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    第2540話・戦の前にへの応援コメント

    連続更新お疲れ様です。

    歴史が変わっても上杉憲政さんは鶴岡八幡宮に詣でるのは変わらなかったようですね。
    確かに古都鎌倉の鶴岡八幡宮で鎌倉府再興の示すのには大義名分は必要ですからね。
    そんな中、新九郎君こと氏親さんが待っていましたか。
    最初尾張に来た時は元服から数ヶ月で死んでしまう人が来たと思いましたが、ケティのおかげで助かりましたからね。
    それにしても立派な若武者になりましたね。

    この様子だと、幻庵老の長男で嫡子の北条三郎時長も助かりそうですね。
    1560年8月11日(永禄6年7月20日)に死去(おそらく病死)しているんですよね。
    織田と北条は友好関係を結んでいるからケティに師事した医師が助けていそうですね。
    ちなみに史実では1563年に時長の弟で幻庵老の次男の新三郎氏信が幻庵老から家督を譲られています。
    幻庵老の三人の子供は夭折や武田との戦いで討ち死にしていますから、医療の進歩や武田が敵ではなくなったこの世界線では全員助かっているでしょうね。

    ちなみに氏信(綱重)の息子が氏隆で幻庵老の唯一の孫(嫡孫)でしたが、子孫を残さず、養子も取らなかったので1609年に彼の死によって幻庵老の系統である久野北条家は断絶してしまいましたが、この世界線では断絶しないでしょうね。

    氏親さんの言うように里見をここで叩かなければ後顧の憂いとなりますからね。
    正木時茂が反乱を起こさなければもう少し里見も生きながらえていたかもしれませんが、結局のところ久遠の経済制裁による物価が暴利じみた金額でじり貧で真綿で首を絞めるようにゆっくり死んでいく感じでしょうね。
    まさに堺や無量寿院の二の舞ですよ。

    幻庵老も年を取りましたね。
    最初に尾張に来て12年ですからね。
    あと30年近く生きますが、人生50年の時代に97才まで生きますし多芸ですから、チート爺ですよね。

    しかし壮観ですね。
    恵比寿船が12隻、久遠船が30隻とは大艦隊ですよ。
    しかも恵比寿船にはクリッパー=速鰐船にガレオン船=大鯨船、キャラック船=小鯨船で、半数は久遠家だけど、残り半数は織田海軍ですからね。
    おそらく極東最強クラスの聯合艦隊ですよ。
    幻庵老でなくとも興奮し、士気も爆上がりでしょうね(笑)

    これだけ動員できたのは東は北条、西は熊野ですから制海権に支障はないからですか。
    アルマダの海戦を参考に兵員は恵比寿船(武装商船)が水夫除いて平均200人と計算して2400人前後、久遠船に何人兵員が乗れるか分かりませんが、仮に30人から50人と計算して1000~1500人前後。
    久遠織田聯合海軍は3000から4000の兵力を持って、北条と共に里見に仕掛けますか。

    里見と正木の問題は鎌倉府の成否のみならず、武田や今川の問題が再燃しかねないんですか。
    確かに義元公や晴信公は優秀でそれに見合った俸禄を貰っていますが、特に甲斐や信濃は赤字ですからね・・・。
    駿河遠江は明応の震災の津波の影響がまだ残っている港もあるし、復興と街道整備で赤字でしょうね。
    他の者達はそこが不満ですか。
    優秀でその働きを評価できても客観的に見ても感情の折り合いが付けられない人が一定数いますからね。
    要は自分がどう納得するかが肝要なんですよね。

    そこは流石は小笠原さんですね。
    信濃で武田に負け続けたこともあってか、一国の国主待遇の信濃代官には戻りたくないと毛嫌いしているんですか。
    感情で動いているけど、そこが評価されているのが意外ですね。
    結果的に既得権益を手放しているから、そこを評価されているんですか。
    未来の某野望では知略・政治がとても高そうですね(笑)
    しかも流石は礼法指南の家ですからね。
    芸は身を救うを地で行ってますね。

    話を戻しますが正木の行動は血縁ある里見(義堯の娘の種姫が正木信茂の正室で、時茂の娘が里見義頼の正室ゆえに里見家と正木家はかなり血縁が濃い)を助けるためとはいえ、圧倒的格上の斯波織田久遠に対して格下の正木が里見義堯の首か身柄を引き渡し、所領の放棄をするから許せと迫っているようなものですし。
    旧体制だったそれでもよかったんですが、その配慮の無さが新体制に馴染んでいた織田の関係者の神経を逆なでしましたからね。
    新体制の織田家中では理解はしても納得できないんでしょうね。

    結局は正木は正木分国を作り上げる程の勢力と正木兄弟の才覚があっても旧体制から抜け出せなかった「古い家」だったんでしょうね。
    実際正木兄弟は名門三浦道寸の孫とは言え、旧体制の「古い家」だったと考えればしっくりくる感じがします。
    槍大膳こと正木大膳亮時茂を評価した眼力ある宗滴老も良く考えれば既に80過ぎの老人ですからね。
    朝倉家で開明的な人物でもそうなんですから、朝倉家が因縁を終わらせて新体制に移行できるかどうかで存続にかかわってきますね。

    今回は起こってしまったから仕方ありませんが、北関東の諸将や畿内者や西国大名は今よりも厳しい目で見られるでしょうね。
    そう考えると正木も余計なことをしてくれましたね。
    とは言え正木時茂は腹を切る覚悟の上ですし、優秀な嫡子信茂がいるからその意を汲んでやらなければなりませんよね。

    幻庵老の言うように12年前、鎌倉沖海戦で勝利し、里見の沿岸の城に艦砲射撃をするだけではなく北条の援軍を待って、決着をつければよかったかもしれませんが、それはそれで上杉と戦うことになったかもしれませんから一概にいいとは言えませんよね。

    確かに一馬の言うようにこれ以上問題が起こらないように鶴岡八幡宮に神頼みしたいですよね。


    一馬は人の上に立つ風格というか貫禄がありますが、本質が変わっていないとは幻庵老の眼力は曇っていないようですね。
    望まずに偉くなった一馬には後始末を付けられず内戦中の日ノ本を捨ててしまえと言ってやりたいんですか。
    確かに一馬にみんな頼ってくるし主上や院も神仏の化身だって思ってますからね。
    一馬が苦労しているのはひとえに日ノ本のタイムスリップする前は日本人でこの星で生存圏を作り上げる為ですからね。
    皆に言えない事だけど、仮に言っても信じてもらえないだろうし。
    千代女ちゃんとお清ちゃんにはいずれ言う日が来るでしょうけどね。

    幻庵老は12年前、まだ名前が売れていなかった一馬に一人の年寄として日ノ本を捨ててしまえと言ってやりたいけど、同時に一馬は後には引けないと思っているんですか。
    一馬の心情を思うと当然でしょうね。

    鶴岡八幡宮に参拝して、早速評定ですか。
    席次は関東の者に譲って斯波織田久遠は末席ですか。
    聊か話しにくいですが、関東の者を警戒しないといけないので致し方ないですよね。
    幻庵老の言う通り、里見も正木も単独で集められる兵は千を超えないでしょうね。
    里見家は安房、南上総の寄り合い所帯ですし。
    安房諸将の安西氏や岡本氏、そして小弓公方の遺児である足利頼純、上総万喜の上総土岐氏の土岐為頼、君津の秋元城主(別名小糸城)の秋元義久は里見を認めていましたが同時に北条や織田と争い、久遠の経済制裁で暴利ともいえる金額で品を買っていましたから、不満はあるでしょうね。
    国を丸ごと兵糧攻めにされてどちらが勝つか日和見するのは弱小勢力の宿命であって悲哀ですね。
    鎌倉に来る織田方の大船団というか織田久遠の聯合艦隊を見られていれば、里見から離反する者が増えるでしょうし自分だったら一発で決めますけどね。
    勿論勝てる側にですが。

    幻庵老は里見と正木の面倒は北条で見ると決めましたか。
    実際、織田に恨まれている両家なんて要りませんが、北条はこれくらいは役に立たないといけませんからね。
    幻庵老は書状から城か湊を織田が欲していることがわかるから、安房一国を譲るべきと考えていますか。
    でも安房一国貰ってもね・・・って思いましたよ。

    既に寄港地、中継地に神津島があるし、安房の洲崎沖あたりは現代でも激潮流注意の危険地帯ですし、あそこを航路として乗りこなすには正木水軍の力が必要になりますからね。
    でないと大きく洲崎沖を迂回しないといけない。
    正木時茂の弟の勝浦の正木時忠や安房諸将の安西実元や岡本安泰でなければあの辺りの暗礁の位置が分かりませんから、取り込む必要がありますね。
    それで海図を作る必要がある。

    一度勝浦や館山に城巡りで行きましたが、海の岩礁の上に赤い鳥居が建っていた記憶があるので、ただでさえ潮の流れがきつくて操船は難しいので恵比寿船が着岸するには尾張より慎重さが求められますよね。
    その手間を考えると房総半島の先端でどん詰まりの安房一国は負担にしかならないですよ。

    安房一国を貰っても里見派だった武家や領民を慰撫して開発出来てペイできるまで何年かかるとおもっているんでしょうかね?
    寄港地、中継地は伊豆諸島にあるし、利点としては織田も晴れて関東本土に領地を貰って島侍(多分北条が未だに伊勢と呼ばれるように八屋形を始めとする北関東の諸将から織田はそういう類の陰口は叩かれていると思う)から坂東武者になったってことくらいでしょうかね?
    とはいえ北関東の諸将、特に千葉(海上)を除く八屋形は北条の事を未だ伊勢と呼んで認めないように織田が坂東武者であることを認めないでしょうし。
    とはいえ幻庵老は所領はいずれ無くなると考えての上ですから、眼力は曇っておらず間違ってもいないんですよね。
    織田のように領国を変える必要があると考えていますし、やるなら中途半端ではなく思い切って安房一国を譲るべきと幻庵老は考えていますか。
    斯波織田久遠が今安房の統治をやるか後回しにするかの違いだけでもありますし。
    とは言え開発には手間と金がかかりますから後回しにしたいんですけどね。

    幻庵老の言うように北条が足手まといにならないといいんですが。

    今回は前回に比べて長くなり申し訳ありません。
    次回を楽しみにしています。
    では!

  • 第2540話・戦の前にへの応援コメント

    本当に人として思いやっている熱さがよく伝わってきます。

  • 第2516話・長尾景虎への応援コメント

    【?】おります。越後守殿のおかげで(略)地獄にならずに済【みました】」

  • 第2474話・女たちの乱世への応援コメント

    【誤】ただ、時【を】経て
    【誤】言い分はもっとも至極なのことです。
       ※言い分は【】至極【もっとも】な【】ことです。
       ※言い分は【】至極【もっとも】なの【】です。

  • 【誤】雑談程度【に】本願寺の話をしたのだが、

  • 第2472話・悪夢の最中にへの応援コメント

    【?】経験、度胸など【が】ないとまず無理だ。
    【?】新規【に】は許可がない販売を禁止


  • 編集済

    第2463話・寺社の戦いへの応援コメント

    【誤】笑みを【以】て返す。

    ●@syura_ryukyuさんの報告部分(一つ残り)
    【誤】内匠頭殿の慈悲【に】縋る気か?

  • 第2457話・流れのままにへの応援コメント

    【?】織田領の熊野領での賊の扱いなどで
       ※(2391話)あと直接は関係ないが、熊野三山との話し合いは上手くいっている。賊の引き渡しや領境周辺の賊の討伐など、協力する姿勢に変わった。
       ※織田領に接する熊野領での賊の扱いなどで
       ※熊野領での織田領を荒らした賊の扱いなどで
       ※熊野領での賊の扱いなどで

       ※(2463話)織田領と熊野領の境における賊の問題が
       ※織田領と熊野領の境における賊の扱いなどで

    【句】義輝さんと共に【、】同行した
       ※読点を入れないと「共に同行した」という重言に読めてしまう。
       ※ただここに読点を入れると倒置法で入れ込むために前後に読点を配した「、今、」のせいもあって読点が多過ぎる。
       ※なので「今」は文頭に持ってきたほうが良いかも。
       ※【今は】義輝さんと共に【、】同行した(略)もらいつつ【】席次などを

  • 第2456話・会談を支える者への応援コメント

    【?】分から【なくは】ない。
       ※一馬の台詞(思考)らしくない。

    【?】よさそうなのよね。奉行衆の評判もいいわ。(略)必要でございますので……」
       ※前二つが普段の口調なのに最後だけ畏まった口調で違和感が。

  • 【?】かの者らにはまだ嫌疑が晴れておりませぬ故」
       ※かの者ら【】はまだ嫌疑が晴れておりませぬ故」
       ※かの者らに【於いて/ついて】はまだ嫌疑が晴れておりませぬ故」
    【句】出てきたのだ【、】とっくに和睦したのかと
    【誤】抹茶や紅茶【を】飲む席を設けるなど

    【?】くれなかったと恨み言が聞かれても面白くない
       ※くれなかったと【の】恨み言が聞【こえ】ても面白くない
       ※くれなかったと恨み言【を言わ】れても面白くない

    【重】出迎えや歓迎は控えめに
       ※出迎えや歓【待】は控えめに
       ※「出迎え」と「歓迎」は同義。到着後の接遇・接待(歓迎の宴など)を言いたいと思われるので。

    【余】やり取りをして【いて】いるが、

  • 第2540話・戦の前にへの応援コメント

    房総半島南側は地理的に黒潮に近いから、良い漁港が作れそう。

  • 第2540話・戦の前にへの応援コメント

    「なめろう」!「さんが焼き」!「アジフライ」!

