第16話 


 翌朝、おとうさんが働いている新聞の一面にはこんな見出しが。


『鬼瓦財閥と高校の校長、金銭授受か!?

 その他余罪も多数ある模様!』


 お父さん、ちゃんとやってくれたんだな。ありがたい。


 それはそうとして、俺はもう学校に行かなくてもいいらしい。転校するとかなんとか。


 お父さんがこの特ダネを持ち込んだことにより昇進して、移動の要望が通ったんだと。


 ためしに確認してみたら、お父さんから【窓際族】のスキルがなくなってたしな。


 そして、学校はとんでもないことになっているらしい。


 メディアの取材が殺到し、生徒たちは登校するも学校からでられず。


 クラスでは鬼瓦一派がハブられ、今までの俺の立場みたいになっていた。


 ……【転移】を使って一瞬だけクラス内に入ってみたときにそうなってたんだよ。あー哀れ。まじでかわいそー(棒


 ニュースにも取り上げられるほどで、鬼瓦財閥の会社、すべての株が暴落。


 おそらくもうすぐ経営破綻するだろう、というのが専門家の見解らしい。


 ははっ!ざまぁ!!





 _______






 1ヶ月後。諸々の手続きを済ませて、ようやく俺は新しい高校に行けるらしい。


 ここでは前回の反省を活かして、友達を作るのではなく、いじめの対象にならないことを優先しよう。


「藤本、時間だ。自己紹介頼んだぞ」


 あ、教師から声がかかった。


 俺は教室の中に入っていく。


「はじめまして、今日よりこのクラスに転校してきました、藤本拓海です。よろしくお願いします」


 パチパチパチ。小さな拍手が聞こえてくる。


 まぁそんなものだよな。名字と転校してきた時期からだいたい俺がどういう人なのかっていうのはわかっただろうし。





 まぁ自己紹介のときの雰囲気通り、俺に積極的に話しかけてくる人はおらず、孤独、されど嫌ではない孤独のまま1日が過ぎていった。


 そして今は下足室。家に帰ろうとしたのだが……。


「拓海さん、ですよね?」


 と、女子から声がかけられた。お? 珍しい。いいのかな、ハブられてる俺に声かけて。


「はい、そうですけど……」


 いや、まぁその前に【プロフィール透視】で素性を確認しないと……


 フンッ!?


『名前 松本花

 プロフィールは、この人物が〈転生者〉のため見ることができません』


 ……おいまじか!?!?







 _________







 ということで、まぁ新章の匂いを漂わせたところで終わりです。


 まぁ新章は1年……以内には……


 https://kakuyomu.jp/works/16817330661646182870


 こちら新作となっております!!


 題名は、「無名配信者である俺の異名は【氷の王子】〜有名配信者を助けたのだが、それが全部仕組まれてたってまじですか!? しょうがない、こうなったらこの異名を世界に轟かせてやる!!」


 となってます!! まぁダンジョン配信者ですが、完璧に面白いです、読んでください。お願いします。

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女神様からスキルを貰って転生した俺、【プロフィール透視】【スキル強奪】【コラ画像生成】の3つで無双する〜今世の俺をいじめてた奴らへの復讐、転生した俺が代わりにやらせていただきます〜 如月ちょこ @tyoko_san_dayo0131

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