11話

「り、リリーさん………」

ミニサイズ議員顔真っ青だ。


そりゃそうだろうな、自分を議員に押し上げてくれた人の息子を、自分の息子が喧嘩売ったとなったら俺も気が気じゃないぜ。



ちなみに、どういうことかと言うと

このミニサイズ議員は、ハワイにカジノ誘致だなんだと公約を打ち立てていたのだが、

ここは貞操逆転世界、カジノの人気はあまりなく、金持ちだけが楽しむリッチな遊びといった感じなのだ。

しかし、そこに介入したのが、我が母リリー

ガンガン広告を出したりして、カジノを大衆に広めたのだ。

ただ、マージンはガッポリ貰ってるらしいが.........

今のとこ、議員の活動資金の大半をマミーが出してる、つまり万が一喧嘩売って活動資金をカットされたりしたら、お♡わ♡りってことになる。


状況を整理してる間に結構面白いことになっているようだ。




「どうしましたの〜⤴︎︎︎!!

ミニ〜⤵︎ ︎サイズゥ⤴︎︎︎議員んンンン⤴︎︎︎」

ヒスババア(園長)、すっごいオペラみたいな話し方するな、見てる分にはいいけどやられたらうぜぇ

そして、肝心のミニサイズ議員を見ると

だいぶプルプル震えていた、



そして、いきなりカッと顔を締めたかと思うと

「大変ウッウもうじわげござぁぜぇんでじだぁ!!」

大号泣である、顔引き締めた意味ねーじゃねーか

だが、ある意味これは正解だ。

というか、これしかないだろう

まったく面白くないけど。

「ぼんどうにぃいい、ごだびわぁ、うちのぐじょぐが、しつべいウゥゥじましぃたァ!!」

偉い!!謝れて偉い!!

だが、おれとしてはそんなに怒ってない。

クソォ(ボソッ)ガキのしたことだ、

こちとら何十年も生きてるいちいち目くじら立ててちゃ、ワイルドじゃないからな。

まぁ、リリーはどうか知らないが

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なにか違う、貞操逆転世界への転生 マキシマムパンダ @yamato539

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