エピローグ
数日後『癒しの家』は王女の発案で、王族の管轄にあるという公示が行われた。
民は、先日の騒ぎの時に王女が『癒しの家』に来ていたことに驚いた。今まで王族が民の
それからしばらくして『癒しの家』は活動を始めた。
妊婦の状態の把握から始め、お産の世話や、女性たちへの援助など多くのことを行うようになった。
フィザリスは視察と称して、たびたび『癒しの家』を訪れ、民との交流に務めた。
『女性が安心して子を産めるように』と言う、王女の思いは徐々に民にそしてオルタンシア国に浸透して行く。
それは男が支配する社会への挑戦でもあった。
「姫様!」と呼ばないで 星之瞳 @tan1kuchan
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