大変ゆっくりなペースになってしまいましたが、最後まで読ませていただきました。
終盤、桃子がお祭りを回想する辺りが何とも幻想的な情緒が感じられて、特に印象に残りました。
日本を舞台にチャンドラー的なハードボイルドを書くのは、どうしてもあの乾いた情感を出すのが難しそうだなあと思うのですが、そこに日本文学的な情緒を取り入れることで小説として成立させるということなのかなと感じました。
大変面白かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。お祭りのシーン……。こうしたシーンは、つい筆が走りがちになるのを、そうならないよう気を付けながら書きました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
編集済
『文芸×長編の本棚』企画への参加ありがとうございます。
ミステリーも村上春樹も好きなので興味を持って読ませていただきました。ウィットの利いたシニカルな会話、ハードボイルドな文体など、読んですぐにマーロウが浮かびました。タグやプロフィールを拝見しましたが実際意識されているのですね。チャンドラーも大好きなので当たりだなと思いました。
ストーリーもとても惹き込まれました。最初の依頼内容が思わぬ事件に発展し、最後に真相が明かされた時には「なるほどそう繋がるのか!」と喝采を上げたくなりました。ミステリーとしても完成度の高い作品だと思います。
Web小説では傍流かもしれませんが、私はこの作品がとても好きです。
ぜひこれからも味わい深い作品を書き続けていただきたいです。
よい作品と出会えました。ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。励みになります。カクヨムの中では少数派ですが、何とかやっていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
縺れた糸が解けて全てが解決した時の開放感と、時代劇の大岡越前の采配を見た後の様な爽快感を味わえた気がします。
改めて、企画へのご参加を頂き、ありがとうございました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。また最後まで読んでいただきありがとうございます。
大岡越前……、新しい気づきでした!