ロマンスイッチ

ロマンスイッチ

今日だって僕の世界を踏み荒らす、あなたはやっぱり合わない人だ。

いつまでも子供みたいに夢みてる、君に合わせるのも限界よ。

痛くても、愛しむ心は騙せない。だってあなたは、たったひとりの。

近いと嫌い、離れたなら寂しい。他人の枠は、君には狭い。

「大切にしていた」ものが並んでる地べたは、天空より綺麗だよ。

何もかも抱えたままじゃ、飛べやしない。翼になれないなら、捨てるしか。

凜とした背中に呑み込まれた涙、優しい色だと僕は知ってる。

切り捨てたはずの綺麗事だろうと、大事に拾い集める君は。

伝えたいのは欲でも夢でもなく。あなたが灯した人生のこと。

君の目に映る私の眩しさが。胸の奥底、スイッチ押した。

時系列、入れ替えたなら僕たちは、笑えるほどのハッピーエンド。

遡るほど無意味なこともないじゃん。そういう未練がましさ、キモい。

写真には、初めてあなたと並ぶ僕。こんな楽しく生きれたらしい。

写真には、理性が狂っていた私。恋に恋する少女は、消えた。

「一緒なら、どんな日々でも幸せに」なれる夢など、夢だったから。

「一緒なら、どんな日々でも幸せに」なんて嘘にできなきゃ嘘だ。

もう二度と、あなたを曇らせないことを。正解なのだと信じてるから。

もう二度と、だれかに囚われないことが。幸せなのだと決めたのだから。

恋の夢、いずれ心を壊すなら。誰かを想うスイッチ壊せ。

恋と夢、引き合い心を裂くならば。もう切り替わるな、スイッチ壊せ。