第23話 難聴うさぎ
最初に、この名前を見たときに、どんな人なのか不安に思いました。あまりにも、インパクトがありすぎて……。
ですが、見てみると可愛らしい女性でした。良く笑い、笑顔のよく似合う方です。そして、常識があり、パワフルでもあります。
難聴うさぎさんは、その名前の通り難聴(感音性難聴)です。他にも、斜視(私と同じ)、左右非対称(左側の成長が途中で止まる)で大手術、突発性睡眠障害など、とても大変な思いをされたのに、そんなことを全く感じさせません。
読唇もお上手で、かなりの精度で読みとります。それに、口話(話すこと)も出来ます。
ご本人は、気になさっているようですが、かなりのレベルといって良いでしょう。
船に乗って(付き添い無しに)世界旅行にも行ってますし、TikTokerやYouTuberとして、活動してらっしゃいます。
難聴うさぎさんのスゴイところは、その行動力でしょう。
障がい者(聴覚だけでなく)のことを、もっと沢山知り、他の人にも知ってもらおうと、活動されています。
普通は思いついたとしても、扱う内容がデリケートですから、本当に扱って良いかどうかすら悩んでしまいます。下手をすれば、炎上騒ぎになるでしょう。
ですが難聴うさぎさんは、知ってもらうことこそ、自分や障がい者の為になると信じていて、それが伝わるのです。
ろう、盲、発達障がい、吃音、アルビノ(他の動物では当たり前なのに、人間でいると知りませんでした)、車椅子ユーザーなどなど、本当に沢山の方々と話をされ、私は知らなかった多くのことを知ることが出来ました。
そして、知らないことが、お互いを生きにくくすると、心から感じたのです。
現在は、会社を設立して、代表取締役をされています。
聴覚障がいのある知人のデザイナーブランドに関わったり、障がい者雇用の職場をつくられたり。
まだまだ模索段階のことが多いようですが、今後も活躍が楽しみな方です。
なにより、私は元気をもらっています!
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