第9話 命を救う麺聖
清水は両津勘吉の精神を胸に、ミ=ゴラーメンに立ち向かう。彼の麺の技術と勇気が一体となり、清水はミ=ゴラーメンに対して圧倒的な攻撃を放つ。
最後の一撃は致命傷だった。ミ=ゴラーメンは崩れ落ち、消滅していった。
「終わった…ついに終わりましたよ、ジョン!」
清水は息をつきながらジョンに語りかける。
しかし、そこにジョンはいない。真っ先に清水の目に入ったのは、戦いの中でミ=ゴラーメンの攻撃に巻き込まれ、倒れた藤原華音だった。
「藤原華音!大丈夫ですか!?」
清水は急いで藤原華音を助け起こし、彼を病院と警察署に連行する準備をした。
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この一件により麺聖教団は壊滅し、葛飾区とラーメン屋には平和な日常が戻った。人々は清水とジョンの勇気と奮闘に感謝し、彼らを英雄として讃える。
「清水さん、本当にありがとう。あなたたちのおかげで葛飾区は安心できる場所に戻ったんだよ」
葛飾区民は感謝の言葉を述べる。
清水は頭を下げて微笑み。
「私はジョンとお互いに助け合ってこの事件を乗り越えることが出来ました。これからも地域の平和のために頑張りたいです!」
と答えた。
藤原華音はこの一件で放心状態に陥り、警察署での処置とケアが必要な状態になってしまったが、後に時間をかけて回復し、新たな目標に向かって再出発することとなる。彼のラーメン作りの道はまだ終わっていなかったのだ。
アリオ亀有地下、麺聖教団の拠点跡地にて。
ジョンは戦いの終わりを見届けた後、ミ=ゴラーメンの残骸を回収していた。その顔には混沌と破壊をもたらす三つに分かれた燃え上がる目が浮かんでいた。
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