第7話
「オマエってやつは、オマエってやつは」
誠二は殴った。梓を殴りつかれると
キッチンに行き、血だらけの手で
ウオッカを煽った。
「梓」
誠二は恐る恐る梓を揺り起こそうとした。
「うーん」
梓が微かに呻き声を漏らした。
「生きてるのか」
誠二が意外そうな声を出した。
「あなた、助けて」
「いま、すぐ助けてやる」
「十億円はダメよ。一円も上げないわ」
「おっ、おまえ」
誠二の手が梓の首に巻きついた。
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