社会学が好きなだけかもしれないけど
すごく久々に書く気がする。いやマジで久々だな。
投稿していなかった間、と言うよりは今もだけど勉強を触っている。
正確には世界史と地理と古文、哲学、心理学の端くれ程度。
太宰治が勉強の結果に対して何も得られなかったとしても、
「砂金程度に残っている奥底の輝かしいもの」を見つけるために行うのは素晴らしい的な事を人間失格かパンドラの匣だったかで話していたのをふと思い出して触った。
有意義な知識だけを抽出したものを残す仕事は私以外の人がやっていると思うので、私は何となく触っていて実感した事を残そうと思う。
社会学にはかなり強い関連性があるのでは?と至極当然な事に気づく。
地理は地学と腕を組んでその土地の特徴を生み出し、戦争──の基になり得る作物を育てる環境が把握できる。農業を舐めると一揆や革命を掲げながら潰されるので、農業を舐めてはいけない。世界史や日本史で農具の発展と共に何かしらの変革が生まれているのは確実だ、サクナヒメで扱箸から千歯こきに使い変えた時の快感は半端ないだろう。
と、勉強の楽しさを説いてもコレを創作に取り込むのは読者にとって苛立つだろう。
「この土地はモンスーンの影響をガッツリ受けたCwで安定陸塊のユーラシアプレートに沿っている土地」
という背景情報を渡した後、そんなに重要なことなのか?と勘ぐらせたり、インド周辺か……?と目を輝かせる人も一定数いると思う。
しかし、結局は「その情報いる?」という印象が一番強いだろう。
だがしかし、常識を常識のままで解かせる形に説得力が生まれるとスパイスになり得る。
ヨーロッパの人気を掻っ攫った実物のように、ただの臭みが強い肉をそのまま焼いて食べるのにもいつの日か限界が訪れる時の素晴らしいものになるだろう。
「トラックに撥ねられて転生して、お嬢様とか魔法とか使って厨二病的な詠唱するんだろ〜?」
という強い普通を抱え油断した人に対して強烈なパンチを与えられるのがこの小説のジャンルと言えよう。
クソデカモーターの車検に掛けていたせいでトラックの方が壊れてしまい転生することができず多額の保険金が降りる現実ファンタジーが始まったり、輪廻転生を信じられない主人公に多神教や唯一神の重要性を説こうとする女神が相棒のファンタジーが始まったり、フィボナッチ数列の知識だけを残して転生した者がゲームを作って大成功したり……とまぁ人類は死太いので結構レアな人生を歩ませられる。
私の遠い親戚にサンリオの社長が居たり北海道の競走馬を育てているファームの管理人が居たり、家族関係で別荘・旅館・山が有ると嘘らしい話を家族からたまに聞くが、あまり実感できないし話しても命が狙われるしポケットマネーは高くても5000円程度なので、普通の枠組みから外れたレアな人生は転生しなくとも結構有ると思っていい。(ここは無視していいとこ)
問題はその「普通」に対してどれほど理解が長けているかではないだろうか。
通学路から離れるから怖いと思える道がある。旧暦の法則性に理解できない。日差しの強いアフリカから弱くなったヨーロッパに移動し肌が白くなった歴史に気づけない。知識を正確に覚えなくてもいいが、間違ってても知っていればソレはあなたにとっての普通になり得る。
作物を人の命を延ばしたと思っていた先で、作物のせいで人が争ったと気づいた時のショックの大きさは計り知れない。
私はそういったショックを創作に取り入れ、同様の驚きを読者にも与えたい。
第一、知識がそんなに有るワケではないけど。
教科書に載らないストーリーを完結する為に 平山美琴 @fact_news_
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