    ジェットストリーム南房総アタックを仕掛けるぞ!

  • 第2540話・戦の前にへの応援コメント

    まあ湊はあっても困るものではない

  • 第2540話・戦の前にへの応援コメント

     安房なんか貰って、どうしろと……?(-_-;)

  • 第2540話・戦の前にへの応援コメント

    安房より権益の方が欲しいかも

  • >頼朝公も、かような男であったのであろうか?

     だったら義経に対してももうちょい違う着地点を選べたと思うよ(-_-;)。

  • 第2540話・戦の前にへの応援コメント

    好き嫌いが激しいのが本質なのに評価が一人歩き?(爆走)していく小笠原さんがちょっと笑う。好き嫌いで目に見える既得権益を放り出しちゃうのはある意味凄いことなんだけどね。いやまあ手放したら愚痴も言わず関わらないってのは確かに割り切りが凄くて、端で見てると凄みを感じるのかもしれないけども。
    やはり本人が手に職?を持ってるのは強味なんだよなぁ。後世ではどこまでいくのか楽しみです。

  • 第2537話・関東……を前にへの応援コメント

     里見義堯本人が積極的に動こうとしてないんなら、正木を静かにさせる方が先かな? 良く分かんないけど。

  • 第2540話・戦の前にへの応援コメント

     安房なんて房総半島の先端だけもらってもなぁ。寄港地は伊豆諸島があるし、今更陸の孤島要らんよね。もらったら開発しなきゃいけないし、開発したら陸路で繋がってる側が利益得るだけだし。江戸湾の防衛を任されるのも負担だしな。

  • 第2540話・戦の前にへの応援コメント

    またしても評価の高い小笠原さん(笑)
    謀神かな?

  • 第2540話・戦の前にへの応援コメント

    織田方からすれば小笠原の時と違っていて、安房の所領を譲られたところで心象からすれば「むしろ大迷惑」でしかない事に気が付かないものかな?

  • 第2540話・戦の前にへの応援コメント

    長尾景虎さんの鶴岡八幡宮の参拝はある意味歴史通りの出来事になりますね。

     あれで関東諸侯からの求心力は上がったそうですから。大義名分って大事なんですよね。


  • 編集済

    第2540話・戦の前にへの応援コメント

    面白かったです
    誤字報告→今日の都におわす院は、内匠頭殿を神仏の使者と信じておると噂じゃ。されど、内匠頭殿になんの義理があって日ノ本のために苦しみ悩まねばならぬのだ「京の都」

    作者からの返信

    誤字報告ありがとうございます。
    修正しました。

  • 第2539話・時が過ぎ……への応援コメント

    更新ありがとうございます。

  • 第2539話・時が過ぎ……への応援コメント

    (新九郎)併記ありがてえ…ありがてえ……

  • 第2539話・時が過ぎ……への応援コメント

    >これを捨ておけば鎌倉府は関東諸将から戦をしても許されると考えるであろう

    これを捨ておけば関東諸将は戦をしても鎌倉府が**せぬと考えるであろう
    これを捨ておけば鎌倉府は関東諸将から戦を止めぬ**と考えられるであろう

    というような…?ちょっとわかりにくい、あとうるさいかもしれません、すみません。

    >すでに北条の戦支度は整えていた
    すでに北条の戦支度は整えられていた
    すでに北条は戦支度を整えていた


  • 編集済

    第2539話・時が過ぎ……への応援コメント

    連続更新お疲れ様です。

    とうとう里見と決着をつける時が来ましたか。
    鎌倉府の再興と同時に里見で内乱が起こりましたからね。
    ここで甘い顔をすれば関東諸将は戦をしても許されるだろうと思われるし、鎌倉府の行く末は織田との付き合い方に関わってきますからね。
    個人的に小山高朝の三男で結城晴朝の動きも気になりますし、水谷七代目当主で生涯無敗の水谷正村がどう動くのか気になります。
    そして織田や久遠に因縁のある里見に甘い顔をすれば和睦を仲介した武衛様達への義理を欠くことになるし、久遠家に恩がある者、信じる者は鎌倉府を許さないでしょうね。

    氏親君も久遠家に救われた一人ですからね。
    史実では元服から4ヶ月もしないうちに病死してしまいましたし、久遠に大恩がありますからね。
    恩返しの時が来ましたね。
    尾張を幻庵老と共に見てきた氏親君にはこれからは武断政治ではなく父で当主の氏康に逆らっても文治政治になるって分かりますよね。
    この世界線では天寿を全うできそうですから、尾張の一時の甘い思い出を胸に泰平の時代へと斯波織田久遠や六角、北畠と共に進んでほしいものですね。

    氏政君は焼き芋=貴重な尾張芋(史実ではサツマイモ)を味わっていましたから、メロンを味わっていた長男の氏親君と次男氏政君の仲も良さそうですね。
    となると今回の里見討伐は関東では戦で手柄を立てる数少ない機会になりそうですから始まる前から北条の士気は高そうですね。
    何と言っても幻庵老は北条家の最強の持てる精鋭で武力の玉縄衆の孫九郎綱成さんに使いを出したんですから、本気の程が伺えますね。


    北条はいつでも斯波織田久遠に呼応して挙兵できる返信が届きましたか。
    北条は正木の後詰という名目で戦支度を整えていましたが、それは全て幻庵老の眼力によるものでしたか。
    流石は北条早雲公の実子にして97まで生きたチート爺ですね(笑)
    歴史の偉人は一味も二味も違いますし、一馬との積み重ねた友誼もありますね。
    そして挙兵の前にやっておくことは古河公方家の事ですか。

    周興禅師には近江で義氏さんが上様に関東公方としての在り方を教えていたことを説明して今後の事を話しますか。
    確かに関東の事は関東に任せたいという形は変えたくないですよね。
    周興禅師は一馬の事を畏怖の念で見ていましたし、一馬に率直な意見を言うタイプではないけど、古河公方家の内情に詳しいので最も古河公方を守れる人物ですか。
    故に北条や一馬への繋ぎに彼を抜擢したわけですね。
    そして問題は簗田晴助ですね。

    今のところグレーゾーンですが、古河公方に従うならそれでよし。
    利益優先でも大勢に影響を与えないならその分働いてもらうが、それでもかまわないとは・・・。
    なんか簗田には甘い感じがしますね。
    その理由は現状では処分するか判断が難しいからですか。
    確かにたとえ簗田が悪いことはわかり切っていても、独立した途端に家中の実力者を処罰すると内紛に見えますからね。
    簗田には一度は自分で決めるタイミングを与えてもいいと考えますか。

    確かに考え方や生き方の違う者を潰しても代わりになる者が出て来るから一時の安定にしかなりませんからね。
    流石に常軌を逸脱した者(例えば遊佐続光・温井総貞など)は排除しなければなりませんけど、ルールの中で政治的に争うなら別に構わないと考えていますか。
    今後は古河公方家は奏者を増やしていく方針ですか。
    簗田がそこに戻れるのは彼次第とは、これは迂闊な行動がとれませんね。

    奏者は権力の中枢ですから下手な人選はできないし、簗田晴助が氏康さんと対立した後は解任されていたんですが、復職できるかは簗田の行動次第ですか。
    上杉や北条からも奏者を出してもらうんですか。
    人材豊富な北条はともかく上杉家中でまともな能力で信用できると言ったら私財を擲って20年以上かけて用水路を完成させた大谷休泊くらいでしょうね。
    関東公方の奏者にふさわしい家となると簗田以外でいえばやはり幸手一色家の直朝や氏久でしょうね。
    後は八屋形から出してもらうしかないですかね?
    佐竹家の和田昭為や岡本禅哲の様な家宰や外交が務まる人材でないと奏者には向きませんからね。

    関東の力だけで生きるのは大いに結構ですけど、商いや銭の配慮をしろというのも無しですよね。
    それを言ったものが居たら一馬がそう言っていたと釘を刺していましたか。
    勝手にやってくれるのであれば手を出さないと明言しましたから、周興禅師だったらここまで言えばわかってくれるはずですよね。
    そして命を粗末にするものは信じないとはやはり忍びの一件を忘れていないんですね。
    一馬がいくら時が経っても根っこの部分は変わらないのは見ていて何かホッとしますよね。
    そして何かあれば氏康さんか伊豆下田にいる織田家臣に頼ってくれというのはセフティネットですね

    周興禅師の資料と為人を見る限りここまで話せば後は上手くやってくれるでしょうね。
    残念ながら配慮ばかりしていると交渉にならないことは晴具さんや晴氏さんに言われたことですよね。
    少し心配ですがここまでお膳立てをすれば後は氏康さんたちが何とかするでしょうね。
    個人的に心配なのは大谷休泊を除いて上杉に文治政治が出来る人材がいない事と簗田晴助の動きですね。
    一馬からしたら人事を尽くして天命を待つ心境でしょうね。


    今回は随分短くなったと思います。
    次回も楽しみにしています。
    では!

  • 第2539話・時が過ぎ……への応援コメント

    伊達とかあのあたりの勢力って、今回の争議をどのように見ているのか気になる。結構したたかな勢力が残っているからなあ。

  • 第2539話・時が過ぎ……への応援コメント

     更新、お疲れ様です。

     新九郎殿は文字通り、久遠に命を救われましたからね。
    それに元服前の短い一時でしたが
    久遠クン達とも交流しましたからね。
    幻庵翁の言う通り、恩を返す好機が到来したのですから
    無理のない範囲で活動してほしいモノですね。
    それは。あの時、ケティ嬢に診て貰った小田原周辺の人達も同様。
    そういった人達も従軍するでしょうから
    北条軍の士気は開戦前から高そうですね。

     出発前に古河公方家内部の事も調整しましたか
    久遠クンの言った事を簗田が受け入れるかは不明ですが
    季竜禅師には、彼の言葉を胸に職務に精励してほしいですね。
     そして。漸く出陣。
    新生・鎌倉府の陣容は漏れ伝わっているでしょうから
    里見や正木には賢明な判断を期待したいですね。

     次話の更新、お待ちしております。

  • 第2539話・時が過ぎ……への応援コメント

    この近辺で、戦働きで手柄を立てたい人はこれがラストチャンスかも知れませんね。
    まあ、行動力があれば畿内以西へ行くのもありかもですが(^_^;)

  • まあ、
    里見氏は、当主は斬首→さらし首、一族の者は国外追放。

    正木氏は、当主は切腹、所領召し上げ→跡継ぎは代官として、織田家の法に従いなさい。

    、、、この辺が妥当でしょうか?

  • 里見は、北条も織田も滅ぼしてやる、でしたからねえ…
    それ以後里見側の描写は確かなかったと思いますが、いつごろ絶対無理と理解したのやら。


  • 編集済

    戦をやるなら中途半端は良くない。
    攻撃対象はきちんと殲滅しないと。
    それにしても、関東は飢饉…な筈だけど、戦をする元気(兵糧)はあるのかな?


  • 編集済

    「夕飯は何にしましょうか?」
    「何でもいいよ」

     こういう返事はね、一番困るんだよw一馬。
     栄達して大人物になっても根っこは変わらないなと安堵しました。


     もはやまな板の上の里見氏。
     煮るか焼くか誰が食らうか。
     火入れの後に刺身が食べたいと言い出す者がわらわら湧いてこないように入念な打ち合わせが必須ですね。

     次回更新楽しみにしております。


  • 編集済

    連続更新お疲れ様です。

    今回はついに正木時茂が出てきましたか。
    彼も彼なりに安房の諸将(安西氏や岡本氏)を糾合して何とかしようと奔走していますが、すべては遅すぎましたね。
    上杉と北条が和睦をしたら里見家は自動的に終わる、斯波が近江で仲介し上様が認めた和睦だから易々と破れない和睦って分かっているあたり、やはり優秀な人物ですね。
    里見の件(誘拐未遂事件と南蛮船襲撃事件)さえなければですが、宗滴老の目に狂いはなかったですね。
    里見が悪いが止められなかった自分も悪いとは・・・。
    里見のとばっちりとは言え、腹を切らせるには惜しい人物ですね。

    安房の諸将は呑気に「どうせ上(寄り親)が変わるだけで、なんとかなるさ」とでも考えているんでしょうかね?
    それとも永禄の飢饉の影響で動けないのか。
    どちらにせよこのまま座していれば正木時茂の言うように卑怯者とか愚か者と嘲け笑われますからね。
    東国一の卑怯者とはかつて甲斐武田の蔑称でしたが、里見がそれを更新しそうですね。
    東国一の愚か者、東国一の卑怯者ですかね?安房里見や安房の諸将(安西氏や岡本氏)は。

    とはいえ外房正木は仕方がないですよ。
    正木一族は正木分国と言われるほどの勢力でしたが、単独で生きていける程の勢力ではなく、親北条派で地理的に比較的近い千葉(海上)は当主が相次いで(昌胤1546年没、利胤1547年没、親胤1557年没)亡くなっていて落ち目です。
    そして外房から北条は距離的に遠い上に北条に従属している真里谷一族(上総武田=庁南武田の分家)の朝信を1544年の上総刈谷原の戦で討ち取って小多喜城(のちの大多喜城)を奪い、隣接する里見に寄り添わなければ生きていけない勢力でしたし、それに里見家中で第二勢力どまりの家でしたからね。
    武田家でいえば重臣にして同盟者の小山田家、穴山家に近いですね。
    そして何より正木兄弟(時茂、時忠)は三浦道寸の孫なので、三浦道寸は伊勢宗瑞公に滅ぼされたから、北条家とは因縁があったんですよね。
    だから里見という泥船から中々降れなかった。
    自分たちは神の視点で客観的に見れるから分かるけど、房総半島の視点からすれば、上野での長尾と北条の小競り合いは互角に見えていたので北関東の諸将を巻き込んで面目ある一合戦をという気持ちも分かりますが、すべては遅すぎましたね。

