流動せよ私の歌

流動せよ私の歌

ひとりぼっちの放課後

教室から出ていく時に見るクラスメイト達は眩しい

手を握る相手などいない

言葉を交わす相手などいない

私は私のペースで動く

その決心は昔からあるせいか劣化し始めている

脆く壊れそうな心を取り繕う傲慢さ

私は嫌われ者　そんなことなんてとっくの昔からわかっている

だから新鮮なんだ

話を聞いてくれる君は

私のペースについてきてくれる君は

毎日家に帰っても

守ってくれる存在は幼い頃に星になったからいない

寂しい思いは届かない

かまってほしい気持ちはうざい

私は私の時間を大切にする

その決心は昔からあるせいかひびが入っている

淡く消えてしまいそうな想いを立て直すわがまま

私は嫌われ者　そんなことなんて今更過ぎるよ

だから嬉しいんだ

優しく手を差し伸べてくれる君は

私の良さを見つけてくれる君は

全てが欠点でできていると思っていたのに

たった1％の善意が君と私を繋いでくれた

私にもいいところはあるんだね

私は嫌われ者　だけど

私にだっていいところはある

笑顔で迎えてくれる君に向かって

私は君のために走っていく