男ん子が生まれとったら……。
凶器のような言葉ですね。おばあちゃんの想いは別にあるようですが、お父さんにそう思わせていたものは、と考えてしまいます。跡継ぎの観念、令和の今は薄れてきましたが、強迫めいて狂気のようなところも感じます。そのために親から離して養子にするって……。
お母さん、お辛かったでしょうね……。
作者からの返信
プラナリアさま
コメントありがとうございます。
このような男の子願望を始めとした男女の扱いの格差、さすがに令和の今はもうほとんどないだろう、と思っていたのですが、ちょっと調べてみると出るわ出るわ……。
その時は女子の理科嫌いの実態を調べる目的だったのですが、女の子は家から通える大学しか認めない、大学など行かなくてよい、女の子なんだから……と、自分の兄弟と明らかに異なる扱いをうけ、悩む女の子がたくさんいるようです。また、年齢が上がるにつれ女の子の理科嫌い割合が増える様子にも、周囲の圧力が強く推察されました。この差別は氷山の一角だと思われます。その時感じたもやもやを整理することなくぶつけてしまいました。
赤ちゃんの性別について、やっとの思いで授かった子に「女か……」はあまりにもひどい言葉ですよね。実際はこんなこと、ごくまれな例であることを祈ります。
なかなか授からなかったんですね。お父さんもお母さんも、辛い思いしてたんでしょうね。
ようやくんことで産まれてきてくれた裕佳子ちゃんに、聞こえてないつもりとはいえ……ねぇ。
酔って後継ぎが欲しいって、養子を反対されて、つい、って感じで本心ではないでしょうけども。(・_・;
作者からの返信
矢口こんたさま
こんにちはっ! 今日も朝から暑いです。
コメント、いつもありがとうございます。
結婚して十年以上も子供ができないとなると、お父さんもですが、お母さんのほうの焦りや不安は相当なものだったでしょうね。裕佳子のおばあちゃんはあの調子なので、子供はまだかと嫁いびりはしなかったと思いますが。
お父さん、明らかに、久しぶりの深酒でタガが外れかけています。お酒と口には気を付けなきゃ、ですね(誰が??)
裕佳子は気にならないと心の中で言っていますが、こういうささやかな出来事の積み重ねが、その人の人となりを作っていくんですよね。
あらら、お父さん少しデリカシーに欠けちゃいましたね^^; 久し振りのお酒も影響したのでしょうか。
日本でも不妊治療を保険適用するなどの動きもありますが、本当の大変さは女性にしかわからないのかもしれませんね(偏見)
あと前パートのお魚の話、初めて知りました!日本酒が呑みたくなりますねー!)^o^(
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは! コメントありがとうございます!
日本酒派ですか、焼酎も良いですよ、あ、でも、私はビールがいいなあ(<--いや、突っ込むの、そこじゃない……)。
魚介類、とくにちょっとした磯ものって、地域名が全然違いますよね。もちろん種類も地域差が大きいです。カメノテ(セイ)、おいしいので、食べる機会がもしあれば、どうぞお試しください。
お父さん、本当に酔ってやらかしてしまいました。ずっと引っかかっていたこととはいえ、裕佳子が聞く可能性のある場で言う話じゃないですね。
娘に対してもこんな調子なので、お母さんへの態度も推し量られます。
また新たな衝撃的な事実が!
性別、その子もそうですが、母親からしても「男の子じゃ無いのか」といわれるのは悲しいです(急にヒニヨル話になりますが、我が子がみんな女子なのです。明らかに男子が良かった感がみんなから溢れておりました💧女子であっても喜んではくれていましたけれどねッ)
そんな話をある時、某人にしたところ「俺なら男子を産ませてあげられるよ」ととんでもない事を言ってきましたが丁重にお断りをしました😅(笑)
医者という職業上、普通の人とは少なからず感覚が異なる事もあるのでしょうね。
作者からの返信
ヒニヨルさま
こんにちは!
このシーンは子供のいる方にはちょっと申し訳ないなあというところなのですが…… いまだにこの考えはなくなっていないですね、残念なことに。ヒニヨルさまは実際にその圧を感じ取るご経験をされたのですね (>д<) 辛い……
某人さま、近況ノート等でエピソードを興味深くうかがっております。おおう、男の子作ってあげるぜ発言もされていたとは! その自信の根拠は?
身の回りにいないタイプ(私の交遊関係が狭すぎるから、かもですが)なので、ますます気になる存在になってまいりました(笑)。
日常はその人の思考パタンと切っても切れない関係にあると思うのですが、お医者さんの日常は独特で、だから他の業種の人とはまた異なる感覚を持っていてもおかしくないと思っています。
今回もたくさんお読みいただき、素敵なコメントを残してくださり、どうもありがとうございました! またお越しいただけるのをお待ちしております!