    織田家が里見に対して経済制裁した時、そして北条が伊豆諸島を譲った時に誘拐未遂事件と南蛮船襲撃事件を認めて謝罪すれば助かったんですけどね。
    父祖の事もあるし、中々出来る物ではないですよね。
    故に正木時茂は主君と共に一命を持って償うつもりのようですか・・・。
    幸い正木時茂には正木信茂という優秀な跡継ぎが、里見義堯には里見義弘と義頼(兄弟とも親子とも言われるが詳細は不明。個人的に兄弟説が有力)という有能な跡継ぎがいますから責任を取っても自害しても家は残るでしょうね。
    問題は小弓公方の遺児の足利頼純でしょうね。
    彼の処遇をどうするかですけど、下手に野放しにすると足利一族なので彼を担いで里見のように関東副将軍を自称する者が出て来るので、やっぱり出家ですかね?
    それとも上様が何らかの恩情を与えるのか。


    戦の前に温泉ですか。
    リラックスできていいですね。
    戦に臨むにあたって肩の力を抜かないとね。
    上杉憲政さんは裏切りと争い、無能な自分と家臣に嫌気がさして長尾景虎さんに上杉の家督を譲る構想をしていたんですか。
    でも景虎さんを超える一馬に出会って、考えを改めましたか。
    上杉政虎が爆誕せずによかったですね。
    鶴岡八幡宮で上杉の家督継承と関東管領の就任式をして小田原攻めにならなくてよかったですよ。

    それに世間知らずで不満を抱えていた義氏さんが一馬と出会って一馬を上位の者として認めていますから、憲政さんの言うように鎌倉府は案外長続きするかも知れませんね。
    希望的観測かもしれませんが。

    一馬を頼朝公と重ねていますか。
    一馬は頼朝公のように東からきて世の中を変える、それに気づくのが憲政さんは遅かったと言っていますが、景虎さんおかげとは言え気付けたんですから上出来ですよ。
    少なくとも里見義堯よりはずっと物が見えていますよ。

    一馬は里見に対して北条の準備が整い次第、鎌倉府として陸と海から兵を進め、里見と正木に停戦を命じて従わない場合は鎌倉府として討ちますか。
    そしておそらく里見は従わず、正木は従うから事実上里見攻めですか。
    自分もそう思いますね。
    里見は意固地になっていると思うんですよね。
    一馬は戦は好きではありませんがいざとなったら躊躇しませんからね。
    処罰や処遇には鎌倉府に一任するつもりですか。
    憲政さんは朝廷に頭を下げて官位を得ろとはいいませんが、己が国の王=拠点が久遠諸島だから久遠国王を名乗った方がいいのでは?と思いはじめていますか。

    外部からは斯波と織田と久遠は外向きと内々の形が違いますからね。
    信長公と一馬は主従関係ではありますが、無二の親友みたいな形=主従であっても親友という、秀吉と利家の関係に近いかもしれませんね。

    そして里見については正直どうでもいい、時間がもったいないと言うのは本音ですよね。
    古河公方家や上杉家が仲介するなら従うが、著しく偏った形にされると織田家中と領内を抑えるのに苦労するから、その点は配慮して欲しいとは・・・。
    言われた側も任されるのは困りますよね。
    下手な仲介をすれば久遠家を信じる者に末代まで恨まれかねませんからね。
    一馬を信じているのは領民を始め、武士や僧侶まで信じられていますから甘く見ていいはずがありませんからね。


    というかよく考えるとすごいメンバーですね。
    北条氏康さんに上杉憲政さんに織田信長公に若武衛様・・・
    錚々たるメンバーで温泉に浸かりながら憲政さんと政談ですか。
    露天風呂に入っていても政治の話になってしまったのは憲政さんは不安なんでしょうね。
    上杉も憲政さんに独裁権力があるわけではないし、当時の大名は利害の調整役の面が大きくて、独裁権力を持っていたのは史実の織田家くらいでしたからね。
    若武衛様も温泉に入って気負いなく温泉を楽しむのは味方として頼もしいですね。

    里見の関係者に関しては一馬がどうこうできる段階ではないし謝罪も戦もしないのは覚悟の上でしょうし、今まで詫びを入れる機会は散々あったから、なるようにしかならないでしょうね。
    実際正木時茂は里見義堯と自分の首を差し出して責任を取り、残された者達を許してもらおうと思っていますし。
    鎌倉府としては兵を進めて早急に解決しないと、鎌倉府を舐められますからね。
    この時代、甘く見られたり舐められたりするとお終いですからね。

    一馬個人的には古河公方家と上杉家の内部について悩んでいるんですか。
    古河はともかく確かに上杉家中は文治政治が出来るのは大谷休泊(新左衛門)くらいで後は国人領主の長野業正率いる箕輪衆を除いて使えないか凡庸な人材ばかりですからね・・・。
    特に憲政さんの無二の寵臣だった上原兵庫介光定は逐電する有様ですし。
    独立志向が強いなら放置でしたけど、頼ってきたら一馬は見捨てられませんからね。
    この点は里見と違いますよね。
    とりあえず義氏さんと氏康さんと憲政さんは協調してやっていく意思はあるので、あとは政治の問題なんですよね。

    100年以上前に崩壊した仕組みを再興すること自体無理がありますからね。
    関東管領(関東執事)の二家体制とか過去にあった先例を持ち出して体裁は整えているものの、遠からず破綻することは目に見えていますからね。
    課題は山積みで、戦と武威で武断政治を行ってきた者達に急に文治政治を執れというのは無理がありますからね。
    一馬からしたら「今は」関東を背負うわけではないし、一馬の助言で関東公方や関東管領(上杉と北条)が何とかやって行ければいいですし。
    関東公方周辺は色々と変えなければなりませんよね。
    簗田晴助の越権行為による壟断とかありますし。
    織田家の文官とエルが足利家奉行衆や関係者と相談して何とかしないといけませんし、難儀なものですね。


    いつも長くなって申し訳ありませんが今回は前回よりは短くしてみました。(短くなってるよね?)

    YVHさんのように端的にかければいいんですが、ついあれもこれもと連鎖的に書いてしまうんですよね。
    その武将の周りとか因縁とか血縁とかつい書いてしまうのです。
    そんな拙く長いコメントをいつも読んでいただき、作品に反映していただける横蛍先生には頭が下がる思いです。
    これから少しづつですが他の人を見習って端的に書けるようになるのがこれからの自分の課題ですね。
    次回も楽しみにしています。
    では!

  •  更新、お疲れ様です。

     戦の前の骨休めの鎌倉府側。
    対して正木は焦燥感に駆られる中、近場の関東諸将への働き掛け。
    何時もながら落差が激しいですね(苦笑)
    織田艦隊の出陣は緘口令は布かれていませんでしたから
    航路上での目撃情報が商人や漁民の流言として
    里見水軍の下部組織には知られているでしょうから
    大変な事になっているかもしれませんねw

     何時もの事ですが。
    既に久遠クンは戦の先々の事を考えていますね。
    古河公方家・上杉家。確かに手入れが必要ですね。
    双方の当主は問題ありませんが
    家中が旧来のままですからね。
    関係者が揃っているうちに、いい案が出ると好いですね。

     次話の更新、お待ちしております。

  • 『いや、任せるとか言われても……その……困る』
    としか言いようがないですよねぇw
    一馬くん、そういうとこやぞ?w


  • 編集済

    「久遠国王」と名乗りますかw
    誤字報告です。
    >越後守がおらねば今でも気付かず【に】おったのかもしれぬ。
    >朝廷に頭を下げて官位を得ろ【う】とは言わぬが……。
    >こういう(と)時に気負いなく味方として同席してくれる~
    「と」が不要です。
    >過去の前例【が】あることを持ち出して~

  • 更新お疲れ様です、自由に任せるよってのが一番大変な気が(笑)

  • ※誤字脱字衍字報告

    >北条が大人しゅうなるはずよ。わしは、それに気付くのが遅かった。越後守がおらねば今でも気付かずおったのかもしれぬ。

    今でも気付かずおったのかもしれぬ ⇨ 今でも気付かず[に]おったのかもしれぬ

    >ちなみに義信君も一緒に来ていて温泉に入っているが、素直に温泉を楽しんでいるようだ。こういうと時に気負いなく味方として同席してくれるのは頼もしいね。

    こういう[と]時に ⇨ こういう時に

  • まぁ潰されても将来八犬伝で有名になるから……(創作)
    史実でも良いとこ無いのがこの世界はクズムーブと合わさることで
    八犬士の努力を無駄にした末路として描かれそう(創作と史実が混ざるよくあるやつ)

  • 第1943話・それぞれの正月への応援コメント

    誤字報告→あそこのお寺様は、昔から頼んでもないのに祈禱をしたとか経を唱えたから銭と寄進しろと持っていくからな。斯波様のこともあって、ここしばらく行っていないが、このままでも困らないなというのを実感した。
    「銭を寄進しろ」

  • 第2537話・関東……を前にへの応援コメント

    とことん一馬を信じきってしまっている…変わるものです。

  • 第2537話・関東……を前にへの応援コメント

    義氏さんに艦砲射撃見せちゃって大丈夫かな?
    ※ショックで変にならなきゃ良いけど(^_^;)

  • 第2537話・関東……を前にへの応援コメント

    あまりに非常識に長いコメントはねw
    誤字報告です。
    >北条家が織田との商い【を】ほぼ独占的に始めたことで~


  • 編集済

    第2537話・関東……を前にへの応援コメント

    里見は兵糧攻めくらってるから、何もしなくても自滅するからほっとくのも手ではある。とは言っても北条は家督争いで協力したのに、裏切ったから面子もある。まぁ和睦の最中にこれだしね

    北条と敵対してる佐竹辺りは和睦した以上、手土産が欲しいから参戦したそう

    他の諸勢力はまた関東は荒れると見越して日和見かな


  • 編集済

    第2537話・関東……を前にへの応援コメント

    連続更新お疲れ様です。

    船団は伊豆諸島神津島に到着しましたか。
    関東の最新情報を手に入れるために一旦待機し伊豆下田にはいつもと同じ規模の交易船団を送って小田原の氏康さんの書状を届けますか。
    船団は何隻で兵員は何人いるんでしょうね?
    織田久遠の大船団(聯合艦隊)だと思いますが、アルマダの海戦を参考に大鯨船(ガレオン船)と小鯨船(キャラック船)一隻当たり戦闘員が平均200人乗れるとして果たして何隻来たか分かりませんが仮に10隻で2000人ですからかなりの大所帯だと思うのですが、神津島に停泊できるのかな?
    神津島の代官は三雲賢持さんでしたね。
    久しぶりですね。

    久遠家の情報網の中継地点であるので関東の情勢に関する報告を受けるために寄りましたか。
    関東は鎌倉府で大揺れで、古河公方家の簗田晴助が最も動いているんですか。
    義氏さんは若輩で傀儡でしたから舐められているんでしょうね。
    とはいえ筆頭重臣ですから簗田の立場からそこまで動いても不思議ではないですよね。
    この後、簗田が義氏さんの意向を踏まえて鎌倉府の中の調整までやってくれれば文句はないですが、おそらく無理でしょうね。
    簗田は(おそらく未婚の)末妹を養女にして義氏さんの側に置くも手を出さないと不満な顔をするタイプだし、簗田終わったなって思います。
    奏者番を罷免されているのに越権行為をしていますから、悪ければ切腹か放逐、良くても隠居でしょう。
    一応跡継ぎには1549年生まれの12才の持助君がいるし、簗田の家は絶えないから大丈夫でしょう。
    堀内も熊野有馬に8才かそこらで養子入りさせていますし、早ければ12才で元服を迎えているので問題ないはずです。

    上様は家臣が勝手なことをするのは嫌がりますからね。
    義氏さんの事を気にかけているから意思の疎通をして本来の主従関係として働かないなら手を打たないと駄目になりますからね。

    上杉は国人衆とやり取りをしているだけなのは景虎さんがいるからか対外政策とか余計なことはしないだけ状況が見えていると思うんですよね。
    あと大谷休泊さんがいるからかもしれませんが。

    北条は念のため戦の準備をしていると、神津島には伝わっているんですね。
    独自のネットワークがあるようですね。
    里見と外房正木は戦支度をしているけど、安房の諸勢力、里見は動きが遅いですか。
    安房の諸勢力というと安西氏や岡本氏ですね。
    里見義堯は有能だけどこの世界線では消極的な支持ですか。
    史実の万年君からは程遠く孤立無援の状態ですね。

    とはいえ有能だからとってかわる人が出てこなかったんですけどね。
    確かにいくら有能でも時勢を読み間違った里見義堯を守りたいと言う人は少ないでしょうね。
    結局のところ縁と力で従わせていた寄り合い所帯ですから、重臣で長年の盟友だった外房正木氏に兵を挙げられて日和見する人たちが多いのも事実ですか。
    時勢を読み違って衰退か滅亡が確定している泥船に誰も乗りたいとは思いませんし。

    里見も外房正木も寺社とは疎遠になっているんですか。
    里見と従う武士や土豪は経済制裁を長年受けていますが、寺社は独自のネットワークがあって必要な品物は手に入っているんですね。
    義堯は当初、寺社から必要な物資を手に入れようとして寺社も応じていましたが織田家が転売に対する対策を厳しくしていく中で、寺社の方から里見家の商いを止めたとなると、かつて里見の政治顧問、宗教顧問の保田妙本寺の日我上人にも手を切られた可能性がありますね。
    富士門流の発展に尽力して京都要法寺の日辰とともに「東我西辰」と並称された日我上人に手を切られたのであれば、もうおしまいですよ。

