第2話

【殺し合い】

ミニトマト「お母さん?お母さん!?」

ぐちゃと言う音ともにトマトがひねり潰され死んだ。真っ赤な汁が流れている。

ミニトマト(主催者は誰なんだ?絶対に殺してやる!)

ピンポーン🎶インターホンが鳴り響いた。

ミニトマト「誰だよこんな時に💢」

ブロッコリー「...ミニトマト大丈夫か?」

ミニトマト「大丈夫なわけないだろ!」

ブロッコリー「そうだよなごめん。でもお前だけでも無事で良かった。」

ミニトマト「いや俺こそごめん。ありがとう。僕は大丈夫だよ。」

ブロッコリー「で、これからどうするつもりだ?」

ミニトマト「僕は主催者を殺す。お母さんをこんな目に合わせたやつを許す訳にはいかない。」

ブロッコリー「俺も同意見だ。お前のお母さんの仇、そして何よりお前と殺し合いをしたくない。だから俺はお前に協力するぜ!」

ミニトマト「ありがとうブロッコリー!それじゃあ早速作戦会議だ!」

ブロッコリー「まずどうやって主催者を見つけるかだよな。」

ミニトマト「そう。それが1番大事で1番難しいところだ。」

ブロッコリー「じゃあどうするんだ?本人に聞くのか?」

ミニトマト「バカか教えるわけないだろ。...って今思ったけどこの会話全部聞こえてるんじゃないか?」

ブロッコリー「なんでだ?」

ミニトマト「最初に言ってたじゃないかお前らの会話は全部聞こえているって。」

ブロッコリー「あ〜そういえば言ってたなそんなこと」

???「ご名答お前らの会話は全て聞こえている。今お前らをここで殺すことは容易いが面白いから生かしてやるよ。さぁ1週間以内に俺を殺すことができるかな?」

ミニトマト「会話は聞かれるし、場所も分からないこれはまずいな。」

ブロッコリー「そういえばあいつこの殺し合いのこと野菜戦争って言ってたよな?」

ミニトマト「あー言ってたな。」

ブロッコリー「もしかしてこの間発売した野菜戦争がモチーフになっているんじゃないか?」

ミニトマト「確かあのゲームは最初人が死んでみんなが信じて切り殺し合うゲームだったよな!?」

ブロッコリー「まさかその最初に死ぬ人ってのがお前のお母さんだと言うのか?」

ミニトマト「そう思いたくないけどもしオマージュしているのならそうだろうな。」

ブロッコリー「あのゲームのラスボスって確かライバルのマヨネーズ将軍だったぞ。」

ミニトマト「マヨネーズ将軍か確か国会議員の1人だったよな?」

ブロッコリー「ということは国会議員の可能性があるな」

ミニトマト「よし!そいつら全員殺してくる!」

ブロッコリー「落ち着けって罪のない人を殺したら犯罪だぞ!」

ミニトマト「今すぐにでもお母さんを殺したやつを殺したいんだ!離してくれ!」

ブロッコリー「お前が罪のない人を殺したらあいつとやってることは一緒だぞ!」

ミニトマト「...くっ」

ブロッコリー「とりあえず落ち着いて考えて行動しよう。」

ガチャとドアの音がなった。

ミニトマト「待って誰か来た。」

街の住民「お前らを殺してやる!お前ら以外は全員殺した。お前らを殺したら俺は生き残れるってわけだ!」

ブロッコリー「ミニトマト逃げるぞ!」

ミニトマト「いやこいつは色んな人を殺しているつまりは罪を犯している殺していいよな?」

ブロッコリー「...ミニトマト?」

ミニトマト「どっちにしろ逃げたところであの人の方がガタイがいいし、車もある。」

ブロッコリー「やるしかないのか...」

ミニトマト「よし!やるぞ!」

ブロッコリー「おう!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

野菜戦争 星夢顎 @MiMinaito

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る