第23話 『「おいしい!」を追求するだけの、月森さん家のアメリカごはん』 月森 乙さん
〇作品 『「おいしい!」を追求するだけの、月森さん家のアメリカごはん』
https://kakuyomu.jp/works/16817330662063132031
〇作者 月森 乙さん
【ジャンル】
エッセイ・ノンフィクション
【作品の状態】
連載中。
【セルフレイティング】
なし。
【作品を見つけた経緯】
『「どうやったら英語がうまく話せるの?」と聞かれた時に、私が答えていること。』と同じ時期にタイトルを見て面白そうと思い、読んでみることにしました。
【ざっくりと内容説明】
月森 乙さんが、トマトソースをベースにした「おいしい」料理を作ります!
【気になるかもしれないところ】
たまにですが、段落の冒頭が下がっていないときがあるので、気になる方は気になるかもしれません。
【多分ですけど】
月森さんの近況ノートを追っていくと、料理の写真があるので合わせて読んでみてください。おいしそうですよ~🥄(「書く」に関する有益な情報もあるので、気になる方は是非)
【感想】
『「おいしい!」を追求するだけの、月森さん家のアメリカごはん』では、その「おいしい料理」のレシピを読むことができます。
作品の概要を読むと、どうやら作者の月森 乙さんのお子さんは「食が細くて偏食」のようです。その子にご飯を食べてもらうため、月森さんは「おいしい料理」を追求するようになったのだとか。
では、どんな料理を作るのかというと、エピソードタイトルを見ると分かりますが、「トマトソース」や「トマトパスタ」といった、トマトを使った料理が結構多いです。
そういえば「トマト」で思い出したんですけど、私の周りにいる人たち、結構トマトが苦手な方が多くて。でもトマトソースとか、ケチャップとか、ミートソースとか、トマトソースを使ったピザとかは食べられるんですよ。調理されていないトマトが駄目なだけで、料理されたものは食べられる。
にんじんやピーマンは細かくしても、すり潰しても、なかなか好きになってもらえない(避けることもある)のに、トマトは違うんですよね。
料理人がすごいのか、熱を通して変貌するトマトがすごいのか分からないんですけど(どっちもすごいのかもしれない)、不思議だなぁといつも思っているのでした。
さて。折角なので月森さん家の「トマトソース」について、少し語ってみようと思います。
月森さんの「トマトソース」料理は、まずご自身で「トマトソース」を作るところから始まります。
「トマトソースって作るの大変じゃない?」という方もいると思うので、それは実際にレシピをご覧になってから作るか否か決めていただいて構わないのですが、ただ読んでいるだけでもおいしそうで、トマトソースを味わっている感じになります(笑)
作られる過程が書いてあるのですが、こうふわ~っとトマトが煮詰まった香りがしてくる感じがするんですよね。
それから、「注意する点」が丁寧に書いてあるところも魅力だと思います。
これは個人的な感覚ですが、料理のレシピ本などは、「それが重要なのに何故言わない!」というのがあります……(笑)
私の経験を一つ語ると、米粉パンや生米パンを作ったときのこと。
材料の一つに「塩」があったのですが、ただ「塩」としか書いていないので、岩塩を使ったのです。しかし味がどうもしっくりこなくて、試しに「海水塩」を使ってみたら、ちゃんと落ち着いた味になりました。多分、「おにぎりに合う塩が合うのでは?」というのが私の結論なんですけど、そういうことは中々料理本には書いていないような印象があります(書いてあったらすみません)。
私がカクヨムで読んでいる料理系のエッセイは、作者さんが皆親切で、気を付けるところもちょこちょこ書いてくださっているので、その辺りが出版社の料理本と違う良いところの一つかなと思います。
また、料理にまつわる作者さんのちょっとしたエピソードも読めますので、気になった方は、月森さんの一人ノリツッコミも含めて楽しんでみてほしいです。
今日は『「おいしい!」を追求するだけの、月森さん家のアメリカごはん』をご紹介しました。
それでは次回、またお会いしましょう。
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