第42話 『忘れ物の女王様』 緋雪さん

〇作品 『忘れ物の女王様』

 https://kakuyomu.jp/works/16818093072864411755

 

〇作者 緋雪さん


【ジャンル】

 エッセイ・ノンフィクション


【作品の状態】

 1,800字程度の短編・完結済。


【セルフレイティング】

 なし


【作品を見つけた経緯】

 鐘古こよみさんの近況ノートで『忘れ物の女王様』が紹介されていたのですが、その作者さんが、小烏つむぎさんに教えていただいた(当近況ノートでKACの作品を募集しておりました)作品を書いた方でもあり、どうやら、おすすめしている方が多い作者さんの作品だったので、読んでみました。


【その他】

 KAC2024参加作品


【ざっくりと内容説明】

 作者さんの娘である、まゆちゃんのお話です。

 タイトルにあるように、「忘れもの」をするまゆちゃんなのですが、想像もつかないものを忘れてびっくりしました。


【感想】

 素晴らしく楽しいお話を読ませてもらいました。

 作者さんの娘さんが、小学生だったころの忘れ物のお話。


 教科書やノート、宿題を忘れてくるなんてことは、忘れ物をしないタイプの方でも一度くらい経験があることかと思いますが、まゆちゃんは週に三回の頻度で色んなものを忘れます。

 そしてある日、まゆちゃんは、誰も想像しなかったものを忘れてしまいますのです……!


 それが何だったのか、すごく言いたいのですが、でも絶対にこの作品を読んで知ったほうがいいので、言わないでおきます(笑)


 さて、忘れ物をしたまゆちゃんは、お母さんに届けてもらうために学校から電話をします。その電話を受け取った作者さん。これはどんな親でも驚きを隠せないことでしょう。私もそんな電話が来たら、きっと「は?」「え?」となると思います。


 ですが、まゆちゃんの武勇伝(?)は、忘れ物に留まりません。驚きのコミュニケーションで、周囲の大人たちの心を掴んでしまい、小説よりなりな出来事が起こっているのでした。


 これはお母さんとしては心配だろうなと思いつつも、本当に楽しく読ませてもらいました。作品の概要に「小学校時代」と書いてあったので、まゆちゃんはもっと大きくなっているのかなと想像しながら、大物になる予感のある彼女が元気に成長してくれていたらいいなと思いました。


 まゆちゃんの奔放ほんぽうさと、優しさのある作者さんの、ほっこりだけれど、お腹をくすぐられるような面白いお話です。

 気になった方は、読んでみてはいかがでしょうか。


 今日は『忘れ物の女王様』をご紹介しました。

 それでは次回、またお会いしましょう。

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