第3話

 S市で起きた一家惨殺事件。被害者は三名。父母と長女が殺害された。警察は当時中学生であった高橋悠太を容疑者として逮捕に踏み切った。ところが逮捕当日、現場に被害者家族の生き残りで高橋の同級生でもあった小暮甚哉が現れ容疑者をその場で殺害した。動機は高橋に対する復讐目的と見られたがこの時の小暮には黒化の兆候があった。片腕が巨大で鋭利な刃物となり、容疑者は胴体を貫かれ即死。小暮はそのまま逃走を図り現在も行方不明のまま捜索中である。

「これが一週間前の出来事です。一課が全力で行方を追っていますが未だなんの手がかりはないとのこと」

「相手は黒なんでしょ。一課が小暮を見つけたところでどう対処すんのよ」

「まあそこなんですけど、どうも照の量産化が進んでるみたいで」

 対黒特化拳銃南武六〇式、"テラス"。現段階でヨルに対抗し得る唯一の武器。但し弾薬の製造等に莫大なコストがかかるため量産が難しく現存する照は合計で三丁。僕、矢神さん、そして中課長権限なのかはよくわからないスペアなる代物だけである。その使用には警視総監の認可が必要であり、極めて厳重に取り扱われる。照は弾が一発しか装填できない構造になっており、一度射出すると三〇分は次弾を発射できない厄介な仕組みである。ゆえにその使用者には黒を一撃で仕留める技術が要求される。以前、僕が唐鳴館病院で無駄撃ちしてしまった際には大量の始末書を書かされた。詳しくは明かされていないが一発の弾丸で新車が買えるほどの費用がかかるらしいので仕方ないとはいえ気が気でない。そうは言っても黒を目の前に躊躇うわけにもいかず、またそれが為せなかった場合は死に直結するためその責任は重い。自分で言うのも情けないが未だになぜ僕が特対課に配属されたのかは謎である。

「弾はともかく銃自体が作れないって話でしょ。どやって量産なんかすんのよ」

 照のもう一つ厄介なところに銃本体の製造材料として黒そのものが利用されていることが挙げられる。それもただ黒ならなんでもいいなんてわけもなく最初の黒、地下鉄襲撃の犯人とされる零号の細胞から抽出されたものでなければならない。七年前当時、零号による被害は甚大であったが現場から採取された僅かな痕跡をもとに研究が進められ照が完成した。しかしながら三丁製造された段階で材料は枯渇し、現在も新規の生産は行われていない。

「照そのものってわけではないらしいですけど、ただ今までに駆除してきた黒の残骸を使って簡易型の照を作成する計画があるらしいです。仕様はわかんないですけど」

「仕留めれるならなんでもいい。だけどただ一時的なその場しのぎにしかならないならジリ貧じゃない」

「僕に言われても。まあ一課に入った同期から聞いた話なんでどこまで進んでるか分からないですが近々試験的に導入されるとかされないとか」

「西木くん、なんでもいいけどもう誤射しないでね。私の退職金に響くから」

「それは、気をつけます。すみませんでした」

「それはもういいや。で? その小暮ってガキをコッチでも探せっての? 兵藤のバカじゃ見つけらんないから?」

「まあそういう話です。小暮は黒化の途上でいつ完全に侵食されてもおかしくありません。寄生が完成してしまえば厄介です。一課がどうだとか関係なく我々も迅速に動くべきかと」

