金木犀のような君に恋をした

寝子

俺が君を知った日。

高校に入学して間もない時、席の近い人同士で自己紹介をすることになった。

「え、えーと、俺の名前は藤沢るいって言います。中学の時はサッカーやってました。あ、あと一応小学生の時は書道もやってました。これからよろしくお願いします!」

俺が緊張しながら自己紹介をすると、

「書道?へー!意外!」

俺の2つ後ろの席の大人しそうな黒髪ロングの眼鏡をかけた女の子が反応してくれた。

特別可愛い訳でもなく、だからといって可愛くない訳でもない普通の女の子だった。

なぜ書道に反応したのかは分からないが、緊張していた俺にとってはそれでも反応してくれたのが嬉しかった。


それから他の子達も自己紹介していきその子の番になった。

「金木 花です。中学の時は陸上をやっていました。お願いします!」

自己紹介を聞いた俺は、大人しそうだけど陸上をやってると聞き、驚きはしたものの、関わることは無さそうだなと思っていた。


自己紹介が終わったあと休み時間になった。

俺は幼稚園からずっと一緒の幼馴染、阿佐ヶ谷 夕と話していた。

「るい!この高校可愛い子多すぎじゃね?!」

「はいはいそーだねー」

「なんだよ、つれないなぁ

高校と言ったら恋愛だろ!青春だろ!」

こいつ、頭の中それしかないのかよと思いながらも俺は教室を見渡してみた。

あまり意識してなかったがほんとに可愛い子が多かった。

「確かにこのクラス可愛い子多いな」

「だろ?で!誰がるいのお気に入り?」

「まだ入学したばっかでそんなのいるわけないだろ

そもそもいたとしてもどーせ付き合えねぇよ」

「るいは幼馴染の俺から見てもイケメンなんだから自信持てよ〜」

いつもどおり夕がからかってくる

小中と告白されたこともない俺がイケメンなわけが無い。それにしても、こいつに言われるとほんとに腹が立つ、なぜなら夕は背が高くすらっとしていてイケメンとは思わないがある程度顔が整っていてコミュ力があって中学の頃、1部女子からモテていたからだ



そんな感じで夕と話していたら、1人の女の子が話しかけに来た。

「藤沢くん?であってるよね?かっこよくて話しかけちゃった!」

「え、あ、はい、、!」

これまであまり女子と話すことがなかった俺はかっこいいと言われ照れながら返事をする。

どうやら話しかけてきた子は渡部さんと言うらしい、髪型は肩までもない長さの綺麗な茶髪でとても可愛く、ザ一軍女子って感じの子だ。

「今度このクラスで打ち解けるために遊びに行こうと思ってるんだけど藤沢くんも行ける?ついでに阿佐ヶ谷くんも」

「俺はついでかよ!まぁ行きたいけど」

「多分行けると思うよ」

クラスに馴染めるならと思い、特に予定がなかった俺はそう返事をした。


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金木犀のような君に恋をしたを読んで下さりありがとうございます。初めて小説を書くのでここおかしいななどありましたらバンバン指摘してください!アドバイスなどもいっぱい欲しいです!








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