    これは義堯本人の頑迷さと我儘が招いた自業自得ですよね。
    謝れない大人にはなりたくないものですね。
    謝らない見苦しい輩は逃げ回って逃げ回って舞台から転げ落ちる、破滅するのが常なんですから。

    里見を狙い撃ちしたわけではなく、確か大内から公家衆を助けて帰国したとき、第三国を通じて鉄などを買い漁っていた武田や今川の話がありましたからね。
    横流しするところに対して取引中止したり粘り強く交渉した結果ですか。
    今の里見の状況は堺を念頭に置いた対策が里見家を直撃した副産物というわけですか。
    結果としてそれぞれに領分を侵さない形で維持していますが、里見も寺社も互いにずっと不満を抱えて不信が募っていますか。
    これは12年前の鎌倉沖海戦からずっとあった問題ですか。
    北条家が織田家と独占的に商いを始めたことで影響を察した者たちが里見義堯に謝罪しろと周りが言っていたんですか。

    当然ですね。
    織田、というか久遠にしか手に入らないものや戦略物資を扱っているんですから。
    12年前はまだ仲介する人がいましたし、寺社(おそらく日我上人)が仲介を申し出たという話もあった事だから数年以内に謝罪していれば里見の運命は変わっていたでしょうね。
    本来中立の寺社が避けて通ると言うのは尋常ではありませんよ。
    義堯とその父実堯は前期里見氏との家督争いとかいろいろありましたからね。

    そういう里見家の内部事情や鎌倉沖海戦で大敗北を喫し大恥を晒したまま謝罪できないという事情があったようですが、ものには限度というものがありますよ。
    弱いことは罪、敵を騙して褒められるのが戦国時代ですからね。
    平時では盗みは犯罪でも戦時で敵からの私掠は褒められますからね。

    現に孫子も「故を知る将は務めて敵に食む。敵の食一鍾は、吾が廿鍾に当たり、萁と秆一石は、吾が廿石に当たる」という言葉がありますが、「敵の食糧の一石を奪うのは味方が食糧を二十石得るに等しい行為(意訳)」と言っていますし。

    里見義堯も上杉憲政さんのように勝てないと分かったら素直になればよかったのに・・・って思いますよね。
    実際、里見義堯の意地を張った姿勢は信念を貫いたと評価する人もいますが、落ち目の里見を助けるわけありませんからね。
    結果として何も変わらず、ゆっくりと死を待つしかない里見は今に至るわけですか。
    意地を張るにも物には限度というものがあるでしょうに、って思いますね。
    早々に介入しないと争いが長引きますね。


    義氏さんは神津島の発展に驚いているようですね。
    北条家は伊豆諸島を流刑島にしか使い道がなかったのに、斯波織田久遠に譲渡した結果、中間交易港として栄えるようになりましたからね。
    北条と確かな誼を築いたということでしょうね。
    これから戦だと言うのに温泉に誘われた義氏さんは一馬のことをよくわからない男と思っていますが、数百年ほど価値観が違いますからね。
    それに余裕を持って行動していますからね。

    温泉に向かう馬車一つとってもガラスが嵌められていますから、最上級の物だと分かりますか。
    義氏さんは久遠は別格だと分かれば大丈夫でしょうね。

    それにしても簗田には困ったものですね。
    奏者番を解任されているのにもかかわらず、勝手に動いて諸勢力に書状を出しているんですか。
    簗田も相変わらずかという事は、義氏さんが傀儡だった頃と何も変わっていないという事ですか。
    これが忠義から来るものだったらいいんですけど、個人的には私利私欲で動いているように感じますね。
    義氏さんが古河に戻って素直に従い、北条上杉と話し合って鎌倉府の和を乱さなければそれでいいんですが、望みは薄いでしょうね。
    勝手に養女を寄こして手を付けないと不満を隠さない男ですか。
    とすると素直に従わない可能性の方が大ですね。

    従わないから手を打つ必要がありますか。
    確かに捨て置くと義氏さんに身の危険がありますし。
    義氏さんは今になって思えば伯父の氏康さんが簗田たちを抑えていたと思い至りましたか。
    それに義氏さんには異母兄である藤氏さんや異母弟の藤政さんがいますからね。
    いくらでも傀儡はいることになりますから、義氏さんは簗田たちからすれば替えの利く駒でしょうね。

    簗田は好き勝手に越権行為をしますが、なまじ有能なだけあって退ける事が出来ませんし、氏康さんよりも家中に詳しいですからね。
    簗田の根回しで誰も義氏さんには従いませんか・・・。
    一見すると八方塞がりですが一馬たちには策があるようですね。
    古河に戻り一馬に用があるときは季竜周興禅師を頼れとは・・・。
    確かに一馬が晴氏さんから委任されたことを隠していたりと勝手な真似をしていますが、越権行為をする簗田晴助よりは信用が出来ますからね。

    周興禅師に書状を託せば伊豆下田に織田の家臣が常駐していますから、手渡せば確実に一馬のもとに届きますか。
    周興禅師は少なくとも義氏さんの身柄を狙ったり、書状を握りつぶすような真似はしないでしょうね。
    隠し事をしたのも、義氏さんの為を思っての事でしたし、有能だけど勝手する簗田よりはずっと信用がおけますよ。
    仏門に入り僧籍として仕えるだけ、しがらみがありませんからね。
    一馬は何度か話していて、シルバーンの情報も照らし合わせて懸念はないと判断しましたか。
    無論、周興禅師にも頼んでおくのも忘れずにするとはアフターサービス満載ですね(笑)
    でもここまでやらなければ関東公方も鎌倉府も機能しませんからね。

    義氏さんは一馬が信じても良いというならそうなんだろうと納得しましたか。
    事実上一馬は関東を差配するために来たようなものですからね。
    だから上様も晴氏さんも一馬に一任したんでしょうね。
    近江の奉行衆も一馬に従うでしょうし。
    義氏さんは里見討伐は急がなくていいのかと思っていますが、確かに野戦なら織田北条連合で鎧袖一触ですが、房総半島は谷津(東京神奈川では谷戸、東北では谷地とも)と呼ばれる丘陵地が浸食されて形成された谷状の湿地が多く数の有利さを活かせませんからね。
    谷津には水田利用されていることが多いので大軍を動かしにくいと言う状況ですから、織田の砥石城攻めの様な戦いになるでしょうね。

    久留里城はその谷津を巧みに利用して作り上げた対北条の最前線の城ですし、下手に力押しすれば武田の砥石攻めの二の舞になりますね。
    そして里見が得意とする戦法は、海賊行為と山岳ゲリラ戦ですから、入念に準備をしないと数の有利さを活かせず陶の厳島の二の舞になりますからね。
    念には念を入れないと、ですね。


    今回は神津島で最新の情報収集と古河家中の内情でしたね。

    里見に感づかれないようにいつもの規模の交易船団を下田に送って氏康さんに書状を届け、タイミングを合わせますか。
    北条は里見に比べて水軍が弱いので、織田久遠が制海権を握るんでしょうね。
    そして北条軍は千葉(海上)の領地を通って内房か外房か分かりませんが陸路で攻め込むんでしょうか?
    個人的には真里谷が北条に従属しているので、内房の方が危険が少ないかと思います。
    それに紆余曲折の末、里見義堯に真里谷信応も信政も討たれたり自刃したりしているので、真里谷信高は里見に復讐心があるので北条につくことに抵抗感はないでしょうし、里見方の木曾左馬介が守る内房の椎津城を奪還して佐貫城か久留里城を攻めるでしょうね。

    里見討伐は織田久遠と北条の連合軍=関東公方軍で叩き潰すわけですが、里見の動きが鈍いとは・・・。
    釣り出せるか怪しくなってきましたね。
    とは言え佐貫城は沿岸にあるし久留里城に籠城されても砥石城攻めの二の舞で鎧袖一触になりそうな気がしますから余裕ですが、油断をしてはいけませんよね。

    簗田晴助は越権行為が過ぎるので跡継ぎに一応12才の持助君がいるので前古河公方の晴氏さんに委任された一馬や義氏さん、氏康さんに従わなければ強制隠居か放逐か切腹ですね。
    有能と優秀は似て非なる者ですからね。
    有能は仕事ができる、優秀は有能で命令に忠実に従うですからね。
    そういった意味では簗田晴助は有能なんでしょうね。


    長すぎるコメントですけど、これでも必要な部分残して削っているんですけどね。
    そろそろ長すぎるコメントも止めた方がいいかもしれませんが、歴史の知識をきちんと言っておかないと情報の共有化が出来ませんし・・・。
    冗長で拙い自分の歴史知識を読んでいただけているので感謝の限りです。
    次回は端的に書いてみようと思います。

    例えば簗田に年齢から逆算しておそらく未婚の末妹(史実では多賀谷修理亮の室。多賀谷修理亮と多賀谷修理大夫重経は別人)はいるけど娘がいないとか、里見義堯の政治・宗教顧問は保田妙本寺の中興の祖と呼ばれた日我上人だったとか、安房の諸勢力は安西氏(安西実元)や岡本氏(岡本安泰)の情報を横蛍先生に伝えるのにどうしても長くかかったりしてしまうんですよね。
    戦国時代は複雑怪奇で説明するのにどうしても長くなる・・・。
    難儀なものですね。

    今回も長くなって申し訳ありません。
    次回を楽しみにしています。
    では!

  • 第2537話・関東……を前にへの応援コメント

    久遠の軍事力が文字通り次元を超えているということを見せつけて頂きたいですね

  • 第2537話・関東……を前にへの応援コメント

     更新、お疲れ様です。

     里見義尭。ほぼ孤立無援状態の様ですね。
    どんなに有能でも、時勢を読み違えれば、後は衰退か滅ぶのみ。
    本人の頑迷固陋さが招いた事ですから自業自得ですが。
    この上は華麗に滅びて貰いたいですねw

     古河公方家家中で勝手をしていた梁田は
    この流れで行くと処罰の対象になりそうですね。
    罪状は越権行為。既に奏者番を罷免されていますから
    大人しく罪を認めれば強制隠居。さもなくば御家を追放
    という事になるかもしれませんね。
     織田の艦隊が到着した事は
    じきに里見・正木に伝わるでしょうから
    戦局が動くかもしれませんね。

     次話の更新、お待ちしております。

  • 第2537話・関東……を前にへの応援コメント

    鎌倉府の輪を乱さないなら
    →鎌倉府の和を乱さないなら
    ではないでしょうか?

    作者からの返信

    誤字報告ありがとうございます。
    修正しました。

  • 第2537話・関東……を前にへの応援コメント

    > それはいいが、里見の討伐は急がずともいいのであろうか?

    里見?瞬殺だよ。
    実際久遠の戦力が出張ったら里見程度なら鎧袖一触だし、どうとでもなるから話にも出なかったんでしょうね。

  • 第2537話・関東……を前にへの応援コメント

    簗田終わったな。

  • 第2537話・関東……を前にへの応援コメント

    『武士は喰わねど高楊枝』って聞こえはいいけど、他人を巻き込んでやるとただただ迷惑でしかないって言うね。ましてや組織のトップがそれやっちゃいかんでしょ、っていう。里見討伐は急がなくてもいずれは自滅しそうだし、急がなくてもいいんだろうなぁと予測

  • 第2537話・関東……を前にへの応援コメント

    誤字報告

    > ウチの情報網の中堅地点
    中継地点?中間地点?

    作者からの返信

    誤字報告ありがとうございます。
    修正しました。


  • 編集済

    第2536話・関東へへの応援コメント

    更新ありがとうございます。

    >表情が乏しいけど、そういう人の相手は少し慣れている。妻にもいるしね。

    ケティ『酒飲みといっしょにされるのは心外』
    あいり『・・・』

  • 第2536話・関東へへの応援コメント

    元寇とは比較にならぬ海の城が押し寄せてくる…!


