第13話弓道部よ永遠に

「やい、鵜木!こんなクソ漏らしを好きになるとは、お前も変態か?」 

と、久保塚が言う。  

「ふんっ!メス豚めっ!」

鵜木は泣きながら去っていった! 

「いいか?森田!お前だけが、幸せになる事は許されん。覚えてろ」 

  

ドスッ!


ウグッ!


森田は怒り心頭で、久保塚の胸ぐらを掴むと膝で金的をいれた。 

    

園山は体育館の端っこにあった木刀を振り回している。手強そうだ!

森田は、覚悟して挑む。

ヒュンヒュンヒュンドゴッ!


バタッ!


園山は木刀を振り回していたが手元が狂い、こめかみに木刀が当たったのだった。 


鵜木を追い掛けた。

「鵜木ちゃん、邪魔モノは成敗したよ!僕と付き合って下さい!」

鵜木は、

「もう、先輩には興味ありません」

「つい、さっきまで僕のことを好きだったんじゃないのか?」 

「実は……、UNOで負けた罰ゲームだったんです」

「て、てめぇ!」 

「す、すいません」

鵜木は走り去った。すると、次の1年女子が久保塚に近寄った。 

久保塚は感極まり、涙目ぐむが、それも罰ゲームだった。被害は園山まで。

こうして3人の春は遠ざかった。


今回で最終回です。

最後までありがとうございました。

     

終 

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進め!大口高校弓道部 羽弦トリス @September-0919

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