うたのリズムに乗せて、恋物語がうたわれる

「後朝」などの古語を効果的に配置しつつ、かつ
「友達と呼ぶには少し近すぎて」
「ただ足すばかり割れぬ思いを」
など、やさしい言葉だけれど、はっとするようなフレーズが織りなされていて、
こころを惹きつけるうたの集まりでした。

恋愛にはいろいろな感情があります。
切なかったり愛しかったり、すれ違ったりひとつになったり。
そういういろんな感情といろんな情景がすっと胸に届きました。

しっとりとした恋歌です。