絶対なる悪の美学〜親友キャラに転生した悪役に憧れる青年の場合〜

登場人物紹介

▼ルキヤ・メルギア

・気高き悪役に憧れる青年、御堂聖河の転生体。ゲーム『New World Story』では、クロイツ王国の貴族派筆頭のメルギア公爵家次男。主人公の親友として登場するが、初期ステータスの低さからチュートリアルが終わるとすぐにパーティーから外される不遇キャラ。しかし、条件（レベル30）をクリアすることで覚醒し、ぶっ壊れのチートキャラになる。

容姿はとても整っており、色白の肌に漆黒の髪、深紅の瞳が特徴的な美少年。

そんなルキヤに転生し、シナリオ通り親友キャラになるのではなく、以前から夢だった悪役になることを目標にした。本編のメインヒロインと婚約したり、人類最強を師匠にしたり、未知のダンジョンで死にかけたりと、既に不測の事態が多発しているが、『幻想図書館』での一戦を終え、今後はそれらを全て乗り越えていくことを決意した。ちなみにレベルは入学直前で70。人類最強による週四日の稽古を四年間も続けたのだ。間違いなく学生としては最強。世界でも屈指の実力を身につけたはずだ。

〈補足〉

実はゲーム『New World Story』のver.2.0で追加された新シナリオ、『sideルキヤ』の主人公。ルキヤは知らないが、既に新イベントを幾つかこなしている。

▼アイゼナ・クロイツ

・クロイツ王国の第二王女にしてゲーム本編のメインヒロイン。クールな雰囲気の金髪碧眼の美少女。八歳の時にルキヤと初めて会った日からルキヤLOVE。頑固な父親である国王に婚約を認めさせるために奮闘。会えなかった四年間が愛を深めた（と思っている）。普段はクールだが、テンパったときとルキヤの前ではよくドジをする。花嫁修業は完璧。

〈補足〉

ルキヤがグラディウスの稽古を受けてる最中はマーリンに魔法の稽古をつけてもらっていたため、魔法操作はかなりのもの。

▼メイ・メルギア

ルキヤの6歳下の妹。明るく優しい性格で、ほぼ全ての人に愛される癒しキャラ。家族が大好き。

▼ロイド・メルギア

ルキヤの7歳上の兄。未登場。他国の王族に婿入り済み。

▼ガリア・メルギア

メルギア公爵家当主。貴族派筆頭。ルキヤたちの父親。世間からは貴族派のトップとして恐れられているが、実は国王とは元学友で今でも親友。国をまとめるために悪を演じている。家族が大好き。

▼マリナ・メルギア

メルギア公爵婦人。ルキヤたちの母親。悪役のガリアを献身的に支える良妻賢母。家族が大好き。

▼ルル

青髪のメイド。登場回数が少なく忘れられているかもしれないが、侍女の学校を首席で卒業した後、すぐにメルギア公爵からスカウトを受け働き始めた、かなりのハイスペックメイド。

▼トーマ

初登場。ルキヤが入学直前にスラム街で保護した青年。希少属性持ちで、本編では敵役として登場したが、今はルキヤの専属執事に。

▼グラディウス

『英傑』。元近衛騎士団長。本編ではルキヤを除けば人類最強。四年間ルキヤに稽古をつけた。ルキヤと同い年の娘がいるらしい。

▼マーリン

『賢者』。元宮廷魔法士筆頭。強さはグラディウスに次ぐ。一時期はルキヤに魔法の稽古をつけていたが、ルキヤがゲーム知識とチートスキルを持っていたため、登場頻度は少なめ。

▼アリス・キャロル

長い白髪に大きなリボンをつけたゴスロリ衣装の少女。見た目は八歳程度。魔王の娘。SSS級ダンジョンのマスター。彼女自身のレベルは低いが、彼女のスキルで召喚されるモンスターはほとんどが作中最強クラス。レベルが上がる度に召喚できるモンスターの種類と数が増える。特定の条件を満たせば攻略可能なサブヒロイン。

▼マナ

薄汚れた銀髪の少女。スラム街で襲われているところをルキヤに助けられ、孤児院に保護される。どうやらゲーム本編に関わってくるみたいだが・・・

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《作者コメント》

とりあえず今出てる主要キャラをまとめてみました。追加した方がいいキャラがいたら教えてください。

次回から新章です。よろしくお願いします！

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