  • 編集済

    第2536話・関東へへの応援コメント

    連続更新お疲れ様です。

    関東は大揺れですか。
    確かに北条と上杉は宿敵で、妻鹿田新助の浅知恵で嫡子の龍若丸が処刑されていますからね。
    絶対和解は成立しないと思っていたのが周知の事実ですからね。
    さらには古河公方を本来の形に戻すというのも驚愕の事実ですよね。
    動天驚地な状況を探るべく動いていたり、里見と正木が小競り合いをしていたり、戦をする気配を見せているところもありますか。
    幻庵老は長老として確認を取り、不用意に動かないようにしていましたが、簗田は違ったようですね。
    上杉家臣団はそれほどおかしな動きはしていないけど、簗田は古河公方の権威を示すべく関東の諸勢力に書状を送っているんですか。
    忠臣と言えば忠臣ですが、己が権勢を示すためなのかは分かりませんが勝手にやって大丈夫なんでしょうかね?
    簗田晴助はこの世界線ではそういう役回りなんですね。

    幻庵老の出した答えは捨て置けですか。
    確かに和睦と鎌倉府の再興は武衛様の仲介した和睦の一つですからね。
    従うための根回しか、それとも私利私欲のために手を打っているのか・・・。
    個人的には後者の気がしますね。
    御所様は勝手に動く家臣に対してお怒りになられるらしいし。
    簗田は自らの権勢の為でしょうが、正木は鎌倉府が出来上がって上杉の和睦が成立すると自動的に完全に里見ごと経済制裁されて詰むから止む終えない仕儀だと思いますけどね。
    かといって北条と内房正木に頼ると借りが作られることになり、北条に寝返った内房正木に外房正木が守る金谷城を攻められるという房州逆乱から5年も経っていないので死んでも借りは作りたくなかったのは分かりますけど。
    今まではそれで通じたけど、これからはそれが通じませんからね。

    北条家は織田家より遅れていますが理解しているだけいいのかもしれませんね。
    今回の和睦は織田(北条)と長尾(上杉)がいて初めて成立しますからね。
    幻庵老は領内を落ち着かせるためと万が一の正木の後詰に備えて戦支度をしていましたか。
    織田がこの機に動くと読むとは、流石は幻庵老。
    読みが深いですね。
    確かに正木に里見の処遇から処分まで決められたら困りますからね。

    ただでさえ北条は余所者扱いされているのに、関東諸将に舐められたら厄介極まりないですからね。
    幻庵老は織田が直に動くか、北条に動くように求めるか、再興する鎌倉府を動かすか・・・いずれにせよ、座してみているわけには行きませんからね。
    事実、信秀公は戦支度しているし、幻庵老の読みは深いですね。

    里見だけは許せないという言葉に幻庵老の覚悟が伺えますね。
    確かに一馬は東国の光明ですからね。
    当人が許しても周りが許さないはずですし、それは考えなくてもわかりますよね。
    ケティ誘拐未遂事件と南蛮船襲撃事件の二つもやらかしていますからね。
    しかも証言もあるのに謝罪もない。
    これでは誰も許しませんよね。


    信秀公は戦支度をしていたから、最低限の調整ですぐに出兵できますか。
    大鯨船何十隻で出兵するんでしょうね?
    とにかく元寇を超える大鯨船(ガレオン船)による大艦隊になることは間違いないので、里見は度肝を抜かれるでしょうね(笑)
    スペインの無敵艦隊のように久遠の無敵艦隊とか北条も久しぶりに紀伊の傭兵水軍の大将ともいえる梶原景宗(初期に出てきた)、伊豆水軍の山本家次、清水康英(1560年当時31才)が出てきて東国聯合艦隊とか言われそうですね(笑)
    ちなみに清水康英の長男の新七郎は1569年に武田と戦って討ち死にしていますが、この世界線では討ち死にしないでしょうね。
    新七郎の諱は不明ですが、弟の諱は政勝(おそらく北条氏政の政)なので、この世界線では親勝(北条氏親の親)になるでしょうね。

    動員される兵員はアルマダの海戦をモデルにするとフェリペ2世は130隻に水夫8000人、兵士18000人動員したので単純計算で1隻あたり兵士200人前後は運べる計算になりますね。

    久遠家と織田家は何隻大鯨船(ガレオン船)や小鯨船(キャラック)や海豚船(キャラベル船)や久遠船を動員するか分かりませんが、里見攻めに仮に30隻動員されれば6000人近い兵力を動員され、北条と連合すれば2万は確実に動員できますから里見など一捻りでしょうね。
    旗艦には名前がつくのかな?

    関東に行くために船に初めて乗りましたが、景虎さんの笑みというのは実に珍しいでしょうね。
    海の向こうに行ってみたいとは景虎さんも14の時から戦いばかりの人生で、しかも揚北衆はもとより長尾家中も言う事を聞かない難治の越後の国主だし、すべてを投げ出して家出したこともありましたから、海の向こうに行ってみたいと言う気持ちになったのは当然の事でしょうね。
    毘沙門天の化身とか美化されたイメージが強いですが、景虎さん個人は人並みに夢とか願望とかあって、なんか血の通った同じ人間でほっとした感じがしますね。
    平和な時代・・・例えば現代だったら、無口で仕事が出来るサラリーマンとかだったりしてw

    確かに里見の件がなければ少し海を楽しむことが出来たんですけどね。
    和睦と同時に上杉が商いの仲介を停止するので自動的に完全な経済封鎖になってしまうから、正木が里見に久遠家へ謝罪を求めるのは当然なんですよね・・・。
    残念そうな景虎さんには里見の一件が片付いたら久遠諸島にご招待というのもいいかもしれませんね。
    景虎さんは表情に乏しいけど、嫁にもそういう娘がいましたからね。
    うまくやって行けるでしょうね。

    上杉憲政さんは割と素直に楽しそうですね。
    大鯨船は北陸入りした久遠船団を見ているはずだから中に入るのは初めてでしょうね。
    城みたいって・・・。
    確かに大鯨船=ガレオン船は海上の城と言われた日本の安宅船より大きいですからね。
    上下関係で敵わないと思ったら素直に従うのは長年負け続けた処世術なんでしょうね。

    足利義氏さんは尾張を眺めていましたか。
    逡巡していた義氏さんに晴氏さんに会うように背中を押したのは一馬でしたか。
    義氏さんには晴氏さんが長くないかもしれないと伝えていますか。
    一度帰国したら容易には尾張に来れないので、おそらく今生の別れになると思ったので尾張を目に焼き付けているんでしょうね。
    一見すると念願だったはずの関東公方として自分が治めることができるのに表情が冴えないのはやはり上様が短期間で色々教えたので自信を失っているんでしょうね。
    あとは父親の晴氏さんが上様と一馬に恩返しをして欲しいと頼まれて果たして自分にそれが出来るか不安にもなっているんでしょうね。

    それに上様は15才まで父親の義晴公、それ以降は近衛殿下に帝王学を学び、塚原先生に武芸を学び、菊丸としての経験も積んでいますからね。
    帝王学を学び武芸もでき現場を知る君主と傀儡の君主では比べるのが酷というものですね。
    声を掛けずにそっとしておいた一馬の優しさが光りますね。


    周興禅師の目から見ても義氏さんはいい意味で変わりましたか。
    古河の地で待つ一色たちは驚くでしょうね。
    義氏さんは尾張が見えなくなるまで見ていましたか。
    色々な感情がないまぜになった表情をしてそうですね。
    父晴氏からの期待と不安、古河に戻っても上手くやっていけるかどうかの不安など。
    上様は東西の因縁を終わらせ、義氏さんを救いたいと考えてその意を汲んだから変われたんですよね。

    懸念は古河に戻ったらですよね。
    簗田晴助が果たして義氏さんに従うかどうかですね。
    簗田が寄こした使者があからさまに配慮を求めたせいで織田の機嫌を損ねて、今後商いの配慮は上様が仲介することになったとは・・・。
    相当無礼を働いたんでしょうね。
    簗田の事だから義氏さんに素直に従うのは望み薄ですね。

    三関封じで東国を締め出した朝廷に対して、直接の献上はやめて、上様を通すようにしましたからね。
    簗田の一件それと同じくらいの嫌悪感があるってことですし。
    上様を奉じつつ、厄介な相手には慣例以上に関わりたくないという本音が見通すとは周興禅師、中々の眼力ですね。

    確かに尾張と関東の商いは織田が決めるから与えて当然ではないですよね。
    友好国ではないし、改めて話す場を設けますか。
    所領安堵とは違い、和睦とは一切関係ないとまで言われ、勝手をすれば里見の二の舞になると暗に釘を刺されましたか。
    上様は東西の因縁を終わらせたいですからね。
    それに小物管領の顔色をうかがう傀儡に近い状況でしたから、自分に義氏さんを重ねていたんでしょうし、古河公方家でも小物管領の様な輩が出ないかいささか懸念に思っていたんでしょうし。

    一馬は東国では並び立つ者がいないとされるのに上様と晴氏さんの意向を受けていますからね。
    誰一人敵わない立場になっていますよね。
    上杉家も北条家も当然のように誼を深めていますし、義氏さんも一馬との対話で認めましたからね。
    完全に袋のネズミとなった里見などもはや風前の灯火ですし、正木分国と呼ばれるほどの里見第二の家中の勢力の外房正木が反乱し、最終的には関東公方軍(織田北条連合が主力。憲政さんと景虎さんは観戦武官でしょうか?)にやられてお終いでしょう。
    景虎さんだったら北条の一部隊を借りて里見義堯を野戦で簡単に倒してしまいそうですけど(笑)

    正木も最初は誘拐未遂事件と南蛮船襲撃事件を認めて謝罪しろと交渉しているんですよね。
    それでも認めないから生き残るために反乱を起こした。
    簗田については詳細を話して大人しくさせますか。
    果たして簗田が言う事を聞くかどうかが彼の生死の分かれ目でしょうね。
    時間の針を止めることはできても過去に巻き戻すことはできないとは誰かが言っていた言葉でしたね。
    それに多くの者がそれを望んでいないですからね。


    今回は幻庵老の戦支度と一馬の心情と周興禅師の心情でしたね。

    やはり外房正木と里見との戦争で関東公方軍として出兵すると読んでいた信秀公と幻庵老の眼力が光りますね。
    大鯨船が何十隻動員されたか分かりませんけど、織田が数千は動員されたはずですから壮観でしょうね。
    元寇の再来とか言われそうですね。
    いい意味で義氏さんは変わりましたよね。
    上様や一馬から教えを受けた事、父親の晴氏さんから恩返しを頼まれたこと。
    それがないまぜになっていますが、大丈夫。
    きっとやっていけるでしょうね。

    しかし問題は簗田晴助ですよね。
    周興禅師が詳細を話して止めろと言って止める男かどうかで簗田の運命が変わりますね。
    もしも止めない場合は最悪関宿攻めという事もありますね。

    今回も長くなって申し訳ありません。
    次回も楽しみにしています。
    では!

  • 第2536話・関東へへの応援コメント

    簗田も正木もいままではそれで通用するやり方で動いたのでしょうけど…時勢を見る目が無さ過ぎましたね。

  • 第2536話・関東へへの応援コメント

    更新ありがとうございます。

  • 第2536話・関東へへの応援コメント

    まさに New World Orderの到来な訳ですがそれを理解できず俺様の時代が来た!とばかりに先走ったわけですね。旧時代に戻るのではなく新たなルールに従わねば生き残れないよ。と、世界に知らせる最初の生け贄にされてしまうのかな。

  • 第2536話・関東へへの応援コメント

     更新、お疲れ様です。

     一つ一つ確認して動く幻庵翁と
    捕らぬ狸の皮算用の梁田。見事な対比ですね。
     久遠クンw 景虎殿に似た妻が居るですか(苦笑)
    その似た者同士の二人、片方が飲酒について
    苦言を呈しそうですね(笑)
    憲政殿、尾張衆の前では変に取り繕う事をしないので
    好感が持てますね(笑)
    そして古河公方殿……やはり見舞いは久遠クンが
    背中を押した結果でしたか。
    恐らく、あれが今生での最後の対面でしょうから
    此れで少しは彼の心が軽くなっていると好いですね。
     梁田を始め、古河に残っている者達が季竜禅師の言う事を
    素直に聞き入れるか、甚だ不安ですね。
    一笑に付すくらいならば良いですが
    もし武力に訴える事があれば……
    そうならない事を切に願うばかりですね。

     次話の更新、お待ちしております。

  • 第2536話・関東へへの応援コメント

    さも決定のように(都合の良い)予測のみで動いてるようですからね〜まぁ季竜さんは奉公のしどころではないかな、と

  • 第2536話・関東へへの応援コメント

    すでにやらかしてるみたいなので残念ながらほぼ手遅れなんだよなぁ
    季竜周興さんはほんま苦労人枠

  • 第2376話・大晦日への応援コメント


    わんこで命の大切さを学ばせない??

  • 第2536話・関東へへの応援コメント

    誤字報告です。
    >僅かな旅であったが御所様は(変われた)。
    →「変わられた」では?(ら抜き言葉)

    作者からの返信

    誤字報告ありがとうございます。
    修正しました。

  • 第2536話・関東へへの応援コメント

    いやぁ、関東での粛清の数々が楽しみですね。

  • 第2536話・関東へへの応援コメント

    地名や姓名には、ルビをふって欲しい気もします。
    ちなみに、簗田という姓ですが、友人に同じ字で「せなだ」と読む人がいます。
    おかげで戦国武将の簗田氏のコトを「せなだし」と呼んで大恥をかいたコトも(笑)

    作者からの返信

    申し訳ございません。
    気を付けます。
    一応、簗田だけは今ルビを振りました。

  • 第2536話・関東へへの応援コメント

    更新ありがとうございます。

    玄庵さん、積上げた経験と歳にそぐわない柔軟さで相変わらず恐ろしいお方ですね。
    敵であった雪斎さん、敵でも味方でもなかった宗滴さん、比較的味方寄りの玄庵さん、久遠家に対抗できそうな数少ない人物であるこの三ジジイがそれぞれの立場でよい味を出していて好きです。

  • 第2536話・関東へへの応援コメント

    失礼します、

    >厄介な相手は慣例以上に
    相手とは


    >僅かな旅であったが御所様は変われた
    直後に「>呼ばれた後からだ。変わったのは」

    があります。両方「変わられた」と敬語にするか「変わった」に統一するか…細かいですが。

    作者からの返信

    誤字報告ありがとうございます。
    修正しました。


  • 編集済

    第2536話・関東へへの応援コメント

    面白かったです
    誤字報告→聞くところによると、三席封じで爪弾きにした朝廷に対しても直の献上を止めて上様を通すようにしておるとか。「三関封じ」

    作者からの返信

    誤字報告ありがとうございます。
    修正しました。


  • 編集済

    第2168話・三国婚礼への応援コメント

    これが時すでにお寿司ってやつか
    いやオニギリだったわ


  • 編集済

    第2535話・親と子と……への応援コメント

    連続更新お疲れ様です。

    那古野の病院は里見の騒動など無縁ですよね。
    晴氏さんは一馬と出会い、様々なものが去来しているようですね。
    一馬の私案では鎌倉府を変えるのですか。
    確かに関東は利根川荒川合流工事や神田山を崩して谷や沿岸を埋め立てて開発すれば後の首都になるほどいい土地ですが、頼朝公以来の形を一度は変えないと駄目ですよね。
    鎌倉府自体は当初の想定よりも上手く行きそうですか。
    古河公方家と上杉家のトップは今の情勢に合わせてなるべく争わない方針に決めてくれましたから嬉しい誤算ですが、里見と外房正木が問題ですね。

