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 記憶の回廊は、ココが封印したのち、なんとノブレス魔法学園で預かってもらうことが決定した。

 常に誰かしらが在校しており、強者も多いこの場所ほど安全な場所はないだろう。


 デュークに最初からそうした方が良かったんじゃないか? と言われたが、物事には順序がある。


 強盗が入る前に助けてくださいと頼んでも、誰も取り合ってもらえないだろう。

 また、俺たちの強さを確認する意味もあった。


 結局、セシルはどうやってロズを倒したのかは教えてくれなかった。

 だが彼女が何らかの壁を超えたのは間違いない。


 驚いたのは、尋常じゃないほどの震えと汗で現れたことだ。


 彼女ですらそれほど集中力が必要だった何か・・

 それが今から楽しみでもあるが。


 ロズと出会って、俺は少しだけ昔の気持ちを取り戻していた。


 強者と触れ合い、駆逐し、叩き潰してやると。


 だが浮足立っていた学生たちは、既に退学している。


 いま残っているのは強者ばかりだ。


 そして、ポイントの集計がまた改めて行われた。


 中級生は、やはりだが俺が首位だ。


 アレンが二位。


 驚いた事に、三位以下がガラリと変わっていた。


 三位:カルタ・ウィオーレ。

 四位:デューク・ビリリアン。

 五位:シンティア・ビオレッタ。

 六位:シャリー・エリアス。

 七位:リリス・スカーレット。

 八位:トゥーラ・エニツィ。

 九位:オリン・パステル。

 十位:セシル・アントワープ。




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