【あとがき】「美郷さん」
こんにちは。石衣です。
『「美郷さん」』は、お楽しみいただけましたでしょうか。
ホラー未満な短編で、共幻文庫さんの短編小説コンテストに応募するためにつくった話でした。お題は幽霊だったかな、たぶん。
主人公の日野基緒は、ひのもとお、と読むのですが、嘘が絡む話なのでピノキオからつけました。
美郷さんの由来はまったく思い出せない……
小さい頃に親とか先生とか、友達でもいいんですけど、信頼を寄せる人からの言葉って、良いものも悪いものも後々残っていくもので、悪いものは思考や行動を縛る呪いになりかねんよなぁと思っています。
いや、悪くないものでも呪いになることもあるか。真面目だね、とかね。
それを解くにはどうすればいいんでしょうね。わからないので石衣にはたくさんの呪いがかかったままです。真面目に生きないといけない気がしているのに、時折真面目とはかけ離れた行動をとって、それをひどく後悔しちゃう。だから基緒も救われません、ごめんね基緒。
いっそ、新たに呪いをかけれたらいいんですけどね。あんまり辛くないやつ。それは呪いとは言わないか。
石衣が呪いに対して並々ならぬ思いを持っているのは、京極夏彦先生の影響だと思います。百鬼夜行シリーズが好きだった!
さて、それでは今回はこの辺で、また次話でお会いしましょう!
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