終末世界の過ごし方_18 防衛線

 廃墟や廃屋の目立つ居留地ポレシャの町はずれ。大きな瓦礫の上にバランスよく寝転んだニナは、半分、微睡みながら空を見上げていた。

(何もしない時間も偶にはいいものだ)

 あの雲は鶏の丸焼きに見える。向こうはオムライス。ロールキャベツの傍をミートパイが漂っている。勿論、空想していても料理が降ってくることはない。


「……いつかは、食べてみたいです」雲を眺めながら、うとうととニナは呟いた。

 ニナが食べたことのある御馳走と言えば、缶詰にベーコン、ソーセージ。贅沢は蜂蜜に焼き菓子と果汁。普段の食事は、時に野菜と肉が混ざる麦粥であった。空腹は感じても飢えたことはない。渡り人オーキーとしてはかなり恵まれている方だろう。


 にも拘らず、人の欲望には限りがないのだろうか。食べ物に困らなくなっただけでも随分と生活は向上したのに、さらなる飛躍を望むとは。今、ニナは情報媒体でしか見たことがない料理を味わってみたくて溜まらない。


 生活に困窮するものは居留地ポレシャにさえ少なからずいる。飢えと貧困は、大半の渡り人オーキーにとって宿痾だった。大家族であったり、深刻な怪我や病気を患うだけでも、誰もがいつなんどき似たような境遇に陥っても不思議はない。


 或いは、単純に簡単な仕事ばかりを好んでいるために賃金が安いか、仕事をあまりしたがらないものもいる。怠け癖というべきかも知れないが、ニナにもその気持ちが分からないでもない。


 居留地ポレシャの通貨など幾ら貯めてもさほど生活は変わらない。何年経とうが路地裏暮らしから抜け出せないうちに、あまりに強く諦観などに囚われた労働者の中には働く意欲を失ってしまうものもいた。


 多分、ニナやマギーも含めて渡り人オーキーであれば、誰もがどこかに似たような想いは抱えていると思う。諦めであったり、怒りであったり、或いはもっと暗く濁った負の感情を煮え滾らせているものも時折は見掛けられた。

 ニナたちも贅沢を言えるなら、より安全で快適な家に暮らしたいと思っている。とは言え、今の生活にも概ね満足していた。昼日中に怪物に怯える事もなく、食べるものは充分にあり、就寝時も居留地入り口の木柵とねぐらの【扉】の二重の防御に守られている。


 もう2~3年もしたら、ニナも働けるようになる。その時は、お金を貯めて防水シートでも買おう。路地裏に張り巡らせば屋根代わりとなる。少し頑張れば手の届きそうな、そんな計画を立てては話し合うのも楽しい。時々は、まるで空想としか思えない夢も口にする。都市に大きなお屋敷は幾ら掛かるかな、とか。路地裏に椅子とかテーブルを買うのもいいが、盗まれるのも恐い。持ちきれない財産を持つ気は、今のところは、マギーにもニナにもなかった。

(……過ぎた望みを持たなければ、人は幸せなんではないかな)

 飢えを恐れないで済むだけの食料があるだけで充分に恵まれている。ついでにささやかな望みとして、一度くらい手の掛かった料理を食べてみたいとも思う。ニナの望みなんてそんな些細なものに過ぎなかった。


 今の生活に満足する事と、野心を抱くことは相反していない。このまま変わらない暮らしをしても全然構わないが、機会があるならば、より快適な生活環境を築きたいとも思っている。要するにマギーも、ニナも凡人だった。


 考えたくはないが、ポレシャだって不滅ではない。今日明日に変異獣ミュータントの群れが押し寄せてきて唐突に滅びる。そんな結末を迎えた居留地なんて、それこそ星の数ほど存在している。


 多くは望まない。居留地に財産を抱えても、一瞬で無に帰すこともある。或いは、逆にポレシャがこれからも末永く栄えて、投資すれば充分な見返りが得られるかもしれない。多かれ少なかれ、生きていれば絶対に苦難が降りかかる。財産の分離やら保全やらは、今考える事ではない。正解は誰にも分からないが、自分とマギーが生き残れるなら、差しあたっては食べていけるだけで充分だとニナは考えていた。



 ニナが雲を眺めながら口を半開きにして呆けてると、とんでもない侮辱が耳に入ってきた。

「このアホ面には見覚えがあるのだわ」

 子供たちを引き連れた路地裏の王女さまが肩を竦めていた。

「雲が食べ物に見えてる腹ペコ特有の顔なのだわ」

 ちなみに路地裏の子であれば、誰もが一度はやったことがある。これでお前も仲間だ。


 ハッとしたニナは、慌てて口元の涎を拭きながら鋭い視線を返した。

「……いきなりの愚弄。渡り人オーキーらしいね」

「自爆してるのだわ?」

「わたしは、深謀遠慮?……を巡らせているんだよ?

