第25話 マイクラとスローライフという世界観<5>
2度目のTVゲーム『マインクラフト』をぼちぼちと楽しんでいる。
初めのゲームでは、凝った家を建てて地図もどんどん広げて、使い道に関係なくいろんなものを集めまくってチェストを一杯にするという使命感(?)に燃えていたのだけど。
2度目となる今回は、家はもともと村に建っているものを改築し、地図はいまだに始まりの村のある1枚目から出ることはなく、洞窟もまた目移りすることなく3か所を徹底的に探索している。
そのために廃坑を2つも見つけて、木材には困ることがない。
現実の世界でのスローライフには懐疑的なのだけど、『マインクラフト』ではゆっくりのんびりとスローライフを楽しんでいる。
ピースフルという敵モブの出ない設定ではあるけれど、建築材料にも鉱物にもお金のエメラルドにも不自由していない。
よく「村が見つからない」とか「廃坑が見つからない」とかの書き込みを見るけれど、「それは『マインクラフト』の遊び方を間違えていない?」と思ってしまう。
『マインクラフト』でゲーム進行をぶっ飛ばし過ぎて、あれこれの不満がつのりやがてゲームそのものが楽しめなくなる現象は、カクヨムで思いつくままの新作小説の冒頭を書き散らかし、結局そのどれも完結までに至らないという焦燥感と共通するものがあるような気がする。
ところで近況ノートのほうに改築途中の村の全景と家の写真をアップしているのだけど、それをつくづく眺めていてあることに気がついた。
私は<調和>と<まとまり>を重視するあまり作るものに面白味が欠ける。
そしてそれは書いている小説にもいえることだ。
① ごちゃごちゃとあらゆる可能性を詰め込んでいて、それでいて調和がとれていて見る者読む者を新鮮に楽しませる。
② すっきりとまとまっていて安定感があり破綻もないけれど、面白味に欠ける。
③ 手抜きでまったく面白くない。
あるいは、詰め込み過ぎたゴチャゴチャ感に作者の意図がまったくない。
すべての創作はこの順番ではないだろうか?
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