裕佳子ちゃんの鋭い指摘…。この物語の中で成長したのだと感じました。
たとえ自分が報われなくとも、その中で小さな幸せに気づいて感じることも大事ですよね。
「後悔」や「理想」を抱えながら生きていても、それに執着してはいけないような気がします。
作者からの返信
篠崎 時博さま
こんにちは! コメントありがとうございます。
はい、たしかに裕佳子もこの物語の中で成長したのだと思います。
『「後悔」や「理想」を抱えながら生きていても、それに執着してはいけないような気がします』
執着って、扱い方いかんで毒にも薬にもなる心の動きですよね。竹史はそこをうまく制御できず、人も自分も苦しめながら生きることになってしまいました。
真弓さんとの生活中、気づかずとも幸せを感じていたはずなのに、16の純粋に相手を好きだって気持ちを言い訳にして、(竹史さんには失礼かもですけど、自分の中で美化して)否定していた、もしくは見ないようにしていた。ですか。(ボクが読み違えてたらごめんなさい)
竹史さんが、真弓さんと別居後に、別物の苦しみがあったってこと。確かにこれが証明にもなってますし、裕佳子ちゃん鋭いです。
これは、異性同士だろうと同性同士だろうと男女関係なくありそうですね。(・_・;
気が付いて、これからの幸せについて少しでも前向きに作用して欲しいなって思いました。
作者からの返信
矢口こんたさま
こんにちは~! いつもコメントをいただき、嬉しく拝読しております。
ぜんぜん読み違えてないです。そういうことです。過去に熱情にこだわるあまり、現在の幸せから目をそらし、それを続けているうちに、もはや自分ではその妄執から抜け出せなくなってしまったということですね。
男女間に関わらず、なんなら、恋愛のみにとどまらず、「こだわり」って扱いが難しいですよね。何かを究極まで高めてくれることもあれば、逆にその人の人生を台無しにすることもありますもん。
コメントありがとうございました。
裕香子ちゃん、お父様相手に臆することなくズバズバ言えてすごい!!
大人も圧倒されそうですね。
みんな複雑でデリケートな感情で溢れてますよね。本人にしかわからないからなお歯痒い!!
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは! コメントありがとうございます~
裕佳子のこれは、暴走といいます。迷走ともいいます。大人もたじたじになるでしょうが(実際、川野の父ちゃんはそうでした)、おいおい大丈夫? とやや心配になっちゃうのも確かです。
もちろん、相手のことを考えぬいて、どうしようもなくなってやってしまったことではありますが。もうわからないから、感じたことを素直に言うしかない、と追い詰められてしまったのですね。
そう、みんなそれぞれに問題を抱えています。フツーになれない人たちばかりです。
私はつい物事を斜に見てしまうのですが(年をくってるからだけでなく、たぶん昔から)、北川聖夜さまはとてもやさしいまなざしで物語を見守ってくださるので、いつもコメントに癒されています。ありがとうございます!
二人の会話シーン、崎里ちゃんの長台詞。
ふたりは年齢が離れていますが、まるで同じ舞台に立っているような不思議な心地がしました。
崎里ちゃんは、あの袴の彼をとても想っていましたし、川野くん、川野のお母ちゃんとも会って話をしていましたから……現代の川野のお父ちゃん発言を聞いていて、とても辛く感じたでしょうね。
それにしても、崎里ちゃん、大人より大人だなぁ😭
作者からの返信
ヒニヨルさま
こんにちは! 舞台のような雰囲気を感じ取ってくださり、嬉しいです (^^) 確かに、長台詞の応酬が続くこのあたりは、舞台っぽいかも、と思いました。
川野、川野の母ちゃん、そして父ちゃん。三人がそれぞれ思うところがあり、互いのことを想っていないわけでもないものの、父ちゃんは自分の中でそれをずっと否定し続けていました。﨑里ちゃんに指摘され、不思議なことに素直に自分の気持を見直すことができたようです。
﨑里ちゃん、いつのまにか、だれよりもずかずか、ずばずば、ものを言う女の子になっておりました (^^;)
コメントをありがとうございます!