 屋根の下で眠い……眠る計画を立てていたんだ」

 ニナが不敵な笑みを浮かべると、冒険と決めつけた王女さまが叫んだ。

「近所の廃墟にいい所見つけたのね!素敵だわ!いつ行く?あたいも行くわ!」

「駄目だよぅ。この間、保安官助手に怒られたばかりなのにまた怒られるぅ」

 人形を抱えた子がおずおずと静止しようとして。


 遠方から銃声が響いたが、誰も気にしなかった。

 防壁外からの銃声自体は、よくある事だった。

 近寄る怪物への威嚇や駆除。時には巨大鼠やコヨーテなどの肉を求めて居住者が猟をすることもある。銃弾は貴重ではあるが入手できない程ではないし、装薬とて経年劣化が起こる。もっとも、金属薬莢であればよほど劣悪な保存状態でもなければ、半世紀や百年近く前の弾薬でも平気で使えたりもするのでさほど気にする事ではないが、兎に角、消費期限が近づいた銃弾を消費するついでに、居留地周りでの狩りや駆除を行うのは珍しくない。


 二発。三発と。響いてくる発砲音が止まらない。

「今回は結構、多いね」

「大物かな。お肉食べられるかな」子供たちが囁いている中、急に銃声が静まり返った。

 仕留めたのか、と思いきや、さらに、ほぼ連続して二発。

「……誰かが合流した?」

 ニナが呟いた時、また二発が重なると、さらに立て続けに発砲音。そこからは四発、五発と立て続けに発砲音が途絶えなくなった。


 子供たちは、立ちすくんだ。

 周囲を見回すと、大人たちまでもが何処か不安そうに打ち続く銃声に耳を欹てている。銃声は散発的に、同じ方向から繰り返し響いてくる。

 渡り人オーキーの一人が鞄から銃弾を出した。鉄パイプを繋げた粗末な前装式の銃に弾薬を込めると、残りも取りやすいようにガジールと呼ばれる服の胸の部分に縫い付けた弾薬入れへと詰めていった。


 ガジールに弾薬を入れてる隣人を見ていた別の渡り人オーキーが、寝泊まりする路地裏の出入り口に荷物や瓦礫を置き始める。

 戸締り代わりにバリケードを築いている傍らで、数人が集まってから頷くと、棍棒やら手製の槍やらを取り出したり、幾人かは様子を見に防壁に向かって駆けだした。


 路地裏がざわつき始めた。家族や子供の名を呼ぶ声が行き交い始めていた。

 防壁の方へと動き出す一家もいれば、赤子を抱えて頑丈な廃墟へと逃げ込もうとする夫婦。持っている弾薬の数を数えたり、弓の弦を張る若者たちもいて、小さい子には泣き出すものもいた。


 二児がニナにしがみ付いてきた。不安そうに見上げてくる。

 数人かべそを搔いた子供たちを見て、近くで囁きあっていた大人がそれでも慰めるように優しげな笑みを浮かべた。

「だ、大丈夫だ。鐘が鳴らされてない。襲撃の時は……」

 言った途端に、鐘が鳴り始めた。

「か、家族を……合流しなさい、いいね!」

 何か言いかけていた大人は厳しい顔つきとなると、どこかへ走り去っていった。

 カーン、カーン、と秋の空に響き渡る警報を、何処か他人事のようにニナは聞いていた。

「て、敵襲だ。えらいこっちゃ」

 通りすがりの太った男性がハンカチで汗を拭きながら走り抜けていく。


 幼子たちがニナに縋りついてきた。

「……こあぃ」

 しゃがみ込んで子供を撫でながら、ニナは天を仰いだ。

「……お爺さん、こんな時に何処に。いや、仕事か」

 思わず愚痴を呟きかけて、ニナは首を振った。マギーは一緒に過ごす時間が多いからつい忘れがちになるが、老人は独りで三人もの口を養っている。子供とは言え、他人を養う事は大変なことなのだ。親の呼び声に離れていく子供もいるが、大半の子の親や兄姉も、働きに出ているようだ。


 どうすればいい。どうするべきだろう。木柵の辺りには、路地裏の住人が何人か集まって外の様子を窺っていた。中には武器を手にしている者もいるが。

 二児の手を握りながら、ニナは友人たちを見回した。女子供には、防壁に向かって逃げていくものもいた。入れてもらえるなら、そうするべきだろうか。

 ただ、敵襲の鐘は本来、敵が見えてきた方角の見張り塔で鳴らされる。

 鐘の音が防壁のさらに南側から響いてきているのが民衆を不安にさせ、防壁に向かうのを躊躇わせてる理由だろうか。

 皆、不安そうに手を繋いだりしてるが、子供が纏まっては相手が怪物でも奴隷狩りでも、いい的になってしまうのではないか。かと言って、ばらけるのも良い考えとは思えなかったけれど。


