第4話 第一回人類滅亡会議 Scene4


あまちゃん:

「それにしても、薄情過ぎじゃろ!人類の存亡がかかっとるというのに!」

怒りが収まらない、アマテラスは両手を組んで口を尖らせる。



づめ子:

「でも、それってさぁ。みーんな今の人類に興味が無いって事なんじゃない?」

他意の無い表情で俯瞰的に発する。




(さすが、うずめ様・・・するどい、、、)





あまちゃん・ツクヨミ:

「「あーーーー。」なる。」

 


あまちゃん:

「たしかにのぉー、信仰もせずに困った時だけは神頼み。それじゃ愛想もつかされてもしかたがないかのぉ。なら、これは人類が悪いっ!」

「つまりは、ワシの人徳のせいでは断じて無いっ」

勢い良く、束になっている委任状を叩く。




ツクヨミ:

「あまちゃん、結局それが言いたかっただけでしょ」

「でも互いに感心が無いのは、いただけない」



づめ子:

「こりゃあ、もう滅亡コース直行かな〜〜。」



ーーーーーーーーーー




(これは、悪い流れだ。)

(このままでは、人類滅亡の方向に話が向かってしまう。)


(私は、人類滅亡には断固として反対なのだ!)


(なぜかって?そんなの決まってる。私は、人類のカルチャーが大好きだからだ!)


食文化、スイーツ文化、ファッション文化、オタク文化、数えれば無数にある進化し続けるカルチャー。


(私は、もう人類文化の虜なのだ。)


(先日食べた、モンブランなんてもう最高だった。口に入れた瞬間の、柔らかいスポンジとガツンとくる濃厚な栗の風味、もやは咀嚼を必要としないそれは至高の逸品。)


ジュルっ。


(おっと、思い出すだけでヨダレが・・・あれはまさに文化がもたらした産物。)


(つまり、人類がリセットされたら、これまでに人類の生み出した産物は全てリセットされる。今の文化レベルに達するにまた何千年とかかるかもしれない。最悪生み出されないまである。)


(そんな事は絶対にさせないっ。)



(あと、やっとの思いで手に入れた、PS5のためにも・・ハードがあってもソフトが無ければなんの意味も無い!FFの続編も既に予約してあるっ!)

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〜人類滅亡会議〜 しまリス @shima_risu

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