第3話 ライフジャケット

俺は力士だ。だから190cm150kg。

でも、休みの時はよく泳ぎにいく。

今日は、2時間も船に乗って有名なリゾート地にいく。

でも、船には自分にあったサイズのライフジャケットがないらしい。いつもは、マイライフジャケットを持っていたが、今日は忘れてしまった。

仕方なく、ギリギリはいるサイズのものをきることにした。とても動きにくかった。浮くかどうかも分からないが、俺は泳げる。だからだいじょうぶだろう。


しばらくして、大きな音がした。

船が岩にぶつかってしまったんだそうだ。

恐らくこの船は10分ももたない。

俺は、近くに島があるかどうかを確認するために飛び込んだ。

忘れていた。

俺は小さなサイズのライフジャケットをきていたことを。

どんどん沈んでいった。










解説

小さなライフジャケットは動きにくいし浮かない。動きにくいから泳げない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

意味怖集 はらは @haraha

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る