 ニナが一人であれば、話は簡単だった。安全な場所を探してとっとと逃げる。立ち入り禁止の廃墟でも、ロープや登攀でいざという時には逃げられる。

 今まで集団で理不尽な行動をして死んでいく大人を眺めた時、もっと上手くやれたのではないかと思う事は多々あった。

 しかし、実際に自身が仲間といる状況に置かれたら、そうあっさりと他人は見捨てられない。いきなりは踏ん切りはつかない。むしろ、自分の命がある程度は危険にさらされるのも承知の上で、他の者たちも助けるための方法を模索してしまう。これは苦しい。大人の指示が欲しい。マギーがいれば。


「……相手が略奪者レイダーか、変異獣ミュータントの群れでもない限り、防壁は早々落ちない」落ち着いた声が掛けられて振り返れば、王女さまの父親が佇んでいた。

 額は汗が噴き出ている。服には土汚れ。危険を感じ取るや否や、真っ先に我が子のもとへと駆けつけてきたようだ。大事なものを見失わずに危急の際に見つけられる。ちょっと大したものだわ、とニナは思った。マギーより人物はそうはいないと思っているニナだが、王女さまの父親は負けず劣らずかも知れない。


「そして略奪者レイダーも害のない農村を襲う筈はない。略奪者レイダーとて食べなければならない」真実か否かは別として、淡々と言い聞かせる父親の言葉には、聞くもの落ち着かせる効果はあった。

「……略奪者レイダーは何をするか分からないよ」

 不安そうに誰かが言った。周囲の者たちの騒めきにも【略奪者レイダー】との単語がちらほらと混ざっている。


 ポレシャはそれなりの防御を持つ麦の産地だが、強力な武装を持つ略奪者レイダーの大群に襲われては、流石に持ち堪えられるかは分からない。

 曠野を生きる人々にとって、略奪者レイダーは恐ろしい脅威だった。変異獣ミュータント大群ホードと並んで、曠野における最大級の脅威であり、そこらをうろつく少人数なら兎も角、大規模な徒党ともなれば、時に居留地をまるごと攻め滅ぼしてしまう事すらある。


「……略奪者レイダーじゃない」王女さまがはっきりと言った。

 ニナも頷いて言葉を続けた。

「銃声が少ない。居留地の人の発砲音だけ。これが略奪者レイダーだったら、相手側も発砲している」

「あとは、変異獣ミュータントじゃなければ、何とかなると思うのだわ」と王女さまが、皆を安心させるように断言した。

 そこだけはニナも同意できなかった。仮に変異獣ミュータントではないとしても、ただならぬ状況からして容易い相手ではないと推測している。ただ、他の子たちを不安がらせることはないとも考えて、沈黙を守ったが。

「……まだ発砲音が聞こえるね。四十発か、五十発も撃ってる」ニナの発言よりも、実際にはもっと撃ってる。クロスボウとか、無音に近いエアガンを持ってる居住者もいるからだ。


 二丁の火縄銃を抱えて、見知らぬ男性が父親のそばまで駆け寄ってきた。

 一丁を受け取ると、父親は微笑んで路地裏の王女さまの頭を撫でた。

「皆を守ってあげなさい。出来るね?」

 自分の娘に言う事か、とニナが戸惑うと、路地裏の王女さまは堂々と頷いた。

「分かったわ」


 王女さまの父親が呼びかけると、路地裏の住人が武器を手に何人か集まってきた。居留地の人々と同様、襲撃者から住処や家族を守る心算なのだろう。他にも、瓦礫や廃墟の裏に隠れて銃やクロスボウを構えたり、弓矢に手頃な石を握っている者たちもいる。襲撃者が何者にしろ、相当な反撃を喰らうのは間違いない。

 ちょっとした放浪者ワンダラーの徒党でも敗走させられるかも知れないが、果たしてこれほど銃撃を受けても戦闘を続けるような相手を食い止められるだろうか。

 ニナには何も分からなかった。



 居留地北側の出入り口を目指して、マギーたちは一人で疾走していた。

「なんで勝手について来て、しかも転ぶの?」

 小柄なフードを肩に担いで走りながら、マギーが罵った。

「貴女についていくのが一番いいと……申し訳ない」

 小柄なフードは、マギーの肩で揺られながら低く呻いた。

 速度はかなり落ちているが、それでも巨大蟻に追いつかれる事はないだろう。

 体重は四十キロ弱。小柄とは言え、人ひとりを抱えて疾走しつつ喋れるのはマギーの身体能力の強靭さを示していたが、それでも町の出入り口へと駆け込んだ時には流石に息が切れていた。