    晴氏さんの中では頼朝公は非難と嫌悪の対象になっていたんですね。
    てっきり頼朝公は坂東武者の誇りかと思いましたが、言われてみれば確かにその通りですよね。
    関東のは頼朝公の名前があるから纏まれないし、執権の前北条家の傀儡と言っても過言ではなかったですし、何より子孫を残せなかった男の幻影に振り回されるのは御免ですからね。
    半分以上は嫉妬深い北条政子の所為でもあるんですが。
    頼朝は軍事貴族ですから側室を持ち、子供をたくさん作るのが常識だったんですが、政子が側室の屋敷を焼き討ちにしましたからね。

    嫉妬深い政子の所為でほとんど側室を持てず、仮に側室との間に子供が生まれても出家させるしかなかったですからね。
    ちなみに三代目の将軍実朝が頼家の遺児の公暁に暗殺されても一応3男=貞暁が残っていました。
    北条政子は最後に残った男子の貞暁に「将軍になりたいか」と言われてなりたいと言ったら兄たちや弟子の甥(公暁)のように殺されかねないので左目を潰して否と答え、政子は落涙したと言われますが、あの女の涙なんて猿が言葉をしゃべるようなものでしょうに・・・って思いましたね。

    話を戻しますが確かに外房正木にたいして氏康さんは甘いところがありますね。
    おそらく臣従している内房正木の顔を立てているのと後述しますが、房州逆乱の事を思ってでしょうけど、結果的に久遠を軽んじた外房正木を許せば憂いとなりますか。
    確かにそうでしょうね。
    やはり晴氏さんは人の上に立つべくして生きた人ですね。

    外房正木は織田に密使を送って指示を仰げばよかったのに、里見の処遇を勝手に決めた形になりましたからね。
    怒りが織田家中から織田領民に広がりつつあるんですか。
    織田の文官には寺社関係者が多いですから、寺社も外房正木のやり方に怒ることになってしまいましたか。
    宗滴老が認めた正木大膳亮時茂、一生の不覚でしたね。
    この世界線では朝倉宗滴話記で正木大膳亮は削除されるでしょうね。

    それに動くのが遅すぎた。
    里見義堯の首を差し出すのもいいし、外房正木を取り巻く状況も同情の余地もある。
    ただ、外房正木は地理的に里見が邪魔なうえ、里見の重臣ですからね。
    簡単に手を切ることが出来なかったんでしょうけど、なんでもっと早く内房正木の伝手で織田に支持を仰げなかったのか。
    外房も内房も正木は交易と水軍でなんとか食っていますからね。

    1553年に内房正木は北条に寝返っているので、その時に北条、織田に密使を送ればあるいは・・・。
    今となっては後知恵ですね。
    それに史実通りなら1553年の房州逆乱で内房正木の正木弥五郎や峯上城の吉原玄蕃助をはじめとする二十二人衆といった北条方の支援を受けて土豪層も加わって、里見に対し乱を起こさせ外房正木の正木時忠が守る金谷城に攻め込んで数年に及ぶ争乱となりましたからね。
    房州逆乱から5年程度しか経っていないし、この経緯から死んでも外房正木は北条と内房正木に借りを作りたくなかったというのは容易に想像がつきます。

    そのあたりを汲んでくれるといいんですけどね。
    おそらく氏康さんが甘いと思われる対応は房州逆乱で内房正木を焚き付けて外房正木(正木時忠)を攻めた過去から来ているのではないかと思うんですよね。
    人の心って拗れると治るのに時間も手間もかかりますからね。

    晴氏さんは政治から離れていたから見えてきたものがあるんですね。
    晴氏さんの言葉は至言であり金言ですね。
    氏康さんも一馬も甘いと思われているんですか。
    でもその甘さで救われた人たちがいる事も忘れてはいけませんね。
    関東や古河公方家ではなく一馬の事を心配されるとは思いませんでしたね。
    晴氏さんは関東公方の地位にいましたからね。
    世の中を変える力がなくとも、見通す力はそれなりに持っていたという事ですか。


    晴氏さん、もっと早く出会いたかった相手ですね。
    そうすればもう少し変わった未来だったのかもしれませんね。
    穏やかで争いのない地で50を過ぎて多くを学びましたか。

    そんな中、義氏君が面会に来ましたか。
    里見と正木の件があるし、晴氏さんの病状と年齢からしておそらくこれが今生の最後の別れとなるでしょうね。
    上様と一馬の教えを受けましたから、以前とは変わっていると気付きましたか。

    そうですよね。
    童が一端の武士の顔になったので、色々と言いたいことがあったけど顔を見ると言葉が出ない事ってありますよね。
    何となくだけど分かります。
    そして晴氏さんが義氏さんを褒めたのが初めてだとは・・・。
    なんか涙腺が緩みました。

    皮肉ですね。
    病院で患者を見ているうちに、人生の終わりかけになってやっと人とはどういう物なのか、親子とはどう接するかを知ったんですから。
    晴氏さんはもう既に古河公方ではなく一介の武士ですからね。
    古河公方家に縛られず、義氏さんと接しようとしますか。
    古河公方家を好きにするといいとは思い切りましたね。
    確かに晴氏さんは政治が執れる体ではありませんからね。

    何も言う事はないですけど、ただ恩を返していない相手が二人いますからね。
    上様と一馬ですよね。
    上様には良くしていただいて東西の因縁を終わらせたいというお言葉を賜ったけど、それを成すことができない。
    そして一馬には古河公方家と関東の事を頼んでしまった。
    だから息子の義氏さんに恩返しを託しますか。

    義氏さんも察せるようになったから晴氏さんは安堵しましたか。
    元気よく返事していましたが、この場面を映像化したらいい顔しているんでしょうね。
    関東に帰る前に母親にもあっておけというのは、親心なんでしょうね。
    母親は芳春院さんで、北条氏康さんの妹で古河公方家を傀儡にするために押し込まれた女性ですけど、義氏さんの身を案じるとは・・・政治的理由で生まれたとはいえ、やっぱりおなかを痛めて産んだ子は可愛いんですね。
    義氏さんは関東公方として生きるのか、それとも別の道を生きるのか分かりませんが、自分自身の力で生きて行けるでしょうね。
    晴氏さんは肩の荷が下りてよかったですね。

    未来の電子辞書キタ━(゚∀゚)━!

    永禄6年(1560年)9月ですか。
    史実寿命を3ヶ月過ぎていますからね。
    おそらくこれが今生の別れになるでしょうが、親子関係が修復?され、蟠りが解け、義氏さんの成長した姿が見れてよかったですね。
    どうやら側近の季竜周興禅師もあの場にいたようですね。
    後に義氏さんが周興禅師を側近としているので周興禅師への蟠りも解けたようで何よりです。

    晴氏さんは義氏さんに自分の代わりに上様と一馬に恩返しをして欲しいと言ったことは後世に残りましたか。
    それ以上の事は残っていないですけど、関東譲り状=委任状の件につながると推測されますか。
    当時の古河公方家にはわかっていないことが多いですけど、少なくとも晴氏さんと義氏さんは対立していなかったことが明らかになっていますか。
    自分の足で生きて、父親の頼みを果たすのが義氏さんの最大の親孝行でしょうね。
    義氏さんが成長していく過程を見ると嬉しい気持ちになりますね。

    今回も長くなって申し訳ありません。
    次回も楽しみにしています。
    では!

  • 第2535話・親と子と……への応援コメント

    怒ってくれる貴重な存在の老い先が短いとは。

    久遠くん、恩を返したい時に親はなし。を体験するのかな?

  • 第2535話・親と子と……への応援コメント

    山岡士郎と海原雄山かよ


  • 編集済

    第2533話・流れるがままにへの応援コメント

    こういう話を読むと、呂布(政治を解さぬ戦馬鹿)がいかに害悪だったかわかるな。
    彼の者と刺し違えた貂蝉は中国史の英傑のひとりだな。
    取り敢えず孫三郎さんゲットの算段はついたな!
    あと、土地持ちはすっげー粘着質の因業が多いぜ。
    冗談抜きで末代まで呪ってくる輩を何人も見た。
    1センチの境界のはみ出しを延々グチってくる大家とか。
    うちにはカンケーねーんだよとか思いながら相槌打ってたわ。


  • 編集済

    第2532話・鎌倉府への応援コメント

    予定調和とは言うものの、調和の予定を立てるのが大変なのだ。
    地下、水面下、雲上の根回し水回し風回し。
    席に付いた時にすでに決が取れているのが政治の世界なんだよね。
    総裁選の中継とか、アホらしすぎて見てられるか。

  • 第2530話・その決断は……への応援コメント

    贄になるために今まで生かされた、と後世で評されることだろう。

  • 第2535話・親と子と……への応援コメント

    足利義氏がマトモになって行く経過を見ると少し嬉しい気持ちになる

  • 第2535話・親と子と……への応援コメント

    足利晴氏にしてみれば、久遠家とかかわることで今まで見えていなかったことが見えてきて、外側から世の中のことを考えられるようになったのでしょう。

    さて、意に沿わない形で外部が動き出してしまって後が無くなった正木と里見がどう動くのか楽しみだ。

  • 第2535話・親と子と……への応援コメント

    こうして蟠り無く父子が対面出来たのも義輝さんと一馬の功績かも知れませんね。

  • 第2535話・親と子と……への応援コメント

    更新ありがとうございます。

  • 第2535話・親と子と……への応援コメント

     更新、お疲れ様です。

     頼朝公を痛烈に非難する。
    前古河殿の中では公の名は蛇蝎とはいかないまでも
    嫌悪の対象になっていたんですね。
    それだけで彼が如何に、その名前に振り回されていたかが
    容易に想像出来ますね。
    氏康殿への苦言も久遠クンへの忠告も
    全ては先の世の為の遺言と思えてなりませんね。

     古河公方家親子の対面。
    恐らく此れが今生で最後の対面になるでしょうが
    前古河殿にとっては懸念していた次代が成長した姿を見られたのは
    何よりの手向けでしょうね。
    義氏殿も父親から望みを託された事で、自分は認められたと
    思ってくれれば好いですね。

     次話の更新、お待ちしております。

  • 第2535話・親と子と……への応援コメント

    親父!かっこいい!

  • 第2535話・親と子と……への応援コメント

    失礼します、
    >最後の会うた時と違う

    最後に

    作者からの返信

    誤字報告ありがとうございます。
    修正しました。

  • 第2535話・親と子と……への応援コメント

    どちらかというと無関心に近く別に不仲というほどではなかったけれど和解、と言ってもいいのかな
    晴氏さんも本来の寿命を考えるとこれが最後のやりとりとなってもおかしくないだけにここで言葉を交わした事ははお互いにとってとても大切なものになりそうですね

  • 第2535話・親と子と……への応援コメント

    こうしてまた、某野望ゲームで首を切れない人が増えた

  • 第2533話・流れるがままにへの応援コメント

    光っちゃんは頃合いを見て、
    寿命が尽きた程でアンチエイジングして船長転生だな

  • 第2534話・尾張の受け止めへの応援コメント

    タイミング、というのも結構出てきますね。
    以前は広忠さんもタイミングが悪い、と何度か言われたかと。

    今川や武田もそうみられている…まあどちらも超絶有能で、よく理解してよく働いているから許されてるんですが…


  • 編集済

    第2534話・尾張の受け止めへの応援コメント

    連続更新お疲れ様です。

    正木もタイミングが悪いですね。
    清洲では正木も里見と同罪と見られているなんて。
    経済制裁されて頼みの綱の上杉との商いが停止されて、完全に命綱が切れたから里見義堯に謝罪を要求したけど、義堯は謝罪どころか認めることもしないから内輪もめの状態になった。
    正木は里見に巻き添えになった感じに近いですね。
    外房正木は里見家の重臣で同盟者に近いから離れられずに生きるしかないから10年以上一緒に行動するしかなかったけど、もっと早く行動を起こせなかったのか?って思いますね。

    確かに稲村の変(天文の内訌)で通綱と時茂の兄弥次郎と実堯が結果的に義豊に殺害されて義堯と一緒に時茂が義豊相手に下剋上を起こして、運命共同体になったのは事実ですから簡単に離反できなくなってしまったことは事実ですから、そのあたりも勘案しなければなりませんが。

    事実は滝川恒昭氏の言うように永正15年(1518年)、里見義通が危篤となったとき嫡男・義豊は既に元服していて父の代理を務めていた。
    そこで、義豊は家督を継いで稲村城に入り、叔父の実堯とその子・義堯は上総金谷城に入った。
    ところが、北条氏綱は上総へ侵攻の最大の障害である義豊を牽制・排除をするために実堯や水軍を掌握するその側近の正木通綱に接近する姿勢を示した。

    この動きを見た義豊や正木水軍の台頭に危機感を抱く譜代の重臣らは小弓公方足利義明の了承の元、天文2年7月27日の夜、実堯と通綱を稲村城に呼んで誅殺したというものです。
    今の状況には北条も一枚噛んでいたということですね。

    何と言っても
    正統な当主である義豊を誅殺して里見氏の家督を奪ったこと。
    そのために里見氏にとっては仇敵である北条氏の援助を受けたこと。
    程なく北条氏を裏切って対立陣営である小弓公方側に寝返ったこと。
    など里見義堯にとってあまりに都合が悪い事実が存在していましたからね。
    そこで義堯が義豊の生年を繰り下げて未成年とし、里見実堯が幼君・義豊の後見人(陣代)として誠意を尽くしながら、義豊の無分別により殺害されて、義堯はその敵討ちの為に挙兵したという事実に反するシナリオを作り上げたのが事実のようです。

    例えば、保田妙本寺には里見義堯から譲られたとされる「源家系図」が現存していますが、義豊の記述は「太郎」とのみ書かれて事蹟などは削られている、あるいは義豊以前の里見氏関係古文書の異常な少なさなど、義堯以後の記録の抹殺・改竄を疑わせる事例が見受けられます。

    宗滴老が語ったとされる「朝倉宗滴話記」では「日本に国持人使の上手よき手本と可申仁は、今川殿、甲斐武田殿、三好修理大夫殿、長尾殿、安芸毛利、織田上総介方、関東正木大膳亮方、此等の事」と言って、正木大膳亮=正木時茂も含まれているんですけどね。
    この世界線では宗滴老は正木時茂の事を評価しないでしょうね。
    里見から離れられなくてグダグダになっていますし・・・。
    なんか里見が疫病神に見えてきましたね。
    気のせいでしょうか?

