『探検家ロカテリアの間借り【KAC20242】』 竹部 月子さん

〇作品 『探検家ロカテリアの間借り【KAC20242】』

 https://kakuyomu.jp/works/16818093073151248437

 

〇作者 竹部 月子さん


【ジャンル】

 異世界ファンタジー


【作品の状態】

 2,000字弱の短編・完結済。


【セルフレイティング】

 なし


【作品を見つけた経緯】

 カクヨムサーフィンをしていて見つけました。


【『探検家ロカテリア』シリーズ】

 この作品は、KAC2024のお題に沿って作られたシリーズもののお話で、内容としては第二弾に当たります。

 そのため、最初からこのシリーズをお楽しみになりたい方は『探検家ロカテリアの受難【KAC20241と+】』を先にお読みになることをおすすめします。


『探検家ロカテリアの受難【KAC20241と+】』

 https://kakuyomu.jp/works/16818093072889472351


【ざっくりと内容説明】

 探検家ロカテリアのわくわくする冒険の物語。今回のお話はロカテリアの休息的なお話です。


【感想】

 偶然にも見つけた今作。『探検家ロカテリアの受難【KAC20241と+】』から順に楽しませてもらいました。主人公ロカテリアのお話、冒険ものがお好きな方ならきっと楽しむことができることでしょう。


 さて。

 この物語はタイトル通り、探検家ロカテリアのお話です。話を読んでいくと分かりますが、ロカテリアはおばあさん(自称七十歳。何故「自称」なのかもシリーズの中で説明があります)なのです。痩躯そうくで、総白髪そうしらが。その白い髪を編んで、後ろで一つにまとめています。


「年なんて何のその!」という感じで各地を転々と渡り歩いている彼女ですが、今回はある目的があって十日ほどある家に間借りすることになります。しかしその家というのが、作家である青年が借りている建物。「人がいるのに何故?」と思いますが、実はその作家が家賃滞納をしていたのです。

 そのため彼女は滞在する代わりに、彼が滞納している家賃を肩代わりしようと言い出します。家主は滞納している家賃が解消されて嬉しい一方で、作家は作業が邪魔されるのではないかと悩みます。

 果たしてロカテリアは滞在できるのでしょうか。そして彼女がここへ十日間滞在したいと思った理由とは?——というのが、このお話です。


 ロカテリアが主人公なので、私の説明では彼女の目線で作品の内容を書いてしまったのですが、今作では「作家の青年」目線で話が進みます。


 ロカテリアは第一弾を読むと分かるのですが、自由奔放じゆうほんぽうで若者にも負けないパワフルさを持っているんですね。そういう彼女の別の一面が見えるのが今作であり、青年との会話がいい味を出していて素敵だなと思いました。彼女の話す内容もとても面白そうで、私も聞いてみたいなぁなんて思いました(笑)


 彼女はただの探検家ではなくて、元気が必要な人にそれを与えてくれるような人でもあるのかなとも思います。

 ロカテリアのお話が気になった方は、読んでみてはいかがでしょうか。(よかったら第一弾も是非) 


 今日は『探検家ロカテリアの間借り【KAC20242】』をご紹介しました。

 それでは次回、またお会いしましょう。

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