1冊目 ★「家畜小屋・女神像」
私には「タイトルを思い出せない本」がたくさんあります。
あちこちの掲示板に書いても解決しなかった、あやふや本ブックリストを公開していきます。
まず1冊目は、もっともわけのわからない話にしましょう。
1冊のなかに、2編の小説が入っています。
作者は何かの新人賞をとって、これがデビュー作。
でもその後はあまり書いていないような……。
・主人公は、豚を屠殺する仕事をしています。
そして、妻ととんでもなく不仲。
ラストでは……どうなったっけ。
どしゃぶりで、近くの川が決壊か何かしたかな?
・小学生男子グループが、マネキンを見つけます。
そして、そのマネキンに青い性の芽生えをぶつける、とかいう話。
狂った児童文学。ピグマリオンコンプレックスの権化。
どちらも、文章の細部にいたるまで変態性欲がみなぎっている……なんていうと、今は怒られるんでしたっけ?
とにかく、狂気度マックスです。
家畜人ヤプーにも匹敵するくらいな感じ。
一読、忘れがたい作品です。
東雅雄が、季刊『幻想文学』で紹介していました。これは確か。
「天下の奇書」と、ほめたたえてたような。
でも、その号数がわからない~。
そもそも『幻想文学』が手元にない。
おわかりの方がいらっしゃったら、教えてくださいませ。
★判明しました!
池田得太郎『家畜小屋・女神像』深夜叢書社 です!
第22話 家畜小屋――三島由紀夫が絶賛した幻の作品!
https://kakuyomu.jp/works/16817330667146802902/episodes/16818093074048071911
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