「どうして復讐なんか考えちゃうかな。高橋ってやつがやったんなら理屈はわかんないでもないけど、なんのために生き残ったのかもう少し賢く考えらんないかね」

「僕は、分かりますよ。ちょっとだけ」

「刑事の発言としてどうなのそれ」

「僕も黒のせいで両親を亡くしましたから」

「でもあんたは生き残った。小暮にはなんなかった。そうでしょ」

「だけど大事な人を奪われる苦しみ、僕にはわかる。矢神さんにはわからないですよ」

「西木くんそんな言い方はないんじゃないかな。矢神くんだって」

「課長、いいんですよ。あのね太郎ちゃん、もう黒になっちゃった人間に肩入れしないほうがいいよ。それだけ言っとく」


 僕たちは小暮甚哉の足取りを追った。けれどそれらしい情報は何も得られず時間だけが過ぎていく。十五歳の少年が自らの復讐を果たした今どこで何を思うのかは僕には分からない。僕自身がまだ十九だった頃、両親が黒に取り込まれた。もう五年になる。目の前で侵食されていく二人を黙って見ているしかなかった。親父が最後に逃げろと叫ばなければ僕も妹も今頃生きていなかったかもしれない。あの日本当は僕が黒に寄生されていたかもしれなかった。それを二人が庇って犠牲になった。僕らは逃げるしかなかった。矢神さんはもう覚えてないかもしれないけれど当時、黒化した親父達を駆除したのが特対課に入ったばかりの彼女だった。僕は遺族として矢神さん本人から事の経緯を説明された。矢神さんは何も悪くない。けれど当時の僕は警察が親父達を救えなかったのだと目の前の彼女を非難してしまった。僕が特対課に配属された時、矢神さんは当時について何も言及しなかった。だから僕も切り出せずいまだにあの日のことを謝ることも出来ていない。実際に黒と対峙して僕たち警察官はそれを救おうなどとしていない。そんなことは到底無理な話だと嫌ほど分からせられる。逮捕された沢渡が黒化した兄を救おうとしたことについて矢神さんはそれを駆除するしかない警察が正しいかと僕に聞いた。その時、矢神さんは十九だった僕が彼女を罵った時と同じ顔をしていた。虚しさを見つめるような瞳と悔しさを噛み締める口元。僕はあの時のことを謝る代わりに矢神さんは正しかったと答える。けれど僕にも正解はわからない。沢渡がいうような理想が実現し黒になってしまった人間を救えるなら、そんなことを思ってしまう。復讐のために黒を受け入れた少年。彼を追い詰めたのは誰なのか。もう小暮を救えない社会の在り方ではないかとそんなふうに思ってしまう。


「高橋って昔は小暮と仲良かったんだけどなんかいつからかお互い口も聞かなくなって」

「何がキッカケだったかわかる?」

「うーん、よくは知らないんですけど猫がどうとか」

「猫?」

「学校の近くをウロウロしてた野良猫がいてみんなで可愛がってたんです。特に高橋と小暮は二人で名前とかつけたりして、なんかキモいなって私たちはちょっと引くくらいでした」

「それで?」

「小暮がその猫を死なせちゃったんですよ。食べさせちゃダメなものを食べさせたとかで。そんで高橋が怒って、そんな感じだったと思います」

「他にも何か二人の間で変わったこととかなかったかな?」

「うーん、瑞季なんか知ってる」

「え、私は何も」

「私も他には知らないです」

「そっか、ありがとう。また何か思い出したことがあったらここに連絡して」

 同級生からの証言を受けて高橋悠太と小暮甚哉の間に遺恨があったのは確かなようだが、仮に猫の死を恨んでいたとはいえ高橋が小暮一家の殺害にまで及ぶだろうかという疑問は残る。

「今の若い子は何考えてっか分かんないからね」

「そうかもしれないですけど猫ですよ。それも故意ってわけじゃ」

「大事なもんは人それぞれだからね。まあとりあえず小暮もそのうち完全に取り込まれる。そしたらもうただの人殺しまくる怪物になる。これ以上被害を出さないためにも小暮の居そうなとこあたらないと」

 小暮一家殺害の現場となった小暮家の邸宅は検証を終え空き家としてそのまま残っている。僕たちはまだ手がかりが残されていたりしないかと中に入った。事件以来、小暮自身も含めて誰かがここを訪れた様子はない。室内にはまだ血痕が至るところに残されており事件の凄惨さを物語る。小暮甚哉の姉であった長女の佳代もまだ未成年だった。高橋の犯行とされる事件当日、ここで何があったのか。真実は容疑者死亡によって閉ざされてしまった。警察は凶器に使われたと思われるカッターナイフが高橋の所有物であったことから彼を容疑者として立件した。その前段階では行方不明となっていた小暮甚哉本人にも容疑がかかっていたのだが高橋から小暮甚哉の行方も含め事件について問いただすべく逮捕に踏み切った矢先に高橋を殺害されてしまったのは警察の失態である。あくまでも高橋にかけられたのは容疑でしかなく、実際小暮一家惨殺事件については被疑者を特定出来ていないのだ。

「ひとつ思ったんですけど」

「はいなんでしょうか西木太郎くん」

「高橋悠太は本当にこの事件の犯人だったんでしょうか」

「ヤバいこと言ってんね太郎ちゃん。それだと警察は誤認逮捕した罪なき少年を殺させてしまったってことだよ。ヤバいよそれは。でも実際そうかも。なんで高橋のカッターが現場に落ちてたのかわかんないけどそれが計画性の低い突発的かつ衝動に近いのなら仮にも自分より年上の大人三人に小暮甚哉を含めた四人相手にしてカッター一本でやったってのはちょっと無理筋な気がするね」

「だとしたら何故小暮は高橋を殺害したんでしょうか。事件当日、家に小暮甚哉が居たことは近所の住民が帰宅する小暮に挨拶したという証言で取れてます。もし高橋が犯人でないなら小暮は高橋とここで出会したことにならず復讐に及ぶ必要もなくなる」