    とにかく里見は安房と南上総が領国で水不足で米が取れにくいので交易で食っている状況なので経済制裁を食らった時点で当時両属状態だった内房正木を通じて北条ルートで織田に通じていればよかったけど人間そんなにうまくいかないものですよね。
    やっぱり後知恵になりますよね。
    一抜け出来たのは両属だった内房正木だけだったみたいですね。
    この分だと清洲での意見のように里見は当然として、正木も領地を召し上げて北条預かりですか。
    この分だと正木時茂は助かりそうにないですね。
    切腹か病死か。
    強制隠居で尾張に人質としてくればワンチャンありますけどね。
    家中がごね得にうんざりしているのは、今川や武田の例がありますからね。
    新参者なのに面倒事を多く抱えて臣従して、支援が必要な土地なのに高い地位にいますからね。

    尾張だと朝廷の権威が地に落ちて、朝廷が祖となる人も厄介な目で見られているんですか。
    となると名門武家は時の主上が始祖だから、基本他の武家は厄介な目で見られているという事に・・・。
    頼朝公と関東に関してはそこまで権威が落ちていないけど、それは北条と塚原先生の友好関係を維持しているおかげですか。
    ただし関東がごねて手間や資金がかかると評判はすぐに落ちるとは・・・難儀なものですね。
    資清さんの言う通り、ケティ誘拐未遂事件、久遠家の南蛮船襲撃事件の件は甘い対応をすると却って里見や正木方(秋元義久や安西実元、岡本安泰、土岐為頼、足利頼純)は困るでしょうね。
    問題は小弓公方の遺児で里見が関東副将軍とほざいた根拠になった足利頼純をどうするかですね。
    再び出家でしょうか?
    それとも上様の所に行くのか。

    ともあれ多少厳しい方が同情されるかもしれませんね。
    北条と上杉がかなり折れましたからね。
    争いを治めようと両家の覚悟をみんなが認めた後に起こった件ですから、評判が悪いのは当然ですが、やはり里見に巻き込まれた正木に同情する声がありますか。

    覚悟を示した上杉の領国に戻る上野への支援は比較的理解が得られていますか。
    上杉は嫡男が北条に討たれているし、それらを飲み込んでの和睦で北条家に関東管領就任を認めましたからね。
    北条家は北条家で上野の返還や古河公方の独立と所領や権威を手放し、長尾家と互角に戦っていましたからね。
    譲歩に譲歩を重ねて上杉を立てている。
    そんな両家に図らずしも比べられてしまった外房正木はタイミングが悪いですね。
    この件は内房正木を従えている氏康さんと話した方がいいでしょうね。


    鎌倉府復興に外房正木は水を差した形になってしまいましたが、外房正木は内房正木と違って里見の重臣でもあるし、地理的な問題で簡単には里見から離れられないので泥船から簡単に降りれない状況でしたね。
    そして上杉が北条と和睦に応じ、鎌倉府が復興するという事は最後の命綱が切れるという事。
    鎌倉府が復興すれば自動的というか連鎖的に経済制裁が完全なものになってしまい、二進も三進も行かなくなるので結局里見義堯が誘拐未遂事件と南蛮船襲撃事件を認めて頭を下げるか、それとも首か身柄を差し出す状況になってしまいましたね。

    しかし尾張は安易に戦をすることを嫌いますからね。
    尾張と関東は遠すぎてそれが分からなかったんでしょうけど、外房正木からしたら死活問題ですからね。
    とは言え、尾張に従うなら尾張のやり方に合わせる必要があったので、外房正木は宗家の内房正木に話をして、北条→尾張から返信を待って挙兵するか否かを判断すればよかったんですが・・・。
    なぜ待てなかったのか。
    宗滴老が認めた正木時茂が居ながら待てなかったのか、それともそこまで追い詰められていたのか・・・。

    個人的には後者だと思うんですよね。
    最大限弁護させてもらえば里見は南上総で一番いい土地である久留里を掌握していて、外房正木は小多喜(のちの大多喜)を除いて領地が沿岸部で交易なしではとてもやっていけない勢力ですからね。
    しかも上総下総の外房沿岸部の湖沼は汽水交じりでとても農業用水には使えないという事情がありますし、外房正木から交易と水軍を取ったら何も残りませんし。
    だから内輪もめから勝手に兵を挙げてしまい、首謀者の首を差し出す代わりに水に流せと迫ったような感じになったと思います。
    関東では珍しい事ではありませんが、尾張では通用しませんからね。
    せめて内房正木→北条ルートで尾張に相談していれば・・・と思いますね。
    とはいえ、内房正木は宗家で外房正木は分家。
    なのに里見に長い間重用されていますから、幾ら宗家でも面白くないだろうし、内房は北条と両属、外房は里見の重臣と仲が良くないから宗家に頼りにくかったのは容易に想像できます。
    結局は後知恵ですよね。

    結果同情よりも苛立つ方が多いでしょうね。
    氏康さんは正木に尾張に怒りは一馬を納得させたところで治まらないから織田と和睦したければ余計なことをせず頭を下げろと何度か言っていたんですか。
    それは仕方がないですね。
    減封は確実ですね。
    正木時茂・時忠兄弟の切腹か浅利兄弟のように島流しにされて小多喜・勝浦を取り上げられるかもしれない。
    里見水軍の中核の一つを担っていたのが正木水軍ですから、水軍力は惜しいんですけどね。

    里見を見捨てたという外聞を嫌っていたのかもしれないのと、正直正木は水運関係で食っていましたからね。
    だから蜂起したけど、関東で評価されても尾張では評価されませんからね。
    近隣への面目の為に尾張に嫌われる道を選んでしまうとは外房正木はもう終わりですね。
    この一件で厚遇されず、むしろ千種家の様な末路をたどるかもしれませんね。
    織田が関東と対峙する際の悪い先例として引き合いに出されて関東諸将に恨まれるかもしれませんね。

    氏康さんと北条家は災難と見られていますか。
    誰もが断っていた仲介を血縁を理由に無理に頼まれたように見られているんですね。
    氏康さんは弱体化した里見や正木に興味はないんですね。
    尾張で謀ったと思われなければそれでいいと。
    もはや里見などアウトオブ眼中ですね(笑)

    いい知らせは義氏君は上様から直々に関東公方としての教えを授けられて、氏康さんを頼るように下命をしていましたからね。
    今は里見と正木の動きもあって今は落ち着きませんが、疑心暗鬼から遠ざけるくらいは何とかなっていますか。
    上様も東西の因縁を終わらせたいですからね。

    悪い知らせは正木についてですよね。
    和睦と鎌倉府の再興直後の騒ぎですからね。
    正木も責任を負うつもりがあるかもしれませんが、そんな話はなかったので厄介なことになるかもしれませんね。

    里見が悪手を打ったせいで一馬が板挟みになりますね。
    経済制裁を受けた直後に内房正木を通じて北条に話を通し、尾張の指示をまてば無傷で済んだかもしれないのに、貧すれば鈍するですね。
    まあ、里見の重鎮として扱われているから直前まで里見を切れなかったのは分かりますが、それにしてもなんで尾張に話を通さずに挙兵したのか。
    正木時茂、一生の不覚ですね。
    氏康さんは相応の責任を取らせて謝罪行脚させるつもりですから、外房正木家は存続するんでしょうけどね。

    一応正木時茂には信茂という有能な跡継ぎがいますし、何とかなるでしょう。
    外房正木家は(三浦家庶流で仮冒だろうけど)三浦道寸の子孫ですし、絶やすには惜しい家ですよ。
    とはいえ尾張は意地と覚悟だけでやっていけませんからね。
    良くも悪くも意地と覚悟だけで北条早雲公相手に3年戦った三浦道寸の血を引いているだけの事はありますね。

    代わりと言っては何ですが、織田と長尾で鎌倉府を助ける先例になりますからね。
    怪我の功名でしょうか?
    滝川益氏さんと長尾景虎さんが友誼を深め、上杉も信濃と接している織田と争う気はないし、義氏君が納得したのならそれが一番いいんでしょうね。
    氏康さんは大乱にならないように努める所存ですか。
    確かに東国では氏康さんが頼りですし、古河公方家と上杉家はしばらく落ち着かないですからね。

    奥羽には一馬の嫁がいて奥羽の北半分は平定しているので、関東が手古摺ると奥羽も困る、西の六角や北畠のようにと東で北条が励まなければならないという考えに行きつくのはやはり「一流は一流を知る」でしょうね。
    ようやく12年の友誼を役立てる時が来ましたね。
    思えば幻庵老と氏親さん(当時西堂丸君)が尾張見分に来て小田原に南蛮船で送ってからの友誼でしたからね。
    幻庵老の眼力は確かだったって事ですね。


    今回は外房正木についてと北条氏康さんの心情でしたね。
    内房正木なら江戸湾挟んで北条にすぐに頼れますが、外房正木は地理的に里見が邪魔な上に内房正木と違って重臣として重用されている。
    だから安易に頼れず限界まで里見につかざる得なかったと思うんですよね。
    付いた相手というか、寄り親、つまり上がバカだと下が巻き添えを食う典型例でしたね。
    せめて尾張に事前に密使を送っていればよかったんですけどね。
    それが悔やまれますね。
    経済制裁で里見の一派と見られて巻き添え食らってどうしようもなかったのでしょうけど。

    北条氏康さんは甥の義氏君に嫌われていますが、上様のおかげで疑心は遠ざかりましから少しは良くなったと言えますよね。
    上杉家と古河公方家はしばらく落ち着かないけど、北条家が尽力するときが来たという事ですね。
    最終的には北条家が三国同盟に入った後、臣従するのか、それともそのまま臣従するかは分かりませんが、大きく前進したといえますね。

    今回も長くなって申し訳ありません。
    次回も楽しみにしています。
    では!

  • 第2534話・尾張の受け止めへの応援コメント

    正木としては鎌倉府ができあがれば、自分たちが賊軍になること確定しているからこそ、最後の機会にかけたのだろう。しかし尾張から見ればもっと早くやれよ、情勢固まってから面倒押し付けに来るなと言う扱い。格差社会怖いな。

  • 第2534話・尾張の受け止めへの応援コメント

    一馬の権威も良くも悪くも上がってしまった
    王の側室を狙うなんて蛮行は織田領だけでなく久遠家の民も許さないでしょう
    織田も同盟国として容認できないでしょうね

  • 第2534話・尾張の受け止めへの応援コメント

    更新ありがとうございます。

  • 第2534話・尾張の受け止めへの応援コメント

    10年
    もうそんなにか

  • 第2534話・尾張の受け止めへの応援コメント

    正木もタイミングが悪い。
    鎌倉府が再開する時だから大げさでなくとも祝いの一つもあろうかという時に、内戦を始めるとは…

  • 第2534話・尾張の受け止めへの応援コメント

    誤字報告です。
    >この御仁が(要る)ところで世が動く。
    →「いる」
    >和睦と鎌倉府【を】再興してすぐにこの騒ぎでございます。
    >まったく、覚悟と意地だけ【で】評価をされる国ではないのだぞ。

    作者からの返信

    誤字報告ありがとうございます。
    修正しました。


  • 編集済

    第2534話・尾張の受け止めへの応援コメント

    更新ありがとうございます。

    自分の読解力のなさであれば申し訳ないですが、
    >奥羽には内匠頭殿の奥方が要るはず。
    の『要る』についてですが、現状のところ奥羽には一馬嫁が『必要』であるので間違いではないんですが、この文章の流れに限って考えると奥羽に『滞在している』の『居る』もしくは『おる』である気がします。
    どっちとも取れてどっちも間違いではないと思いますが、もし後者を考えて書かれていたら修正願います。



    ていうか、がんばれ北条バリアー(もしくは北条シールド)

    作者からの返信

    誤字ですね。
    ご指摘ありがとうございます。
    修正しました。

  • 第2534話・尾張の受け止めへの応援コメント

     更新、お疲れ様です。

     正木は時代相応の常識で動きましたが
    その常識自体が尾張では変化していますから
    何とも言えませんね(苦笑)
    久遠クンが思う様に、確かに正木は動くのが遅かったですね。
    まだ院の尾張御幸以前だったら
    多少の理解は得られたでしょうが……
    様々な経験から旧体制に不信と不満を溜まっている尾張では
    嫌悪の対象になっても仕方ありませんね(苦笑)

     氏康殿が途方に暮れそうになるのも分かりますね(苦笑)
    自重を促していたのに、正木は坂東武者の理論で動いてしまった。
    戦が一段落したら当主の強制隠居は免れませんね。
    詳細は今後の協議次第ですが、様々な方面から配慮を受けた氏康殿なら
    過たず、事を進めてくれるでしょうね。

     次話の更新、お待ちしております。

  • 第2534話・尾張の受け止めへの応援コメント

    北条とは長い付き合いですが、それがようやく活かせる時が来たようですね。
    さて、軍を送るにしてもどれだけの規模になることやら……
    氏康さんの手腕が試されることでしょう。

    あと、これは誤字でしょうか?

