です。ソフト本編と連動したミニゲームが遊べるようになっていて、そのために別途ボタン電池が必要でした。


ただし、セーブデータを保存するだけであれば電池は必要ありません。ミニゲームの用意されたソフトは限られます。早い段階で、電池は使わず本体(コントローラー)に差しっぱなしのスタイルに落ち着きます。


ですが、この使用法には一つ問題がありました。本体を起動し通電する度「ピーッ」と甲高い起動音が鳴り響くのです。毎回です。温厚な真野も堪忍かんにん袋の緒が切れます(逆恨みです)。


※以下は非推奨の方法です。


悩んだ末に、真野はビジュアルメモリの後ろのネジを外し、カバーを開けて、スピーカーにつながっているコードをペンチで切ってしまいました。静かになって一安心! (真似しちゃダメです)



◆あれは確か暑い夏の日だった……


ところで、本体と一緒にソフトは何を買ったのか。はっきりとは思い出せないのですが、その日の天候と発売時期から考えて『ソウルキャリバー』だったと推測できます。


実のところ、ドリームキャストはソフトのラインナップがじゅんたくとは言い難く、ショップには真野に縁のあるゲームがそれしか置いていなかったのも理由かと思われます。



◇『ソウルキャリバー』


かつて真野がゲーセンでプレイしていた3D格闘ゲーム『ソウルエッジ』の続編です。グラフィックは大幅にグレードアップされていて、キャラや背景の綺麗さ、モーションの滑らかさにも驚かされたものです。


特に、興味を持って久しかった中国武術のリアルなアクションは衝撃的で、格好いい演舞をウォッチモードで延々と眺めてはうっとりしていました。お気に入りはシャンファの剣術と、キリクのこん術です。


当時の格ゲーとしては珍しい一人用モードの充実も、ぼっちゲーマーには嬉しい仕様でした。世界を巡りながら様々な条件達成を目指して戦ったり、ゲーム内通貨でイラストを開放していくのも楽しかったです。




次回は格闘ゲームのお話の続きを語りたいと思います。

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