川野くんがヤングケアラーみたいになっていてやりきれないですね。
﨑里ちゃんが断じたとおり「一途」と美化するものではなく、純愛が経年劣化して執着や粘着に変わってしまったということでしょうか。
同性愛がどうこう以前に性格に難あり感が否めないというか、とりあえずメンクリ行きなよ、と思ってしまいました。
ただ、竹史さんが真弓さんに感じていたわずらわしさはよく分かります。「助けてあげたい」「救ってあげたい」という気配を感じ取った時点で、救う側と救われる側の構図になってしまい、こちらが勝手に弱者に落とし込まれてしまう。対等な立場ではいられなくなるんですよね。
作者からの返信
小葉さま
こんにちは。コメントありがとうございます! 励みになります。
「とりあえずメンクリ行きなよ」
うん、これ以上核心を突いたコメントはないかも (^^;) これは、ぜひとも小葉さまの口から竹史に直接言っていただきたいですね。
三十年間誰にも打ち明けずひたすら自分の内部に閉じ込めておいた恋情って、元が純粋な愛だったとしても、かなりグロテスクに変容してしまうんじゃないかと思います。穿った考えなのかもしれませんが。
「人に何かをしてあげたい」という気持ちは、厄介なものですね。たいてい双方にとってうまくいきません。
編集済
「俺の作った夕食のチキンカツ、褒めてくれたん。うまいって。一言ぽつりと言っただけやけど、あの人が食い物の評価をするなんて、今までなかったことやけん、俺、びっくりして、まじまじと見返してしまったわ」
まじかい。
言えや。
いや、章くんとの関係を、ちゃんと「見る」ことができるようになったんですね。
祐介のことしか、好きになれない。
祐介だけをひたすら、求め続けて、何年も生きて。
でも、既に告白して、抱きしめてほしい、それだけの願いも、拒絶されたあとで……。
たしかに、辛いなあ、お父ちゃん。
作者からの返信
加須 千花さま
こんにちは。コメントありがとうございます!
「まじかい。
言えや」
いや、もう、そのとおり! もっと言ってやって!! って感じですわ。
小学のときから、食事担当してきた章、いくら食べるのも作るのも好きだとはいえ、相当な負担になっていたはず。毎回一言ずつでもよいから、何か声をかけてやれや! です。
そこを思いやれなかった父ちゃん。はい、大人失格でした。ようやく変わり始めた今、章との関係をどう再構築していけるか……。
川野くん、あんなに普段お料理したり家のことをしている感じなのに……父ちゃん褒めてくれていなかったのですね😱よくあんな真っ直ぐで、良い性格に育ちましたね✨お母ちゃんとお母ちゃんの血がそうさせているのかな😭
崎里ちゃんとの事がキッカケとなって、何かが変わっていきそうな気配がありますね。
大人って、意外とおとなげない所もありますからね。歳をとると、どんどん考え方が固まって、手がつけられなくなっていく。そんな風に思います😌
作者からの返信
ヒニヨルさま
こんにちは。拙作にお越しいただき、ありがとうございます。
これはちょっと先のお話になるのですが、竹史は食べることに興味がないのです。だから、章が何を作ろうと「うまい」と思うことはなく、章にそう告げたこともありませんでした。
ただ、料理をする章に感謝していないわけではなく、その気持ちは章も感じ取っていたのかもしれません。だからこそ、章は一貫して父ちゃん大好きっ子なのです。
コメントをありがとうございました!