住めば都の田舎暮らし

とある移住者の話。


とりあえず田舎に暮らしたいって考えで、仕事も辞めて移住した変わり者やけど案外移住しても何とかなるもんだと話をしていました。

リフォームや機械修理が得意で器用な人なのですが、ある日家を借りて、自分で色々と資材を貰いながら畑を起こして生活をしている。

最初はコロナの影響もあり、近所付き合いが全くできず黙々と住んでいる家をリフォームしていた。


気づいたら割と近所付き合いも上手くこなされて、田舎暮らしを満喫されていて住めば都と言っていました。

私がこういうエッセイ的な事を書いているって話をしたら色々と移住に必要な事って何だろうと話をしていましたが、「やっぱり田舎で上手くやるコツって都会とはまた違うコミュニケーション能力だったりするんですよね。」という結論になりました。


基本的に地域の人は誰が何さんかを知っているため、どうしても知らない人はどう接していいかわからないし「どこのどなた?」ってのが強かったりします。

私もそうですが、意識的に近所の人とは色々と話すようにしていますし、「どこどこ生まれでどんなことをやってきたかとか、どうしてここに移り住んだとか等といった身の上話をよくしています。」住んでいる地域の歴史だったり近所付き合いがどんな感じなのか聞いたりすると案外馴染めたりしますね。

色々と地域の行事などにも参加するといいですが、こういう話が苦手な方はまず田舎や下町で暮らすのは向いていないかもしれないですね。


最初の頃はコロナ真っ最中だったため、近所の人も警戒しながら最低限の行事だけはこなしていた。なかなか行事ごとに呼ぶのも当時の情勢から難しかったため、近所付き合いがなかなかできなかったのが大変だったって言っていました。

たまたま、お隣さんのおばあちゃんが倒木した木をどかすのが大変そうで手伝ったのをきっかけにちょっとづつ近所付き合いが出来るようになったみたいです。

色々と付き合いが増えるにつれて仕事を紹介してもらったり、困っている事があれば詳しい人を紹介してもらったりと少しづつ上手く行くようになったらしいです。


ここまで馴染んで上手く行く人は稀かもしれませんが、やっぱりコミュニケーションは大事だし、住んでいる所が都って思えるのが一番成功する秘訣かなとも思ったりします。


私も否定的な意見を出したりすることが多いですが、田舎暮らしを十分満喫していますし、なんだかんだ馴染んでいます。

否定的に書くのは割と安直に田舎暮らしをしたいって人が多く、トラブルになるっていうのをよく聞くので、本当に大丈夫かっていうのを見て欲しいってのがあります。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

田舎に移住してわかるあれこれ。 ノノア @nonoaworld

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