初めまして、貘餌さらと申します。読み進めるうちに、ああ、そういうことか。いやでも待てよ、この可能性もある。いやいや、結局どうなったんだ?と翻弄させられました。兎にも角にも面白かったです。面白い作品を世に出してくださり、ありがとうございます。
氷が忍び寄るというあらすじの文章通り、主人公を始めとする3名の男性が水難ならぬ氷難に次々と襲われるようになります。 描写が徹底されており、この季節でも羨ましく感じないほど寒そうでした。 最大の特徴は幾度も捻ってあるシナリオ。天国と地獄の間で彼らの取った行動と、それがもたらす突き抜けた結末が魅力的な一作でした。