    >家中『と』大殿と私で抑えてみますが

    家中『は』だと思いますが……

    作者からの返信

    誤字報告ありがとうございます。
    修正しました。

    関東はねぇ。もう価値観からして違うからw

  • 第2533話・流れるがままにへの応援コメント

    公方からの奉行、というのは坂東武者から見ればたぶん阿鼻叫喚…

    末代までの恨み、領境…今の現実も嫌というほど。ため息。


  • 編集済

    第2533話・流れるがままにへの応援コメント

    連続更新お疲れ様です。

    いよいよ動き出しましたね。
    さて関東公方軍が出て、里見がどうなるか楽しみですね。
    意地を張るのも面目を重んじるのも大いに結構だが他者を巻き込むな。
    北条、斯波織田久遠を巻き込んだ正木とて過信しすぎるなという上様の御言葉が胸にしみますね。
    上様からしたら里見も正木も同じ穴の狢というわけですか。
    手厳しいですね。

    そして織田の所領を認めない政をする理由を、争いを無くす方法を端的に語りましたか。
    確かに末代まで因縁を叫び、所領があれば領境でにらみ合い、飢饉になれば民の不満の矛先をそらすため略奪を兼ねた戦をする世の中には上様はうんざりしていますからね。
    故に上様はその先が地獄か泰平か分かりませんが一馬を信じ、共に生きようとして今がありますよね。
    関東に戻り思うところはあっても困ったら氏康さんを頼れ、ですか。
    義氏君は思うところはありますが、確かに上様に通じる物がありますからね。
    義氏君に分かりやすく説明しましたし、心に響いたようですね。
    これで義氏君は大丈夫そうですね。

    まあ少しまだ捻くれているところ、北条を信じるのではなく上様と一馬を信じると言う考えではあるようですが、大丈夫そうですね。

    不忠者ではないとはいえ簗田たちの動きから任せておけないと判断し、奉行衆を義氏君のもとに送ることにしましたか。
    目付のような役割ですが、確かに義氏君には簗田晴助らを抑える事が出来ないから彼らへの牽制ですね。
    簗田らは戦で影響力を示すつもりでしょうが、それが悪いとは言いませんが上様の治世には合いませんからね。
    ただでさえ何処も人手不足なのに、それを割いてまで義氏君を助けようとする上様の温情が光りますね。
    上様はやはり過去の自分を見ているようで放っておけないんでしょうね。

    義氏君は関東公方を退くつもりでしたが、今回の正木の一件で言い出せなくなったわけですか。
    確かに尾張の商いは織田と久遠にありますから利を与えて当然ではないですよね。
    それは古河公方家も例外ではないし、北条が古河公方家に与えていた利をそっくりそのまま与えるわけないですからね。
    争わないという口約束でさらなる利を求めるのは上様が許しませんか。
    確かにそれを押し通されれば第二の小物管領が出来上がるだけですからね。
    今後、古河公方家への商いは上様が仲介することにしましたか。
    今の上様だったら権威もあるし、義氏君も少しは家中を従えられるようになるでしょうね。
    後は義氏君の周興禅師への不信感が無くなればいいのですが・・・。

    義氏君は上様にわずかな間とはいえ拝謁して上様の本質を掴めましたか。
    ここまで懇切丁寧に説明すれば誰でもわかりますが、理解し、納得できるのは義氏君の分別なんでしょうね。
    小物管領はその分別がなく血筋と身分に胡坐をかいていたから若狭に逼塞する羽目になったわけですが。

    ひとまずは関東公方として里見と正木の始末をつけ、辞めるなら機を見ればいいですか。
    辞めても辞めなくても関東公方として功が残りますからね。
    そして政以外にも興味がある物や楽しみを見つけろ、ですか。
    確かに上様も関東公方も一人の人間ですからね。
    人として生きる道や生きがいを探してみよ、ですか。
    義氏君には上様は眩しすぎるでしょうね。

    何から何まで教えを受けてしまい、感謝していますから、大丈夫そうですね。
    義氏君は傀儡として生きてきましたからね。
    北条から独立して関東公方として関東を治めたい、そんな欲しかなかったですからね。
    しかし上様の言葉に諭され、恩情を受けた。
    上様に受けた恩情は忘れてはならないと思っているのでどうにかなりそうですね。
    義氏君がどのような選択をしても、いい補佐がいれば何とかやって行けそうですね。


    久しぶりの信秀公ですね。
    里見と正木が交戦状態となり、北条が仲介を頼まれた後、念のため安房に送る軍を動かす支度をしていましたか。
    流石ですね。
    リーファは海軍提督ですからね。
    尾張から安房は遠いですから織田が軍勢を動かすとなると海軍の協力が必要ですからね。
    もしかしたら九鬼嘉隆君も19だし士官候補生として初陣を飾るかもしれませんね。

    すぐに呼び出しましたか。
    リーファは蟹江で里見と正木の戦を知りましたか。
    里見とは因縁があるし兵を出す件ではないものの、戦になるかならないかは一馬次第だと思いつつも、やはり信秀公は一馬が動いて戦になると踏んでいましたか

    信秀公は近江でどのような会談になっているかは知りませんが、一馬は甘いから結局動くだろうと思って軍を動かす準備をしているとは、流石ですね。
    佐治為景さんはリーファ一人いるだけで海の戦の形勢が変わる、ですか。
    その通りですよね。
    里見もゲリラ戦と船戦が得意が得意ですからね。
    甘く見て痛い目にあいたくなければ、全力を尽くすべきですよね。

    今回兵を出すとなると、確かに安房に城か湊が欲しいところですね。
    12年前、鎌倉沖海戦で安房に所領をと言っていましたが、あの時はまだ時期尚早でしたからね。
    受け取りませんでしたが、今回は取りに行きますか。

    個人的には安房水軍の拠点の金谷城か館山城ですけどね。
    勝浦は上総ですし、正木の領地ですし、無理でしょうね。
    ただ、金谷は対岸に三浦半島が迫っていて江戸湾で結構狭い海峡だし、大型船を多数展開するのに向いていない。
    館山は館山ですぐ南西の洲崎沖は現代日本でも激潮流注意の難所ですからね。
    とはいえ大型船の恵比寿船だったら大丈夫でしょうね。
    比較的栄えている館山かそれとも安房水軍の拠点の金谷か、どちらかを取るのは信秀公や一馬次第でしょうね。

    関東の者にやらせるのも一つの手ですけど、既に織田が手を貸さないと商売や銭の件で関東は生きていけませんからね。
    それに北関東の諸将(八屋形)などににらみを利かせるためにやはり安房に所領を持った方がいいでしょうね。
    里見が動かなければ関東に手を出す名分がなかったですけど、今回は斯波織田久遠にとっても奇貨となりましたね。
    伊豆諸島ではなく、どん詰まりの安房とはいえ関東本土に所領を曲がりなりにも得るので、これで晴れて斯波織田久遠は坂東武者ですね。

    確かに信秀公も数え50ですからね。
    関東に5年も10年もかけていられませんよね。
    これから畿内より西が待っているし、友好国の三好はともかく、大勢力と言えば大内と尼子を食って肥大化した毛利と史実では一時は九州の大半を平定した大友、そして最後に強敵鬼島津が待っていますからね。
    北関東の諸将が降れるように場を整えなければなりませんからね。
    流石に10年以上意地を張った里見が敗れれば坂東武者も考えるでしょうし。

    一馬がいてここまで来るのに13年の年月がかかりましたからね。
    日ノ本平定にはあと何年かかるか分かりませんし、それに日ノ本を平定しても、今度は外の世界を見据えていかなければなりませんから先は長いですね。
    海の方が楽ですか(苦笑)
    確かにその通りですよね。
    確か信光さんは子供のころの夢が水軍大将になりたいって言って父親の信定公に笑われていたと言ってましたね。

    信光さんは今でも酒が入ると海に出たいと言うんですか。
    しかも一馬に仕えれば海に出られると真顔で言ったんですか。
    どんだけ海が好きなんでしょうね(笑)
    久遠を知ると皆光明を見出しますからね。
    それは寺社の開祖がしているようなことですよね。

    それ自体は悪くはないですが、織田家中でも近江より西には関わらず久遠と共に日ノ本の外の世界に進むべきという声が増えてきたり、畿内に関わらず久遠の国を豊かにすることで恩返しをしようという僧侶まで出てきているんですが。
    久遠は臣下というよりも同盟者に近いですからね。
    一馬もエルも微妙な、というか困った表情が目に浮かびますね(苦笑)

    久遠家としては信光さんは大歓迎ですが、遊んでいるように見えて久遠の軍略を使える万の兵を動かせる将はそうそういませんから信秀公が困りますよね。
    確かに信光さんは久遠家を知って生き方を変えましたからね。
    古い形に見切りをつけて一馬の助言でものづくり(酒造)を始めたかと思えば、武官大将でありながら政に口を出さずに一馬の望む政を助けているんですか。
    確かに得難い人材ですよね。
    武断派が政を理解し、武威ではなく文治で生きているのは信光さんの功績ですからね。
    豊臣家も徳川家も文治派と武断派の対立で苦労しましたからね。
    円滑に回す潤滑油的な人物や生きた接着剤の様な人物は得難いですし。

    信秀公は信光さんを海に出してあげたいと思う反面、西国を平定するまで無理でしょうね。
    尾張で励んでもらわなければなりませんが、よくよく考えると1556年の1月7日に坂井一族の坂井孫八郎に暗殺されているんですよね。
    史実寿命を乗り越えて武断派と文治派を取り持つ人材になる。
    どの家中でも分かりやすい手柄を立てる武断派は縁の下の力持ちの文治派を下に見ている節がありますからね。
    特に豊臣家は酷かった。
    織田家では信光さんが生きていてくれて本当に良かったです。
    ちょい悪オヤジだけど(笑)
    それがまたいいですね。


    今回は義氏君の心境と信秀公の心境でしたね。

    ついに里見は年貢の納め時が来たって感じですね。
    外房正木の正木兄弟(時茂、時忠)はどうなるか分かりませんが、最上で本領安堵でしょうね。
    立ち上がったのは織田に謝罪しろという至極真っ当な理由ですし、切腹はないでしょうね。
    そして海軍を動かすとなると、海軍の士官候補生の初陣にはちょうどいいと思いますし、九鬼嘉隆さんも19ですから安房里見との海戦(第二次鎌倉沖海戦?)に参加するかも知れませんね。
    九鬼嘉隆さんの初陣のチャンスですよ。

    そして織田は安房に城か湊を一つもらっておく必要がありますよね。
    上総勝浦は朝市が有名ですが、1591年に勝浦城主であった植村土佐守泰忠の奨励により、農家と漁師が農作物と水産物を物々交換する場として始まりましたが、領主が誰になるかは分かりませんがこの時代から朝市が始まったりして(笑)
    あとできれば残っていればですが上総の麻布の技術も欲しいですね。
    何故かと言うと上総望陀郡には麻布の望陀布があるからです。
    望陀布は朝廷献上品となるほどの最上級の麻布です。
    上総は紅花も盛んで、紅花で緋色に染めた望陀布は主上の践祚の寝具に使われているほどのものですから、残っていたら里見の数少ない特産品ですね。
    現代ではロストテクノロジーですから残っていたら保護したいですね。

    あと上総の小櫃川下流の木更津、袖ヶ浦には日本住血吸虫がいるんですよね。
    何とか撲滅しないといけませんね。

    関東は既に織田の商いと銭がないと里見のようになると分かり切っていますし、坂東武者が降りやすい様に整えておくのは器用の仁である信秀公の計らいでしょうね。
    そして信光さんは遊んでいるように見えてきちんと役割をこなしているし、何より武断派に文治を理解させるという事をその身で分からせているわけですし。
    武断派と文治派はどこの家中でも対立しがちですからね。
    生きた潤滑油や接着剤的な人物というのは得難いものですよ。
    西国が平定され、日ノ本から戦火が絶え、戦国時代が終われば信光さんは晴れて海に出れますね(笑)
    その前には関東と南奥羽と北陸を平定しないといけませんね。

    しかし西国で手ごわいのは陶(大内)と尼子を食って大きくなった毛利と一時期は九州の大半を平定した大友と、なにより最強の敵となりうるのは島津ですよね。
    長曾我部はまだ元親が出てきたばかりで土佐一条も健在ですし、四国は阿波と讃岐は三好領ですから考えなくていいでしょうね。
    島津は360の兵で伊東の3000の兵をひっくり返した木崎原の戦いとか2万で大友10万をひっくり返した耳川の合戦とか、関ヶ原で東軍に正面から突入して80人余り(54人とも)が生きて薩摩に帰り着いた島津退き口とかスパルタ軍も真っ青なバーサーカーですから一馬たちがどう平定するか楽しみにしています。
    おそらく同じ土俵で戦わずに里見同様に領国を丸ごと兵糧攻め=経済封鎖か鉄砲三段撃ちなパワーゲームになると思いますが(笑)
    どちらにせよ、理想を言えばあと史実同様に30年以内に平定したいものですね。

    今回も長くなって申し訳ありません。
    次回も楽しみにしています。
    では!