「根底からひっくり返るよそれ。誰かが警察の捜査を見越して高橋を犯人に仕立て上げるためカッターを現場に置いた。ただ犯人ではないはずの高橋は殺害されている。小暮は事件当日高橋と現場で遭遇していない。あくまで仮定としてもそれらを結びつけていったら自ずと誰が小暮一家を殺害したか明らかだよね」

「小暮甚哉。でもどうして」

「猫かも」

「猫?」


* * *


 柏原瑞季は涙を溢しながら告白した。

「ごめんなさい、すぐに言いだせなくて」

「ゆっくりでいいから。太郎、水」

「はい」

 柏原瑞季は小暮甚哉が意図的に猫を殺害する場面を偶然目撃していた。そこにあとから高橋悠太が現れ二人は口論に発展する。

「それで高橋くんのほうが小暮くんを殴っちゃって、確かに小暮くんがやってたことはおかしいけど、たぶんそれがキッカケで二人の仲とかがおかしくなっちゃって、私、高橋くんがその……亡くなったって聞いた時、そのこと怖くて 警察の人に言えなくて 本当にごめんなさい」

「ありがとう、よく話してくれたね」

「小暮くん、まだ見つからないんですよね」

「君は何か心当たりあるの?」

「あそこかも。元々ボーリング場だったとこで、今廃墟なんですけど。高橋くんから聞いたことがあって、立ち入り禁止で誰も来ないから二人だけでそこでよく遊んでるみたいなこと」


 廃墟となったボーリング場はひっそりとして人の気配はまるでなかった。この一帯も以前に捜索されたが小暮の発見には至っていない。ただ柏原瑞季の証言通りならあるものを見落としていた可能性がある。

「矢神さん! ありました!」

「こんなもん見落とすかな。兵藤のやつ、目腐ってきてんじゃないの」

 それは天井裏に通じるためのシーリングタラップだった。柏原瑞季は高橋や小暮に誘われて一度ここを訪れたことがあり、その際にこの天井梯子のことを聞かされていた。

「行きます」

「気をつけなよ。頭出した瞬間スパッといかれるかもしんないからね」

「矢神さん、やっぱお先にどうぞ」

「いけッ!」

 なんとか首スパには至らなかったものの窓ひとつなく照明も点いていない天井裏は真っ暗だった。黒にしてみれば縄張りにもってこいである。そしてそこはなんというか、ひどく臭う。

「太郎ちゃん、ライト」

 点灯した瞬間胃の中身が込み上げてきた。夥しい数の猫の死骸が散乱している。

「イカれてる」

「矢神さん、うぷ、間違いなく潜伏場所ですよここ」

「ただ殺してるわけじゃない。わざわざこんなとこに集めて……コレクションのつもりかしら。何が復讐よ。イカれたガキじゃん」

「でも当人は見当たらないですね」

「太郎ちゃん、ジャンケンポン」

 咄嗟にグーが出た。負けた。なんだ。

「ここで張り込みね。アタシは周囲を捜す。動きがあったらすぐ連絡すること」

「ちょ、ここで居ろってんですか! やですよ!」

「あんた刑事でしょ!」

「だったら矢神さんが張ってくださいよ! 僕が外見ますから!」

「うるさい! よろしく!」

 特対課の圧倒的な人員不足を恨んだ。試用でもなんでもいいからさっさと照が量産されて動員してくれないだろうか。こんな気味の悪いとこれに置き去りにされて。考えてもみれば僕は一人で駆除にあたったことがないのだった。もう二年になるが矢神さんが非番の時は何故か黒に遭遇しなかった。仮に今黒に出会したなら僕は一人で勝てるのだろうか。矢神さん、絶対逃すなよ。とりあえずここに小暮が戻って来なきゃ大丈夫なんだから。

「ヤバいな。眠くなってきた」

 一時間程が経過した。なんの音沙汰もなく連日休みなしで職務についていた疲労がどっと押し寄せる。流石にこんなところで居眠りできないが今来られたら確実に死ねる自信がある。

「太郎  ちゃん」

「矢神さ!」

 頬の横を空気が掠めた。直後に痛みが走る。僕は思わず叫んだ。

「太郎ちゃん、仕留め損なっちゃったや」

 呼吸が荒ぶる。暗闇から声。よく聞けば矢神さんのそれじゃない。だとしたら。

「俺、ずっとここにいたのに。警察ってやっぱ間抜けだね」

「小暮ッ」

「太郎ちゃんもすぐ殺したげるから無駄な抵抗しないでね」

「お前がやったのか。自分の家族を」

「だったら何?」

「なぜだ!」

「なぜって、特別理由なんてないさ。猫で試してたこと、人間でも試してみたくなっただけ」

「家族だろ! 高橋だって友達じゃなかったのか!」

「アホくさ。太郎ちゃんは興味や好奇心より絆とか情が大事ってタイプ? 僕はさ生まれた時からずーっと殺意みたいものを持っててどうしたらいいか考えてきた。悠太のことはどこで殺そうかずっと考えてた」

