編集済
佐藤宇佳子さま、こんばんはーっ!
そっか、最初っから弓道場に居たわけじゃなくって、崎里って転校生が来ると知って、あの頃の思いが蘇り、溢れ出してしまったんですね。
ひとりで胸の奥に抱え切れず、溢れ出すような思い。
口に出すことでだけ竹史さんも少し軽くなって、進んでくれるかなぁ
作者からの返信
矢口こんたさま
こんにちはっ! いつもコメントをありがとうございます。
そうですね、、ずっと何らかの形でとらわれ続けていたわけではありますが、高校生の当時から三十年以上がたち、生々しいむき出しの気持ちはおさまっていたものの、章からの知らせで、かつての思いがよみがえり……という感じです。
ここから、﨑里ちゃんの傍若無人ぶり(本人はそのつもりはないのですが……)と竹史の今まで語られることのなかった本音とのぶつけ合いになります。
言えなかった思いをようやく吐き出すことができ(しかも思っていた相手そっくりの人間に)、彼の中で何かが大きく変わることは間違いなしです。
この語りを聞いていて、ブルっと身震いしてしまいました。
誰かを強く思う気持ち……成就する事が決して無い……でも諦めきれない。
こう言う思いは、なかなか他人には、同じ気持ちを味わった事のある人にしか分からないかもしれませんね。
でも、だからと言って……と、崎里ちゃんは思うような気もしますが。
袴の彼はこのようにして生まれたのですね😞
作者からの返信
ヒニヨルさま
こんにちは。
この竹史の語りには苦しいものがありますね。好きと意識しはじめたときから、実ることはないとわかっていた恋です。思い切ることができず、誰かほかの人を愛することもできず、ずっと過去だけを見つめて生きることになってしまいました。
ちなみに、執筆後に知ったのですが、「崎里」という名字は「小嗣」と同じくらい珍しい名字でした。ほぼイソヒヨドリの町のなかの一地域に偏在する名字です。転入生が「崎里」さんだ、と聞けば、すぐに祐介の身内かもと思い当たってしまいますね。
コメントをありがとうございました。