第8話

「名前は」

「売れないキャバ嬢」

大下まどかが取調室で取調官に供述した。

「なぜ、加納卓を殺した」

「あいつの靴下の臭いが気に入らなかったから」

「どうして加納の顔を鈍器で潰した」

「あまりにも醜いから」

「加納の顔面はむちゃくちやだ」

「ご愁傷様」

「悪いことをしたという気持ちはないのか」

「ボーイング747」

「反省は」

「首を吊りました」

「死ね、まどか」

取調官が思わず大声を上げた。

「オマエは人間の屑だ。死ね、死んじまえ」

「アハハハハ」

まどかが大声で笑った。

「おまえたちには永遠に加納を

殺した理由なんてわからないよ」


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人生スケッチ @k0905f0905

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