「お前みたいなクソガキに一瞬でも同情した僕が馬鹿だった」

「悠太とおんなじこと言うね、あんた。あいつに猫殺したとこ見られたんだ。いきなりぶん殴ってきた。ムカついたね。あの時はあいつのほうが力強くてさ。そん時、あんたとおんなじこと言ってたよ。でもさ、同情捨てれなかったんだろうね。誰にもチクんなかった。まだ俺のこと友達だと思ってくれてたのかな。だったら俺も同情するよ。あいつの馬鹿っぷりにさ!」

 小暮は笑った。僕はもう抑えられなかった。相手が人間だろうと怪物だろうと関係ない。手が先に動いた。ただ闇雲だった。手応えはなく、代わりに腹部が強い衝撃を受けて僕はそのまま吹き飛ばされる。

「すごいよね、この力。俺が出来なかったことを全部叶えてくれる。父さんも母さんも姉さんもずっと馬鹿にしてた俺に泣きながら命乞いしてきた。気持ちいいいいいいって瞬間だったよ」

 こいつ、黒を制御してるのか。初めてだった。自我を保ったままの寄生型に今遭遇している。矢神さんに連絡しなきゃいけないが意識を保つのがやっとだった。

「太郎ちゃん、俺は神様に感謝してるんだ。あの日、この力を与えてくれたあの人にさ。おかげで俺はもっと殺せる。警察なんかじゃ止めらんないよ」

「あの人? お前、なんの話だ」

「神様のこと? ごめんよ、太郎ちゃん。神様のことはあんま喋っちゃいけないんだ。まあでもいいよね。どうせ死ぬんだし」

 僕は照を構えた。当てれっこない。だとしてもやらなきゃならない。僕は黒を駆除できる刑事なんだ。

「じゃあそろそろ仕上げますか。楽しかったよ、太郎ちゃん」

「頑張ったね。太郎。あと、仕上がるのお前な」

 小暮の背後から照の閃光が迸った。光に照らされて小暮の肉体が弾け飛ぶ。

「遅いっすよ……」

「ごめんね。でも間に合ってよかった」

「割と重症で、矢神さん後ろ!」

「え」

 小暮はまだ生きていた。胴体は半分以上損失していたが残された腕を刃状に変化させ矢神さんの肩を貫いている。

「コロス、コロジデヤル」

「矢神さん!」

「太郎! 撃て! 早く!」

 小暮の頭部目掛けて僕は照を放った。どうなってる。照は一発で黒を仕留めれるんじゃなかったのか。頼む。もうこの一発しかないんだ。


* * *

「大丈夫かい? 西木くん?」

「課長? ッ! 小暮は! 矢神さん! 痛ッ」

「落ち着きなさい。黒の駆除は確認済み。矢神くんもさっき意識が戻ったよ。二人ともご苦労様でした」

「よかった、本当に」

「目が覚めたとこで申し訳ないけどね。君たち二人にはこれからすんごいすんごい、それはもうすんごい聴取が待ってます。なんにしても今回の黒は規格外だったから」

「あいつ、一発で仕留めれませんでした。それに小暮自身の人格を残してた」

「その辺は兵藤一課長からまたいろいろ聞かれると思うけど、まあとにかく二人とも無事でよかった」

「すみません。しばらく使い物にならないと思うんですが特対課の業務はどうなるんですか」

「今回、君たちのおかげで黒の細胞サンプルを大量に採取することが出来てね。ひょっとすると照が増産できるかもって話らしい。上手くいけば、解散かな」

「課長、なんでそんな穏やかな。悔しくないんすか!」

「君は若いから。でも君たちばかりに危険を背負わせてきた私としては正直ホッとしてもいるんだ。とにかく今は休んでください。私も兵藤さんと今後について会議しなきゃいけないからそろそろ行くね。もう少ししたら妹さんもこっちに着くから、じゃあねお大事に」

 解散。都合のいい話だな。今まで散々な目にあってきたのに体制が整えばお払い箱。結局僕らは組織にとっての試験運用だったわけか。矢神さんはどう思ってるんだろう。

「お兄ちゃん!」

「小春、ごめん」

「よかった……心配したんだよ」

「ほんとにごめんな。兄ちゃんたぶんしばらく休めるから今までの埋め合わせさせてくれないか」

「いいよそんなの。だからもう心配かけさせないで」

「ああ、ごめん」

 僕はずっと気になっていた。小暮の言っていた"神様"のことだ。今回みたいな、今までの黒とは異なる個体。その裏に見え隠れする手がかり。神様ってのは何者なのか。

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ヨル るつぺる @pefnk

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