????????????

「次のi・リーグの件だが、分かっているだろうな?」

「えぇ、もちろん」


 10月某日。

 天才プロデューサーの私、小竹は社長室への呼び出しを受けた。

 毎年11月に行なわれる、アレの件だろう。


「今年のドラフト会議で『高坂未来こうさかみらい』を獲得する。それが出来なければ、。そういうことですね?」

「話が早くて助かるよ」


 高坂未来。18歳。高校三年生。

 濱永はまなが高校アイドル部所属。

 女子高生アイドルの頂点を決める『i・ライブ』を制したユニットのリーダーであり、今年最も注目されている人材だ。


 きっと私たち含む10チーム全てが、彼女を狙っているだろう。


「もう一度警告するが、彼女を獲得できなければ我々は終わりだ。抜かるなよ……」

「はい」


 今までトップを走り続けた私たちホワイトケミカル。

 そんな私たちが必死に一人の少女を求める理由は二つ。

 一つは、前回優勝した『シャインブライト』から王座を奪還するため。


 もう一つは、突如が報道された『桐蔭寺白雪』の戦力を補うためだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

プロジェクト・イカロス〜マネージャーを始めた俺、担当アイドルが元カノだった件〜 緒方 桃 @suou_chemical

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