第10話 勇者たちの麺聖

 ミ=ゴラーメンの脅威が去り、平和が戻った葛飾区のラーメン屋。清水とジョン戦いの結果を喜びながらラーメンを頬張っていた。


 清水は満足そうにうなずきながら、スープをすする。彼の顔には勝利の喜びがにじみ出ていた。

 対して、ジョンは溜め息をつきながら口に運んだ麺を噛みしめます。


「しかし、よくやったな大輔。あのミ=ゴラーメン相手に立ち向かうなんて、まさに伝説の勇者だぜ」


 ジョンは褒め言葉を贈る。


「ありがとう、ジョン。でも君もなかなかの腕前でしたよ。あの炎はミ=ゴラーメンにとってはかなり痛かったはずです」


 清水はにっこりと笑いながら答える。


 二人は互いに敬意を抱き合いながら、ラーメンを優雅にいただく。店内には和やかな雰囲気が広がり、戦いの疲れも少しずつ癒されていった。


「この一件で麺聖教団も壊滅しました。葛飾区のラーメン屋に平和が戻ったというところでしょうか」


 清水の言葉にジョンはうなずきながら応える。


「そうだね。彼らの野望が阻止されたことで、多くの人々が安心してラーメンを楽しめるようになる。それが僕たちの目指すところだったはずだ」


 二人の目が交差し、意思が通じ合う。彼らはラーメンの力を信じ、人々に喜びと幸せを届けることに生きがいを感じていた。まさに、運命の出会いだったのだ。


「それにしても、ジョン。『ミ=ゴ』とは結局なんだったのか……いや、それ以前に、君のラーメンの腕前には驚かさました。まるで楽器を奏でる指揮者のように優雅で確かな麺捌き……何か秘伝の技でも持っているのですか?」


 ジョンはニヤリと笑いながら返答する。


「いや、特別な技なんてないさ。ただ、素材の力を最大限に引き出すことが大切だと思ってるんだ」


 二人はお互いのラーメンに対する情熱を感じ合いながら、未来への希望と平和を確かなものとして感じていた。

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葛飾、クトゥルフ、時々ラーメン。 何屋間屋 @nann_ya_kann_ya

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