ファニーかと思いきや

河童という難しいテーマですが、視点の切り替えがこまやかで言葉そのものにも力があるので非常にわかりやすいです。二十首の短歌の中でここまで出来るのかと驚きました。
また人間は立ち位置次第で性質が全く変わってしまう生き物なんだなということを改めて感じる作品でもあります。
読む前の印象と全く違っていたというか、いい意味で裏切られました。