 地面に降りたった小柄なフードは片足が義足だった。良い義足ではない。椅子の足みたいな安っぽい金属製の棒が膝下に取り付けられている。余裕があるにせよ、マギーが助けた理由だった。勿論、助けるに危険が大きければ、流石に見捨てていただろうが。

 捲れ上がったフードで足を隠すと、小柄なフードはマギーに向き直って、軽く頭を下げた。

「お、お礼はさせてもらう」上擦った声。

 マギーは舌打ちして、手を振った。

「冬も迫っている。いずれ返してもらうけど、今はいい。早く避難しな」

「だけど……」呻いたフードの表情は、ガスマスクで分からない。

「お金に余裕があるの?麦の十キロくらいは貰いたい気分だけど」

「うぅ……分かった。有り難く借りておく」小柄なフードが廃墟の曲がり角へと消えていく。どこかに逃げ込むか、隠れるのか。巨大蟻には臭いで追跡する能力もあると聞いているが、しかし、マギーも他人の心配をしている場合ではなかった。


 町の出入り口の少し高い瓦礫や廃墟の上には、ライフルを持った男女が陣取っていたが、既に地平から迫ってきている蟻の大群が見えているのだろう。

「……くっそ。まるで黒い波だ」

「何匹居やがるんだよ。ちくしょぉ」

 彼方を見て呻きを漏らしている。マギーの見た数も、五匹や十匹では効かなかった。小さな居留地など、滅ぼされるかも知れないほどの規模の襲撃だった。


 出入口の木柵は、まだ僅かに開いている。

 後は閂を落とすだけで閉鎖できるが、まだまだ農地にいた監督者や作業員たちが駆け込んできている。牛や馬、ヤギや羊などを急がせながら入れている者たちもいたし、諦めて牛などと共に防壁の反対側へと一時避難していく者たちもいる。

「虫にどれだけ通用するか分からんが、引っ掻き回して時間を稼いでくる!」ライフルを掴んだ青年が馬の上で叫んでいた。

「無理はするなよ!それと俺のライフルを持っていけ!」駆け寄った保安官助手が取り扱いしやすいカービンライフルを手渡しし、交換に青年のライフルを受け取っている。


 忙しなく動き回る人間たちに、異変を感じているのか、盛んに鳴き声を上げる羊や牛と馬。吠え立てる犬に加えて、高い位置から発砲し始めたライフルの喧騒で、近くの言葉も聞き取れない。


 防壁の内側から、火器を持った居住者たちが臨時の民兵として駆けつけてきたが、いかにも数が少ない。ポレシャの住人の気質からして、町はずれの出稼ぎ労働者を切り捨てはしないだろう。居留地の側でも派手な発砲音が聞こえてくる。多分、手の離せない戦闘が続いているのだ。


 木柵を守り切れるだろうか。火縄銃やクロスボウ、弓矢を抱えた路地裏の住民たちが瓦礫や木箱などの設置物の背後、或いは廃墟の上などに陣取っていた。


 防壁外だが、やや内側の辺りの住人も混ざっていた。少しいい武器を持っているが、巨大鼠くらいは狩れる金属製クロスボウやらエアガンにしても、強固な外殻を持つ巨大蟻にどれだけ通用するかは分からない。

 両手にリボルバーのグリップを握って地平を睨んでいるカウボーイハットの男に、単発だが後装式のライフルに金属薬莢を込めて、唇を舌で湿らせている軍服の女もいた。緊張の色は隠しきれないようで、防壁で待ち構えるべきだとの呟きに、家を守らないとと応える囁きがマギーの耳に入ってくる。

 撃てるだけ撃って、駄目なら防壁まで下がるぞ。

 おう。それしかないな。

 バリケードをもっと強化できないか?

 今からじゃ。

 やれるだけやろう。


 忙しなく動き回る人波の中、辺りを見回したマギーは子供の姿がないことを確認した。いや、馬鹿な子供たちが若干名、出入り口近場にある大型建築に入り込んで屋上から見物していた。今にも崩れそうな廃墟だが知ってる子は混ざってない。巨大蟻が建物に入り込んだら逃げ場がないが今は放置しておくしかないないだろう。


 兎も角も、此処にいても役に立たない。他の知人もいるが、まずはニナを探さないと。路地裏の塒へと向かって、マギーは足早に歩きだした。




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